切り裂きジャックという“現象”を題材に、英国ヴィクトリア朝時代の社会と
その暗部を魔術的に描破した傑作グラフィックノベル、『フロム・ヘル』。
その刊行が、いよいよ1ヶ月後の10月初旬に迫ってまいりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/11/420aac5478aba8c723faec4fde310eb3.jpg)
これにあわせて、版元のみすず書房では本作専用の公式HPを開設。
作中のカットを使った力作のトレーラームービー(これがすこぶるカッコイイ)も
こことYoutubeに投入されて、いつでも見ることができるようになりました。
動画革命東京も真っ青のプロモ攻勢っぷりからも、みすず書房(の担当者)の
本気ぶりがわかるというものです。
しかも公式HPから予約(要アンケート回答)すると、先着200名に「フロム・ヘル」の
オリジナル図書カード(500円分)までつくという太っ腹。
あまり大っぴらに使いたくない図柄はさておき、ここでもみすず書房(の担当者)の
意気込みが伝わってきます。
こんなに気合を入れてムーアを売ろうとがんばってる版元は、世界中を探しても
みすず書房くらいだけじゃなかろうか。
(ただし送料210円プラス代引手数料がかかるので、額面並みのお得感があるかは
ちと微妙ですが。あくまでムーアフリーク向けアイテムかな?)
それはともかく、この公式HPの記事がなかなかの読み応えアリ。
訳者の柳下氏による寄稿は『フロム・ヘル』という作品の概要を的確にまとめ、
さらには『ウォッチメン』との関係やムーアの作家像にまで言及しています。
“ムーアの言葉を借りれば「殺人を解決するために世界そのものを解決する」のである。”
(柳下毅一郎 「アラン・ムーアは世界を解く 訳者より一言」から引用)
ここまで書かれちゃったら、やっぱり読むしかないですよねぇ。
柳下氏の文章に続く『フロム・ヘル』の作品紹介では、本作の成り立ちや
その特異性、そして物語の裏に隠された意味や読みどころまでが簡潔かつ
丁寧に示されており、期待感をさらに高めてくれます。
記事の分量こそ多くありませんが、ムーアファンなら必読モノでしょう。
そしてこの公式HPに連動して、みすず書房スタッフによる情報ブログも開設。
こちらでは『フロム・ヘル』関連の販促イベント等について、随時お知らせが
掲載されるようです。
その手始めとして、まずはこんな情報が掲載されてました。
《ムーア&『フロム・ヘル』を語るトークイベント!》
“10月23日(金)にジュンク堂新宿店で、『フロム・ヘル』訳者の柳下毅一郎さんと
ライムスターの宇多丸さんが、ムーアの世界や『フロム・ヘル』について対談する
トークイベントが催されます。
=========================================
JUNKU トークセッション
2009年10月23日(金)18:30~
A・ムーア×E・キャンベル『フロム・ヘル』日本語版(みすず書房)刊行記念
柳下毅一郎(翻訳家)× 宇多丸(ラッパー)
『コミックで世界を解く──魔術師アラン・ムーアの世界』
鬼才ムーアの傑作グラフィック・ノベル『フロム・ヘル』の日本語版刊行を記念して、
訳者であり気鋭の評論家である柳下毅一郎氏と、
アイドル、映画など何を語らせても慧眼・妙句の人として
幅広い分野から注目されているトークの達人ライムスター宇多丸氏が、
アラン・ムーア、『ウォッチメン』、そして『フロム・ヘル』の魅力について語り尽くす。
ジュンク堂さんの告知ページはこちら
http://www.junkudo.co.jp/event2.html
☆ 会場…8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
☆ 定員…40名
☆ 受付…7Fカウンターにて。電話予約承ります。
(中略)
10月23日(金)のイベントでは、ムーアや柳下さんの頭の中にある
複雑な味のスープから、達人シェフたる宇多丸さんが
旨み極上のエッセンスを取り出して、
私たちにも味見させてくれるのではと期待が高まります。
予定の合うみなさんはぜひ、このすばらしい顔合わせをお見逃しなく!”
