パスタ ～恋が出来るまで～ １話

「九尾狐」つながりノ・ミヌ君出演ということで観てみました。

が、第１話にはミヌ君出てきません。

主人公はイタリア料理店「ラ・スフェラ」の見習い３年目　ソ・ユギョン。
明日からはとうとう念願のフライパンを持てる！という日に、
金魚が縁で、とある男性と出会います。
デートに誘われ、OKしてしまった後、彼が職場の新人だと発覚するのですが……。

助手だと思っていた彼は、新しい上司チェ・ヒョヌクシェフだと判明。
それもどーやら訳ありの女嫌い。
ナンバー2のスーシェフにまで厳しい指導で怒鳴りまくり、
ミスをした女性シェフを次々に解雇していくのでした。

煮立った油に氷を放り込み、調理場に油の雨を降らせたユギョンは
当然クビを言い渡されるのですが、
最初から計画されていたらしき女性シェフ全解雇に納得がいかないユギョン。
デートの約束をした横断歩道の真ん中で怒り心頭の彼女。
ところがどっこい、シェフはにっこり笑って
「俺とつきあおう」
と言い放つのでした。
どーする？どーなる？がんばれ！金魚ちゃん！

はい、そんなわけでミヌ君出てきませんが、

とってもおもしろいです。

出会いのきっかけ、金魚エピソードが思いのほかいい！



初対面のふたりが近づくための小道具としてなかなかロマンチック。
ユギョンが恋愛慣れしてない感じが初々しいね。
シェフは百戦錬磨っぽくて大人～な感じがいいなぁ。
「迷ってるのか？最初は断れよ」
というのは韓国恋愛事情のお約束のようで、気に入っていてもまずは断るのが
女性の作法だそうです。（とあるエッセイ本に書いてあった。）

後々の展開にかかわるこの金魚エピはなかなかいいスパイス。
ビスコは

「この男はなんて金魚に詳しいんだ……」

とか思いながら観てたよ。「メスだってなんでわかるんだろう？」とか。パボや……。

あと好きだったのは、ユギョンが大失敗する一連のシーン。
スローモーションがいい感じに使ってあって、音楽ともあいまって楽しい。
しかもとっさにユギョンに覆いかぶさって油から守ってあげるシェフが
カッコ良すぎ。
漢（おとこ）だな！



ストーリー的には、
「あのたまご屋さんの問題は尾をひくだろうなぁ」とか
「サボテンの君はだれなのかなぁ」とか
「あのソンニム（お客さん）は重要キャラだよなぁ」とか
先々の楽しみがありそうな感じ。

とにかく全編シェフの俺様っぷりがサイコー！
そんなシェフにぶんぶん振り回されるチェギョンの困惑ぶりもかわいい

シェフの声が低音でとっても素敵なので、ぜひ韓国語で観てね。

追記：韓国語の勉強のつもりで観ていても超初心者に聞き取れるのはこのくらい。



スターシェフ　オ・スヨンさん（この人も重要人物）のサイン会で
ソンニムが話しかけるところ。

「男が好き？料理が好き？」
字幕では「男は嫌い？」
吹き替えでは「男と料理、どっちが好き？」
微妙なニュアンスだけど吹き替えのほうがいい感じかな。