6月28日までお台場の日本科学未来館で開催していた『ターミネーター展』に
行ってきました。
『T1』『T2』と続いた名シリーズの評価を一気におとしめた『T3』を見て以降、
「今後ターミネーターのシリーズは一切見ないぞ」と心に誓ったものですが、
今回の展示では実際に使われたプロップが見られると聞かされると、思わず
足を運びたくなる気持ちを抑えられませんでした。
ゆりかもめに揺られてお台場に着くと、入場口ではさっそくT‐600がお出迎え。

これってシュワちゃんの演じたT-800の先行機種なのですが、スクリーンデビューは
今回のT4からとなります。T-800より大柄で見分けやすいのが特徴だとか。
エントランスにはエンドスケルトンのヘッド部がずらりと並んでます。

・・・なんか未来派のお化け屋敷みたいだなぁ。
中に入ると、広い展示会場の中には懐かしのターミネーターズが並んでました。
さてまずは初代ターミネーター、T-800のエンドスケルトン。

鉄の骨格を持つ現代のフランケンシュタイン伝説は、ここから始まりました。
そのエンドスケルトンのあまり見られない背中側は、こんな感じです。

これは頭部のアップ。歯が人間とそっくりなのにご注目ください。

次はSFX映画史上にその名を刻んだ『T2』より、コナー親子を守るため
立場をがらりと変えて再登場したT-800です。

T-1000にメタメタにされた姿でM79グレネードランチャーを構える姿は、やはり
ズバ抜けてカッコよかったですね~。
私がシリーズ中で一番好きなのが、このT2でのシュワちゃんの雄姿です。
特にウィンチェスターを片手でブン回す姿には、めちゃめちゃシビれました。
液体金属のT-1000はさすがに展示できないので、次は『T3』に出てきた
女性型ハイブリッドタイプ、T-Xが登場します。

話のほうはアレでしたが、メカデザインのほうはなかなか秀逸。
女性的なしなやかさと爬虫類的な無機質さを併せ持つあたりは、従来型の
マッチョなターミネーターというイメージを覆すものがあります。
そのT-Xと激闘を繰りひろげるT-850を演じたのは、やっぱり
マッチョキャラの代名詞・シュワルツェネッガーなのでした。

でも『T2』のパペットと比べると、さすがに外見の精悍さがなくなってます。
非人間的な無敵キャラのシュワちゃんも、やはり老いには勝てない様子。
まあ製造元のスタン・ウィンストン工房の仕事が、それほどリアルなわけですが・・・。
実は個人的に一番驚いたのは、TVシリーズ『サラ・コナー・クロニクルズ』の
女性型ターミネーター、キャメロンのパペットでした。

DVDパッケージを模したパペットは、演じたサマー・グローの姿を
忠実にコピーしています。でも胸から下は・・・。

ヒト型の部分のリアルさと、そこからムキ出しになったメカの
ミスマッチ感には、思わずゾッとさせられました。

横顔だけを見ると、近くに寄っても生身の人間と思ってしまうくらいの
ナマナマしさです。よーく見ると、目の中の血管まで描き込んであるし。
そして『T4』では人型以外のターミネーターも多数登場します。
まずは『T3』で登場したT-1の改良タイプ、T-100。

なんか3Dロボットアクションゲーム「アーマードコア」のメカっぽいですね。
このくらいのうちは、まだ愛嬌のようなものも感じられるのですが・・・。
そしてこちらは新登場、バイク型の追跡マシン「モトターミネーター」です。

側面にヒト型のアームがついてたりして、ちとギーガー風だな・・・と思ったら、
隣のコーナーで上映してたスタッフへのインタビュー映像でMcG監督自身が
「今回のデザインではギーガーも意識している」とコメントしてました。
水中をくねくねと泳ぎ、頭部のアゴとドリルで攻撃するハイドロボット。

名前にターミネーターとつかないのは、ヒト型をしてないからかな?
一方、人間側の抵抗軍メンバーの衣装も展示されてました。
こちらは新たにジョン・コナーを演じた、クリスチャン・ベールの衣装。

よく見ると、ベースはB3ボマージャケットなのがわかります。
最後のコーナーではちょっとだけ、現実のロボットや人工知能の研究について
紹介されてました。
ここではヒトの外見と仕草を模したロボット「女性型アクトロイド」のデモ展示も
行われてましたが、完成品よりも目を引いたのはその腕パーツの展示のほうです。