だそうですよ。
これは『ウォッチメン』のファンにも期待できるイベントになりそうです。
その暗部を魔術的に描破した傑作グラフィックノベル、『フロム・ヘル』。
その刊行が、いよいよ1ヶ月後の10月初旬に迫ってまいりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/11/420aac5478aba8c723faec4fde310eb3.jpg)
これにあわせて、版元のみすず書房では本作専用の公式HPを開設。
作中のカットを使った力作のトレーラームービー(これがすこぶるカッコイイ)も
こことYoutubeに投入されて、いつでも見ることができるようになりました。
動画革命東京も真っ青のプロモ攻勢っぷりからも、みすず書房(の担当者)の
本気ぶりがわかるというものです。
しかも公式HPから予約(要アンケート回答)すると、先着200名に「フロム・ヘル」の
オリジナル図書カード(500円分)までつくという太っ腹。
あまり大っぴらに使いたくない図柄はさておき、ここでもみすず書房(の担当者)の
意気込みが伝わってきます。
こんなに気合を入れてムーアを売ろうとがんばってる版元は、世界中を探しても
みすず書房くらいだけじゃなかろうか。
(ただし送料210円プラス代引手数料がかかるので、額面並みのお得感があるかは
ちと微妙ですが。あくまでムーアフリーク向けアイテムかな?)
それはともかく、この公式HPの記事がなかなかの読み応えアリ。
訳者の柳下氏による寄稿は『フロム・ヘル』という作品の概要を的確にまとめ、
さらには『ウォッチメン』との関係やムーアの作家像にまで言及しています。
“ムーアの言葉を借りれば「殺人を解決するために世界そのものを解決する」のである。”
(柳下毅一郎 「アラン・ムーアは世界を解く 訳者より一言」から引用)
ここまで書かれちゃったら、やっぱり読むしかないですよねぇ。
柳下氏の文章に続く『フロム・ヘル』の作品紹介では、本作の成り立ちや
その特異性、そして物語の裏に隠された意味や読みどころまでが簡潔かつ
丁寧に示されており、期待感をさらに高めてくれます。
記事の分量こそ多くありませんが、ムーアファンなら必読モノでしょう。
そしてこの公式HPに連動して、みすず書房スタッフによる情報ブログも開設。
こちらでは『フロム・ヘル』関連の販促イベント等について、随時お知らせが
掲載されるようです。
その手始めとして、まずはこんな情報が掲載されてました。
《ムーア&『フロム・ヘル』を語るトークイベント!》
“10月23日(金)にジュンク堂新宿店で、『フロム・ヘル』訳者の柳下毅一郎さんと
ライムスターの宇多丸さんが、ムーアの世界や『フロム・ヘル』について対談する
トークイベントが催されます。
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JUNKU トークセッション
2009年10月23日(金)18:30~
A・ムーア×E・キャンベル『フロム・ヘル』日本語版(みすず書房)刊行記念
柳下毅一郎(翻訳家)× 宇多丸(ラッパー)
『コミックで世界を解く──魔術師アラン・ムーアの世界』
鬼才ムーアの傑作グラフィック・ノベル『フロム・ヘル』の日本語版刊行を記念して、
訳者であり気鋭の評論家である柳下毅一郎氏と、
アイドル、映画など何を語らせても慧眼・妙句の人として
幅広い分野から注目されているトークの達人ライムスター宇多丸氏が、
アラン・ムーア、『ウォッチメン』、そして『フロム・ヘル』の魅力について語り尽くす。
ジュンク堂さんの告知ページはこちら
http://www.junkudo.co.jp/event2.html
☆ 会場…8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
☆ 定員…40名
☆ 受付…7Fカウンターにて。電話予約承ります。
(中略)
10月23日(金)のイベントでは、ムーアや柳下さんの頭の中にある
複雑な味のスープから、達人シェフたる宇多丸さんが
旨み極上のエッセンスを取り出して、
私たちにも味見させてくれるのではと期待が高まります。
予定の合うみなさんはぜひ、このすばらしい顔合わせをお見逃しなく!”
だそうですよ。
これは『ウォッチメン』のファンにも期待できるイベントになりそうです。
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