1a 栽培日誌

2019年から田舎で畑を始めました。のんびり生きるうえで、日々のやりがいを探しています。

雑草堆肥づくり ~後記~

2024年01月08日 | 堆肥づくり
~その後の雑草堆肥について~
自作した雑草堆肥は、菌の黒汁(好光性菌)という微生物液体資材を何度か散布し、放置していました。

特にカビに負ける感じもなく、こぼれ種で生えてきたキュウリの苗を植えてみたり、ミミズを投入するテストをしても、異常が起きないようなので
11月に 畑の土と市販の培養土と一緒に混ぜて、栽培に使用しました。(剪定枝などの硬いものは、まだ未分解だったため、ふるいにかけてやわらかい堆肥のみ使用)
案の定、雑草のタネは消滅しておらず、細かい雑草がたくさん生えてきました。
ですが、葉物野菜の種も発芽できたので、問題なく使用できております。
今までの畑の土と比べて、水持ちが良くなった感じがします。😊 

ちなみに、よくよく調べると、好気性発酵で高温が出る条件には、生の牛糞の使用や、撹拌(切り返し)の仕方や堆肥の材料が大量にないと80℃の高温など出ないらしく、
自分が作ったような少量で、植物だけの発酵では タネや虫の卵などを消滅させるような発酵熱は出せないということだった。だから50~60℃に発熱できたら発酵は失敗ではなかったのかも。
切り返しをすれば、発酵が完了する期間は短くなるが、切り返さず長期放置しても同様に堆肥にはなります。
春夏の雑草を冬に堆肥として使いたい場合には切り返しをし、翌年まで使用を待てるのであれば、切り返しなしの嫌気性発酵の方が楽といった感じでしょうか。

《+ 雑草堆肥を作る際の自分なりのまとめ +》
・一番生えてほしくないメヒシバがタネを持つ前の「お盆前までに刈った雑草」を材料にする。
・枝や落ち葉は入れない方が早く分解する。入れる場合には窒素分を補給して1年以上かかることは覚悟する。
・切り返しなしの嫌気性発酵をさせるために半年以上埋めておける場所を確保する。例えば通路を利用するなど。

「草は畑に埋めっちゃえ」って言われて、無知なばかりに闇雲に何でもかんでも埋め込んで、堆肥化もしてない土を作土にしたことで、2023年の栽培菜は失敗したものが多かった。主に葉物は宜しくなかった。
農家のおばあちゃん達は、簡単そうに話してくれるけど、どんな技術が隠れているのかは 失敗や実験なくしては理解できないものですね。

それでは、また。

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