これだけ見ると、本当に切り落とされた腕が動いてるみたい。
気持ち悪いな~と思う一方で、これが義手などに応用される可能性を考えると
マンガやアニメの世界がまさに実現するかもという期待感もわいてきます。
さて会場を出て物販コーナーをのぞいてみると、そこには「究極映像研究所」で
話題となっていた「ミニ・ジャイアント・トラやん」のフィギュアが展示中でした。

いやぁ、まさかこんなところでも売ってるとは思わなかった。
リベットのモールドもバッチリで、造型的にはよく再現できていると思います。
さすがに火炎放射機能はついてないようですが(笑)。
そして帰りにゆりかもめに乗車すると、車窓のむこうに見えてきたのは・・・!

1/1のガンプラ・・・ではなく、いまウワサの「お台場ガンダム」の姿。
こちらはさすがに、買えるヒトはいないよなぁ・・・いやいや、案外売れるかも!?
ちなみに姫鷲曹長(笑)の報告によると、今のところ高い位置からこの姿を撮れるのは
ゆりかもめの周辺くらいしかないようですね。
しかし、まさか日米の名だたるロボットを一度に見られるとは思いませんでした(^^;。
そういう意味では、いろいろと有意義な一日だったかも。
行ってきました。
『T1』『T2』と続いた名シリーズの評価を一気におとしめた『T3』を見て以降、
「今後ターミネーターのシリーズは一切見ないぞ」と心に誓ったものですが、
今回の展示では実際に使われたプロップが見られると聞かされると、思わず
足を運びたくなる気持ちを抑えられませんでした。
ゆりかもめに揺られてお台場に着くと、入場口ではさっそくT‐600がお出迎え。

これってシュワちゃんの演じたT-800の先行機種なのですが、スクリーンデビューは
今回のT4からとなります。T-800より大柄で見分けやすいのが特徴だとか。
エントランスにはエンドスケルトンのヘッド部がずらりと並んでます。

・・・なんか未来派のお化け屋敷みたいだなぁ。
中に入ると、広い展示会場の中には懐かしのターミネーターズが並んでました。
さてまずは初代ターミネーター、T-800のエンドスケルトン。

鉄の骨格を持つ現代のフランケンシュタイン伝説は、ここから始まりました。
そのエンドスケルトンのあまり見られない背中側は、こんな感じです。

これは頭部のアップ。歯が人間とそっくりなのにご注目ください。

次はSFX映画史上にその名を刻んだ『T2』より、コナー親子を守るため
立場をがらりと変えて再登場したT-800です。

T-1000にメタメタにされた姿でM79グレネードランチャーを構える姿は、やはり
ズバ抜けてカッコよかったですね~。
私がシリーズ中で一番好きなのが、このT2でのシュワちゃんの雄姿です。
特にウィンチェスターを片手でブン回す姿には、めちゃめちゃシビれました。
液体金属のT-1000はさすがに展示できないので、次は『T3』に出てきた
女性型ハイブリッドタイプ、T-Xが登場します。

話のほうはアレでしたが、メカデザインのほうはなかなか秀逸。
女性的なしなやかさと爬虫類的な無機質さを併せ持つあたりは、従来型の
マッチョなターミネーターというイメージを覆すものがあります。
そのT-Xと激闘を繰りひろげるT-850を演じたのは、やっぱり
マッチョキャラの代名詞・シュワルツェネッガーなのでした。

でも『T2』のパペットと比べると、さすがに外見の精悍さがなくなってます。
非人間的な無敵キャラのシュワちゃんも、やはり老いには勝てない様子。
まあ製造元のスタン・ウィンストン工房の仕事が、それほどリアルなわけですが・・・。
実は個人的に一番驚いたのは、TVシリーズ『サラ・コナー・クロニクルズ』の
女性型ターミネーター、キャメロンのパペットでした。

DVDパッケージを模したパペットは、演じたサマー・グローの姿を
忠実にコピーしています。でも胸から下は・・・。

ヒト型の部分のリアルさと、そこからムキ出しになったメカの
ミスマッチ感には、思わずゾッとさせられました。

横顔だけを見ると、近くに寄っても生身の人間と思ってしまうくらいの
ナマナマしさです。よーく見ると、目の中の血管まで描き込んであるし。
そして『T4』では人型以外のターミネーターも多数登場します。
まずは『T3』で登場したT-1の改良タイプ、T-100。

