いまさら韓ドラ!

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アラン使道伝★18

2014年11月28日 | アラン使道伝
〈あらすじ〉

突然役所に乱入してきたのは、観察使であった。
ウノを、府使の立場を利用した謀反の罪で逮捕するという。
トルセも同じく引っ立てられ、ふたりは投獄されてしまった。
ウノもわかっているとおり、すべてはチェ大監の差しがねだ。

アランはムリョンと洞窟で相対した。
「使道の母上が望んだことはなに?」
「チェ大監への復讐だ」
「なのになぜじいさんは生きてるの?」
「望んだのは死ではなく、己の前に這いつくばらせ、屈辱の人生を送らせること。
すでに奴は手の内にあったゆえ、ただ体に入るだけでよかったのだ」
「そんな理由で体を差し出すはずないわ……」
「お前はどんな理由なら体を渡せる?言ってみよ。
復讐か?それとも、愛するものを守ること?言うがよい。どんな理由なら自分を捨てられる?」
「わたしは……」
口ごもったアランは、立ち上がり、その場を去った。
ジュワルが必死で彼女にすがる。
「アランさん、わたしが以前言ったことを忘れないでくれ」
彼は確かに言ったのだ。
けして、どんなことがあっても自分を投げ出さないと誓ってほしい、と。
「あなたは、なぜあんな女と一緒にいるの?」
アランは怒ったように言うと、そのまま行ってしまった。

チェ大監は獄のウノのもとへやってきた。
アランの正体を知っている、と挑発し、母と祖父を侮辱して高笑いの大監だ。
役所へ戻ったアランは、事態を聞いて驚いた。
牢の中をのぞくと、ウノとトルセが捕まっている。
「巫女の家に行っていろ!」
女たちは身を寄せ合った。

村にはウノが謀反の罪で捕まったと貼り紙が出された。
皆は信用していないが、騒いで使道の立場がますます悪くなることを恐れた。
裁きの場に、ウノとトルセが引き出されてきた。
村人をはじめ、アラン、巫女、そしてジュワルが成り行きを見守っている。
チェ大監と通じている観察使が、ウノの罪を取り調べようという。
「無実の者を捕まえて断罪するのがこの国の法か!」

ウノにかけられた嫌疑は、卑しいものたちを羅卒に取り立て訓練し、
朝廷を侮辱し、反乱を起こそうとした、というものである。
もちろんウノは否定するが、トルセを将に任命したことが仇となってしまった。
自分の出自の卑しさをあげつらわれ、ウノは忸怩たる思いである。
「おとなしく罪を認めれば命はたすけてやる」
アランは黙っていられない。しかし、ここはウノのために耐えなければ。
ウノは、意地でも罪を認めなかった。

すると、大監がアランを引っ立てた。
「こやつの邪悪さを見せてやろう!」
アランが幽霊だと断じ、切り殺そうとするチェ大監。
殺しても死なないアランを見せてやろうというのだ。
「やめろ!」
ジュワルも思わず飛び出すが、手が出せない。
「待て!すべての罪を認める!」
ウノはアランを助けるため、とうとうありもしない罪を認めてしまった。

役人たちは大慌て。
急ぎ、ウノの父であるキム大監に助けを求めた。

翌日、白州に引き立てられチェ大監に足蹴にされるウノ。
そこへ、父であるキム大監が現れた。
権力を笠に着て、キム大監までも嘲笑するチェであったが、
キム大監は王命を携えていた。

王命により、ウノは晴れて無罪放免となった。
彼の業績を認め、くだされた王命に、ウノは涙を流した。
しかしここからが、正念場である。
悪事を働いて私腹を肥やしていたチェ大監を捕えるのだ。

大監は無事つかまり、ジュワルは誰もいない屋敷にいた。
ウノはジュワルと話し、アランがムリョンと会ったことを知る。
自分のために体を投げ出そうとしているアランを諭すウノ。
しかしアランもよく考えたのだ。
自分を刺したのがウノの母だと知って、わかった。
真実なんて無意味だ。ウノの母上を助けることが、自分のなすべき行いである、と。
「お願いよ、使道。使道のためになにかさせてほしいの」
「おまえは今、俺がどんなにみじめな気持でいるかわかるか?
そんなことを望むとでも思っているのか?」
ウノは怒って、部屋を出て行ってしまった。

しかし、ウノの母上を救い、アランを天上に送るよい方法がどこかにあるのだろうか?

