いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

根の深い木 第10話

2014年04月16日 | 根の深い木
この衝撃の10話に関しては、あとで……
あとでちょっと書かせていただきます……。

とりあえずあらすじだ!
今回あらすじか?ってほど長いけど、ごめんね。

《あらすじ》

カリオンは、チェユンの目の前で打ち据えられ、捕らわれていった。

王は、カリオン捕縛の一報を聞き、動揺する。
ナム家侵入を疑われた時刻、カリオンはソイから王命を告げられていたのだ。
彼の無実は明らかなのだが、それを証言しようとすれば、
秘密計画の一端が白日にさらされてしまう。
それだけは、なんとしても避けなければ……。

チェユンは、カリオンの住居侵入がムヒュルの命令だと聞き、
ますます彼の無実を確信した。

カリオンは、チェ・マルセン直々に取り調べを受けていた。
12才の頃、父に泮村へと預けられた。
父は盗賊の矢に蜂の巣にされ、死んだ。
遺体を弔うこともできず、臨終にも立ち会えなかったことを嘆くカリオン。
マルセンはカリオンが、密本の使い走りにされたのだと考えている。
「いったい誰が、お前に強要したのだ?」
その取り調べの様子を、右議政がそっと見つめていた。

右議政イ・シンジョクは執務室に戻り、驚愕する。
机上には、密本から24年ぶりにもたらされた指令書が置かれていた。
「カリオンを救い出せ」
書状には、本元チョン・ギジュンの名が記され、印が押されていた。

シム・ジョンスは、自分に知らせずヘガンと連絡をとったトダム行首を問い詰めていた。
ジョンスへついた尾行を警戒した行首の判断であったが、
ないがしろにされたと思うジョンスは納得がいかない。
しかし、その怒りも、行首の驚くべき発言により緩和された。
とうとう、本元チョン・ギジュンが姿を現すという。
「ナム・サチョルとカリオンの件は、密本とは無関係だというのか?」
「はい」
「今後、わたしに隠し事をすれば即刻首をはねるぞ」
ジョンスは行首に警告をし、宮廷に戻っていった。

カリオンが犯人でないとしたら、脅迫事件の犯人は誰か?
王は憶測を巡らせるが、結論は出ない。
ナム・サチョルの世論調査を妨害し、カリオンに濡れ衣をきせ動きを封じる?
密本のしわざにしては妙である。
そもそも密命に気付いたのなら、カリオンから聞き出せば良いものを。
どうにも腑に落ちない。いったい、誰が?なんのために?

チェユンは、密かにカリオンに接触した。
容疑のかかった夜半11時頃、カリオンは泮村の自宅に戻っていた。
アリバイを証明する者は、いない。
しかし、チェユンはカリオンの様子から、彼が嘘をついていることに気付く。
「誰だ?誰が一緒にいたんだ?命が惜しければ言え!」

「女官の、ソイ様です……」
カリオンは、ソイから王命を受けたことを告白した。
思わぬ事実におどろくチェユン。
「王命?どんな命令なんだ?」

チェユンがカリオンの無実を信じ、潔白を証明しようとしていることをきいた王は、
ソイに命じてチェユンと接触させた。
もちろんチェユンも、ソイの口から事実を聞き出すつもりである。
ふたりは紙を挟んで向き合い、正面から見つめ合う。
「カリオンといたのは事実だが、証言はできない。
俺に無実を証明しろと?
証明できなければ、やつは死にます。いいのですか?」
あの晩のことは、国家の重大事。けして証言はできない、と書くソイ。
「たった一度でも、カリオンの命について考えたのですか?
汚名を晴らせ?
カリオンのためではありませんね?
国家の重大事とやらのクソのために、卑しい者の命が必要なんだ」
チェユンは軽蔑の色を隠さない。
「感謝すべきなんでしょうね?見殺しにするよりはマシだ」
ソイは、チェユンの侮蔑に満ちた視線をまっすぐに受け止める。
(酸棗仁とエゴノキのことをおたずねでしたね。
幼い頃、わたしの稚気で父と大切な人を失いました。
王様のご命令はわたしにも関わりがあるのです。
わたしも苦しみから解放されたい。生きたいのです。
わたしとカリオンの命、そして大義が、あなたにかかっています。
お助けください……)
ソイは手をつき、深々と頭を下げた。
チェユンは、並々ならぬ想いでこうべを垂れるソイを見つめている。
そしてそれ以上なにも言うことはできず、彼女の願いを受け止めるのだった。

