1つ孔と3つ孔と同じように、ウードにはロゼッタがあるものとないものがあります。もともとロゼッタを有するものが本来であり、ロゼッタ無しはかの有名なイラクのウード奏者ムール・バシールによって知られるようになったことが大きいです。バシール・タイプ以外でも最近ではロゼッタ無しのウードも増えてきました。
一方、親類楽器であるリュートは必ずロゼッタが付いています。あの楽器はウードとは異なり、響板にロゼッタを直接彫り込んでいるため、ロゼッタ無しにして後から付けるということは不可能です。
気になる音の違いですが、これまた実験するとよくわかります。
まずロゼッタ無しのウードを音出しし、次にサウンドホールの上からサイズが合うロゼッタをかぶせてマスキング・テープで貼り付けます。その状態で再度音出しして比較することができます。
ロゼッタ無しの状態で音を出すと、ギター的に直接音がボウル内部から放出されたような感じですが、ロゼッタを付けると、それによって内部からの音が拡散されるのか、ウード独特のややくぐもったような音色になります。
これまたサウンドホールの数と同じく、どちらが良いかは好みの問題で、優越ということではありません。
ただ、やはり3つ孔のように、ウードらしさ、と言う意味ではロゼッタ有りのほうがより正統派と言えるでしょう。
一方、親類楽器であるリュートは必ずロゼッタが付いています。あの楽器はウードとは異なり、響板にロゼッタを直接彫り込んでいるため、ロゼッタ無しにして後から付けるということは不可能です。
気になる音の違いですが、これまた実験するとよくわかります。
まずロゼッタ無しのウードを音出しし、次にサウンドホールの上からサイズが合うロゼッタをかぶせてマスキング・テープで貼り付けます。その状態で再度音出しして比較することができます。
ロゼッタ無しの状態で音を出すと、ギター的に直接音がボウル内部から放出されたような感じですが、ロゼッタを付けると、それによって内部からの音が拡散されるのか、ウード独特のややくぐもったような音色になります。
これまたサウンドホールの数と同じく、どちらが良いかは好みの問題で、優越ということではありません。
ただ、やはり3つ孔のように、ウードらしさ、と言う意味ではロゼッタ有りのほうがより正統派と言えるでしょう。