夜中、アランは、ジュワルにあてて書をしたためると、
台所へ行って食事をこしらえた。
ウノに食べてもらいたくて、用意したのだ。
「使道の言うとおりにするわ。よく考えたらバカだった。たくさん食べて」
ウノはしあわせそうに、箸を動かした。

アランは、使道にあてても手紙を書いていた。
巫女が届けた手紙には、アランの気持ちがつづられていた。
ふたりですごした、夢のような時間。
わたしを大事に思ってくれてありがとう。大事だと思わせてくれてありがとう。
忘れてなんて言わないわ。わたしを覚えていて。アランという名を。
使道、愛してる。

アランはジュワルとともに、ムリョンのもとへ赴く。
「そなたは本当にわたしなど眼中にないのだな。
わたしの気持ちを知りながら、こんなことを頼むなんて……」
「若旦那の気がすすまないなら一人で行くわ」
そう言って歩き出したアランを引き寄せ、抱きとめたジュワルは思い出した。
自分をかばって刃に倒れた娘、イ・ソリムのことを。
そしてアランこそが、イ・ソリムであることに気が付いたのだ。

アランは、覚悟を決めてムリョンの洞窟へ入る。
ウノはアランを止めるために、ひた走っている。

(つづく)

まぁ……なんつーか、
チェ大監がやっと捕まってよかったね、と。

このおじさん、あの時殺しちゃってもよかったんじゃないの?
ほら、あの「元気になるお札」みたいなのあげた時よ。
あれは真っ赤な嘘で、実は毒薬札だと思っていたのになぁ。
若旦那で、後継ぎであるジュワルがいるわけだし、もうじいさん用済みだと思っていたのに
ムリョンは馬鹿正直に治療札をあげちゃったんだよね。
ウノオンマの願いが、殺さず服従させて生かすことだったからかもしれないけど……。

キム大監も大急ぎでかけつけて、しかも王命までもらってきていて、
この父子の関係はまったく問題ない。
ぜんぜん描かれることはなかったけれど、
キム大監はウノオンマのためにチェ大監を左遷してやったし、
息子は大事に育ててやったし、愛情深い男であったんですな。
復讐に取りつかれちゃったお母さんだけが問題だったわけだ。
なんか本当に気の毒な父子だなよ。

でもね、いろいろあったおかげで、
ウノはちゃらんぽらんな生活から足を洗い、
使道として王に認められ、村人に慕われ、立派な人になることができた。
の子だとさげすまされてきた自分の人生を、
よりよいものに変えることができたのです。
あの涙は、そういう感動の涙だったと思うなー。

惚れた女を犠牲にして母親を助けたって嬉しくない使道。
どっちにしろ一緒にいられないんだから、せめて彼のために何かを残してあげたいアラン。
なんか今更、惚れた女がイ・ソリムだったと思い出しちゃったジュワル。

どうなるんですかね?
ジュワルが犠牲になって、なんかうまくいっちゃうミラクル?

今回は、特に細切れのシーンが多かった印象。
トルセや巫女のことも気にはなるけど
ちょっと散漫な印象だったな~。

何度も何度もあの洞窟に通うアランも無防備すぎて気になるし、
なんかビジュアル的な派手さが足りない。
もっとドカーン!と、何かが起こってほしいところです。
今回はウノの救済回だったので良しとするかな~。

もうすぐ物語も終わりだものね。
みんなにしあわせな結末を用意してあげたいよ。


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