ソイは王のもとへ戻り、たずねた。
(なぜ、あの者を?助けを求めた理由をきかれました。
大義のためか、カリオンの命のためかと)
王は静かに語る。
「王座に就いた頃、大義があれば何事もなせると皆がいった。
しかし、わたしの大義に向かって、あるものがクソ食らえと言った。
それがカン・チェユンだ。
余がもっとも恐れ、もっとも信頼する者だ。だから選んだ」
王の計画の最後の判官は、カン・チェユンだ。
王からもっとも遠い存在。

チェユンは泮村で、カリオンの無実を証明しようと目撃者を探す。
「本当にいないのか!見たものも、聞いた者も、誰もいないのか!」
チェユンの声に絶望がにじむ。
と、ある証言が得られた。
その晩そこにはいなかったはずの牛の鳴き声を聞いたと。
チェユンはそこから推測し、声帯模写の男が何かを見ているはずだと見当をつけた。
案の上だ。彼は、カリオンの家に入る、ふたりの男を見たという。
時間差でふたり。確かな手がかりに、チェユンは手応えを得た。

王は、サンムンとペクチュンに文字の説明を始めた。
発音による分類。簡略化された記号。
言葉に次第に熱がこもる。
まるで子どものように目を輝かせ語る王の姿を、ソイは見つめている。
(あえて苦難の道を歩まれるのですね。わたしは王様のなさることを信じています。
きっとカン・チェユンも信じるでしょう。恐れないでください……)

チェユンは、マルセンのもとへ報告に走った。
しかし、男が目撃した両班とは、マルセンのことだったのだ。
「わたしも二人目の男を見た」
「おそらくその男が、刀を持ち去ったのです」

サンムンとペクチュンは、王の文字がまだ未完成だと指摘した。
王もそれをわかっていて、そのために密命を出したという。
それが、カリオンに出した王命の中身であるのだ。

この事件で、一番得をするものは誰か?
マルセンとチェユンは考える。
世論調査が行えず、税制改革がなされないとすれば、得をするのは士大夫だ。
すべての士大夫は改革に反対しており、人物を特定するのは困難である。
では密本は?密本は得をするのか?

「密本は、実在するのですか?」
ペクチュンは、王に問いをぶつけた。
「密本は、実在する」
「ではあの噂は本当ですか?先王がシム・オン様やチョン一族を粛正したのは密本のためだと?」
「いや、少なくともシム・オン様は密本などではない」
そういって王は、はたと気付いた。自分は父と同じように考えていた。
そもそも、質問が間違っていたのだ。
「誰かおるか!カン・チェユンに会いに行くぞ!」

チェユンは王の前にひざまづいている。
「この事件で利益を得るのは士大夫全体ゆえ、わからぬとな?」
「はい、王様」
「では、もっとも利益を得るのものはだれだ?」
「それは……」
「人が動くときには、4つの理由がある。〝恐〟〝望〟〝痛〟〝楽〟だ。
たとえば恐怖。人は危険を回避するとき、非常識な行動を取る。
時には捨て身で死力を尽くすのだ」
「はい、長らく戦場に身を置きましたので、よくわかります」
王はうなずいた。
「恐怖を読めるか?」
チェユンにとって意外な質問だった。
「読めるであろうな。父を理不尽に殺した世間に恐怖を感じるといっていた」
王の真意は何だ?

ムヒュルは、王とチェユンの謁見の際、5歩も離れて立っていたことを王に責められる。
注意が足りぬと叱られて、3歩以内にいるようにいい含められた。
「チェユンは余の言葉を理解しただろうか?」
「な、何のお話しでしょうか?」
「はっ、お前も余の言葉が理解できなかったのか?難しくいいすぎたか?
カン・チェユンには伝わっただろうか……」
ムヒュルは王の謎めいたもの言いに、目を白黒させている。

チェユンは、ナムの屋敷に調査に出かけた。
仮面の男が出入りした様子はみじんもない。
質問を続けるうち、ナムの落ち着かない様子に気付いたチェユンは、一計を案じる。
パクポとチョタクを巻き込んで、一芝居うってやるのだ。

三人はいくぶんわざとらしい演技ながら、
カリオン宅に忍び込んだ賊の人相書きが出たという芝居を信じ込ませることに成功。
そこへマルセンが「本当か?」と言いながら入ってきたので、三人は慌てて退去した。
いぶかしむマルセンだったが、ナム家の男にどこか見覚えがある。
あれはあの夜の?
マルセンも口実をつけて、ナム家を辞した。

泮村では、行首とユン・ピョン、そして両班崩れといわれていた男が、密会していた。
都に定武軍が入るといっている。
「明日が決行日だ」
「今夜中に符丁をまきます」
シム・ジョンスもあずかり知らぬところで、密本の計画が進められているようだ。