なんか3Dロボットアクションゲーム「アーマードコア」のメカっぽいですね。
このくらいのうちは、まだ愛嬌のようなものも感じられるのですが・・・。
そしてこちらは新登場、バイク型の追跡マシン「モトターミネーター」です。

側面にヒト型のアームがついてたりして、ちとギーガー風だな・・・と思ったら、
隣のコーナーで上映してたスタッフへのインタビュー映像でMcG監督自身が
「今回のデザインではギーガーも意識している」とコメントしてました。
水中をくねくねと泳ぎ、頭部のアゴとドリルで攻撃するハイドロボット。

名前にターミネーターとつかないのは、ヒト型をしてないからかな?
一方、人間側の抵抗軍メンバーの衣装も展示されてました。
こちらは新たにジョン・コナーを演じた、クリスチャン・ベールの衣装。

よく見ると、ベースはB3ボマージャケットなのがわかります。
最後のコーナーではちょっとだけ、現実のロボットや人工知能の研究について
紹介されてました。
ここではヒトの外見と仕草を模したロボット「女性型アクトロイド」のデモ展示も
行われてましたが、完成品よりも目を引いたのはその腕パーツの展示のほうです。

これだけ見ると、本当に切り落とされた腕が動いてるみたい。
気持ち悪いな~と思う一方で、これが義手などに応用される可能性を考えると
マンガやアニメの世界がまさに実現するかもという期待感もわいてきます。
さて会場を出て物販コーナーをのぞいてみると、そこには「究極映像研究所」で
話題となっていた「ミニ・ジャイアント・トラやん」のフィギュアが展示中でした。

いやぁ、まさかこんなところでも売ってるとは思わなかった。
リベットのモールドもバッチリで、造型的にはよく再現できていると思います。
さすがに火炎放射機能はついてないようですが(笑)。
そして帰りにゆりかもめに乗車すると、車窓のむこうに見えてきたのは・・・!

1/1のガンプラ・・・ではなく、いまウワサの「お台場ガンダム」の姿。
こちらはさすがに、買えるヒトはいないよなぁ・・・いやいや、案外売れるかも!?
ちなみに姫鷲曹長(笑)の報告によると、今のところ高い位置からこの姿を撮れるのは
ゆりかもめの周辺くらいしかないようですね。
しかし、まさか日米の名だたるロボットを一度に見られるとは思いませんでした(^^;。
そういう意味では、いろいろと有意義な一日だったかも。
>女性型ターミネーター、キャメロンのパペットでした。
「人形遣いみたい」と思ったのは私だけб(^^;?
「クロニクルズ」はちらっとみましたが
サラの吹替えが"ブラックスワン"だった(笑)。
五十嵐麗さん、白鳥役がとてもよかったので
これから強くセクシーなヒロイン役が増えるかも。
>「人形遣いみたい」と思ったのは私だけб(^^;?
あ、そういえばそうですねぇ。
ちなみに映画のT4も最近見てきたところですが、
こちらにも日本アニメの影響がちらほら見えてたような。
特にスカイネットにアクセスするシーンは、どこか
攻殻SACの電脳空間内を思わせるものがありました。
中身についても、なかなかがんばってつくってたと思います。
>「クロニクルズ」はちらっとみましたが
>サラの吹替えが"ブラックスワン"だった(笑)。
なるほど、それで「昔オトコとなんかあった?」という話に
つながるわけですね(そうじゃないって)。
ガンダムが撮れる時間なんて数秒しかないのに、ずいぶんイイ感じで撮れていますね~。青さんGood jobです。
ニチレイさんはホントにいい位置を押さえてますね(笑)。
野球で言うとバックネットの広告みたいなモンですから。
金額に換算するといくらくらいになるのかな?
そのうちホントにタイアップ商品とか出ちゃうかも。
>青さんGood jobです。
チャンスに弱い私ですが、今回はカメラマン生命をかけて
がんばって撮りました(^^;。
これを撮ったのは帰りの車中ですが、行きのときに
「お、ガンダム立ってるやん!」と気づいてから
帰りにどうやって撮ろうかと、ずっと考えてました。
この角度で撮れるのはホントに一瞬だけですから、
ゆりかもめに乗ったら速攻でドアに貼り付いて、
デジカメの電源入れっぱなしでがんばりましたよ(笑)。
姫鷲さんに褒めてもらって、苦労が報われた気がします。