Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

7.23『マイマイ新子と千年の魔法』ラストナイトin阿佐ヶ谷

2010年07月30日 | マイマイ新子と千年の魔法
7月23日。3度目のラピュタ阿佐ヶ谷、4度目の『マイマイ新子と千年の魔法』。

この日は友人の姫鷲さんを誘っての鑑賞でした。
ラピュタでは(いちおう)これがラストの上映ということもあり、定員50名の劇場内には
通路にまで臨時席が出るほどの盛況ぶり。
さらに上映後の回数調べでは、そのうち半数くらいが初めてのお客さんということでした。

ひょっとして私以外にも、ラピュタでの上映を見てもらいたくて仲間を誘ってきたという
リピーターさんたちが、かなりいたのかもしれませんね。
初見の姫鷲さんにも喜んでもらえたので、私もオススメしてよかったです。

そしてこれまで『マイマイ新子と千年の魔法』を応援してきた皆さんは、少しでも
こんな気持ちを感じたいからこそ、今でもずっとがんばっているのかもしれません。
まだファン歴の浅い私も、そんな気持ちの片鱗を感じさせてもらいました。

上映後はおなじみ宣伝担当の山本さんと片渕監督が、舞台挨拶に登場。

監督が手に持っているのが、防府市で発行された新子の特別住民票です。

アップだとこんな感じになってました。

実はこの日が一般配布の初日でしたが、ほうふ日報の「N田さん」こと縄田記者が
はるばる現地から持って来てくれたのでした。
こういう熱意こそ『マイマイ新子と千年の魔法』を支える原動力なのです!

さて、今回は主に片渕監督から、この作品を撮るために防府市までロケハンに行った時の
“ある体験”が語られました。

このロケハンは昭和30年当時の防府についてのイメージを捜しに行ったものですが、
このとき空を見て「あ、当時と空の雲は変わらないんだ」と感じたこと、そして現地で
偶然にも清原元輔の館と思われる遺跡の発掘現場に巡り合った事が、平安時代から
昭和30年代までを垂直に貫いて描かれる『マイマイ新子と千年の魔法』の世界観の
原点になっているとのことでした。

そして見上げると、空は今でも青く、雲も当時と同じような形をしています。
この空と雲は遠く防府へ、そして昭和30年代や千年前の時代へとつながっているはず。
こんなささいなきっかけと少しの想像力があれば、私たちはいつでも新子や貴伊子、
そして諾子たちに会いに行けるんだよ・・・と、片渕監督から教わった気がしました。

舞台挨拶のあとはロビーにて、スタッフとファンによるミニ懇親会がありました。
ラピュタ阿佐ヶ谷での最終上映、そして記念すべきDVDの発売日を記念して、
まずは片渕監督による発声で乾杯。

劇場で用意したビールの注がれたプラカップ一つ一つには、古参のマイマイ応援団である
ギムレットさんによって刷られた記念ラベルが貼られてました。

記念に思わず持ち帰ってしまった。ラベルのしわもいい思い出です。

その後は製作&宣伝スタッフにラピュタ阿佐ヶ谷の皆さん、そして劇中で重要な役どころを
なんと二つも演じられた喜多村静枝さんも登場してのあいさつタイム。
みなさんそれぞれに、作品に対する思いやこれまで苦労などを話してくれました。

最後は全員そろっての一本締めで、長いようで短かった楽しい時間は終了。

しかしアニメを見続けてもうずいぶん経つけど、こんな機会はなかったなぁ。
そういう場を用意してくれた方、そして一緒にそこにいた人たちに感謝です。
そして『マイマイ新子と千年の魔法』というすばらしい作品に出会わなければ、
こんなにすてきな経験はできなかったと思います。

結局この日は終電に間に合わず、姫鷲さんと二人で新宿にて飲み会&カラオケ。
3時間飲んで3時間歌うという、漢らしい充実した夜を過ごしたのでした。
・・・最後は全然童心に還ってませんが(笑)、そこはタツヨシのお父さんを偲んで
大人同士で呑みおうたんだと、そういうノリで見てやってください(^^;。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 劇場版『赤毛のアン グリー... | トップ | 「はやぶさ再突入カプセル」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