都では、様々な方法である符丁が記されていた。
間者たちが砂で、木の枝で、ある記号を書いてゆくのである。
その中のひとりが、太平館のキ・ジョエンに捕まった。
拷問の寸前、偶然館を訪れていたシム・ジョンスは、この捕虜を助ける。
そして再現された符丁を見ると、目の色を変えた。
これはゆゆしき事態だとみてとったのだ。
ジョンスはすぐさま、泮村へと向かった。

夜道をカン・チェユンが急いでいる。
その彼を、ナム・サチョルが呼び止めた。
チェユンの腰には、目撃者が描いたという人相書きがある。
それを取り上げようと刺客を放ったナム・サチョルは、続いて現れたマルセンらに捕縛された。

すべてはナム・サチョルの自作自演だったのだ。
王はその報を聞いて、驚くと同時に、カン・チェユンの洞察力に舌をまいた。
なかなかに頭の切れる男だ。
王の言葉に隠された意図を見抜けなかったムヒュルは立場がない。
カリオンも、最後まで密命を明かさなかった。
「信用できる。すべてを任せてもいいかもしれぬな」

カリオンは、釈放された。
潔白を信じ、証明してくれたチェユンに心から感謝し、帰って行くカリオン。
「オヤジの姿を重ねたか?」
チョタクに言われて、ふと昔のことを思い出す。
「そんな話はやめろ」
チョタクは、引き出しに古い紅入れを見つけた。
ふざけて紅を塗られたチェユンは、タムとの思い出を噛みしめている。
表では、子どもがケパイとしりとりをしていた。
タムともこうしてしりとりをしたっけ。
なぜか今夜は、古い思い出ばかりが蘇ってくる。

シム・ジョンスは、大声でユン・ピョンを呼んだ。
瞬時に彼の目の前にユン・ピョンが現れる。
その彼を突き倒し、ジョンスは声を荒げた。
「わたしに報告もなく定武軍を都に入れたのか!
お前と行首はわたしを軽んじた。刀を抜け。礼儀を教える」

その頃、晴れて無罪放免となったカリオンは、右議政につかまっていた。
チョン・ギジュンからの命令書。
カリオンを救え。
「お前が密本の手下でなければ、なぜこんなものが?」
刀で脅されて、カリオンは恐怖にふるえた。

シム・ジョンスとユン・ピョンは戦っている。
ジョンスの腕も相当なもので、怒りのままにふるった剣は
ユン・ピョンを傷つけてしまいそうだ。
そこへ行首が止めに入った。
「刀をおさめてください。ご説明いたします」

カリオンは、右議政に人払いを頼んだ。
「話す気になったか。それでよい。
お前のような卑しい白丁は、100成功したとしても、1失敗すればおしまいなのだ」
右議政の言葉に、カリオンはこたえる。
「ではふたつのうちひとつは成功したものの、
もうひとつを失敗した者はどうしたら?」
「何の話だ?」
「たとえをあげるなら」
カリオンの表情が変わってゆき、右議政はたじろぐ。
「朝廷の重鎮となれという指令は果たしたが、」
24年ぶりに下った本元の命令を軽んじた密本の一員はどうすべきか!」

いまやカリオンはすっくと立ち上がり、卑屈な様子は微塵もない。
「お、お前は何者だ?!」
これまでのカリオンの言動と、チョン・ギジュンの言動がリンクする。
「ま、まさか……」

「カリオンが本元です」
行首の言葉に、シム・ジョンスは、一瞬反応できない。
「本元を助けるために、軍を出しました」
「今、なんと言った?」
「白丁のカリオンが、チョン・ギジュン様です」
あまりの驚きに、刀を取り落としてしまうジョンス。

「活字が燃えて宮廷に血が流れたろう?
次の命令を待て。イ・シンジョク」
そう言ってカリオンは出ていった。
(イ・ド、お前は何もできない)
しかし、その王はカリオンに絶対の信頼を寄せ、
今からカリオンに会いに行こうと、ムヒュルと一緒に歩いているのだ。

(つづく)


なんですとー?!

もうこだまになる勢いで叫びましたですよ。

な、なんですとー?!
あのカリオンが本元(ボノン)?!チョン・ギジュン?
マジですかー!


この人がボノンだとは!自分の手で検死してたのに!

ソイとチェユンのやりとり、
タムのことを思い出すチェユンの心……。
しんみりしたわたしの心は一気にひっくり返りましたね。

もうこの人たちの初恋うんぬんなんかどーでもいいですよ!←暴論

だってカリオンが密本の首謀者だったなんてー!
右議政イ・シンジョクも腰が抜けたに違いない。

しかしなるほど……。
昔、浅はかな考えで知恵をひけらかし、家族を殺されたというのは、
あの科挙の話だったんだわ。

父親はヤマアラシみたいに矢を射込まれて死んだというのは、チョン・ドグァンの
死にざまのことだったんだわ。
一瞬、これを聞いたとき、あのお供の息子なのかと思ったのですが、
「父親の死に目にあえなかった」という点がひっかかっていたのよ。
そう、そうよね?
ギジュンはお父さんの死に目には確かにあえなかった。
遺体を埋葬することもできなかったのだわよね。

いやいやいや、しかし、しかしまさかの展開ですよ!

酸棗仁を飲んでいた話はたぶん嘘じゃないと思うの。
眠れない日々を過ごしたことは嘘じゃない。

でもじゃあ、あれはなに?
チェユンに涙ながらに語ったあれは?
「虫けら以下の命など、簡単に切り捨てられるのです」と泣いたあれは~?

きっとあれも、本当の気持ちなんだろうねぇ。
もちろん彼はではなかったけれど、
時の権力者の大義のために、問答無用で殺されかかったわけだから。
両班という地位も、なんの役にも立たなかったわけだもの。
彼の家で学んでいた身分の卑しいものたちも、あっという間に殺されてしまったのだものねぇ。

さすがにあの涙と告白が、嘘だと思いたくないわ……。
心からの言葉でなくちゃ、チェユンの胸に響かないと思うもの。
実際濡れ衣だったわけだしさ。

あー、でもさぁ、「あなたは命の恩人です」とチェユンに言った言葉は?
あれも本当だと信じていいの?

もしかしてチェユンは、カリオンが最下層のだという先入観で、
すっかり騙されているだけなの?
いや、いやいやいや、いやいや~。
どうなんでしょうか~。

あまりにびっくりしてまともな思考ができていませんが、
カリオンとチェユンの信頼関係は、本物だと感じたのよね。
これは直感を信じていいと思うな。

問題は、カリオンあらためチョン・ギジュンが、どういう気持ちで王に仕えていたのか、ということ。

「お前にはなにもできない」

やはり、この一言につきるんでしょうか。
時が満ちた、というのはどういうことなんでしょうか?
密本の使命は、優秀な宰相を立て、朝鮮を導くこと。
王の独裁をゆるさず、官僚たちの手で政治を主導すること。

しかし、そこに必ず「王」は必要ですよね?
彼らはイ・ドを廃位に追い込み、自分たちの傀儡となる王を立てるつもりなのでしょうか?
まさか物わかりのいい広平大君を狙っているのでしょうか?

あーもう、ホントにびっくりです。

王様はカリオンに密命を出し、あまつさえ彼を信用して、
すべてを任せようなんて言っちゃってます。

それってやばいんじゃないの?

ちょっとね~、あの脅迫事件が自作自演っぽいってことでおさまりそうになった時、
なんか今回の話はのんびりしたもんだな、って思ったのよ。
カリオンの命が危ないかも?という危機感はあったけど、
そもそもマルセンが優しかったじゃん。
無理無理な拷問もしないしさ。
黒幕がいるんだろう、ってことで、優しくして聞き出そうとしてたでしょ?

ああ、今回はチェユンとソイのエピソードもあったし、
なんかマルセンとチェユンが仲良くなってるっぽいし、
チェユンとカリオンが特別の感情で結びつく回なんだなーと思いきや!

えんえん10話まで騙されていたのか!
恐るべしカリオン!恐るべし密本!
でも一番すごいのは脚本家っつーか原作者!
これは原作のあるドラマなのですが、
原作はミステリー要素が濃いようです。
殺人事件の謎ときが中心になっているみたいなのね。

ギジュン、子どもの頃は丸ぽちゃで、青年期に一時期細くなり、
いままたぽちゃ体型にご成長あそばしたのね。

カリオンが本元だという重大な秘密が視聴者に明かされたわけですが、
王がカリオンにくだした密命とは何か?という謎が残っています。
区別がつきにくい喉音に関する指令のようだけど、なんだろね?


ここまでが観た直後の感想でーす。
2日たって、びっくりがちょっと落ち着いたよ。

ナム・サチョル自作自演事件は、けっこう面白いとこがあったね。

まず、チョ・マルセンの頭の良さに惚れ惚れ~。
この人、ほんとに賢いよね。
ずる賢いわけじゃないのが萌えポイント。
ちょっとチェユンと通じる頭の良さだと思うんだ。
このふたり、コンビ組んだらすごくいいと思うのよ~。


面長の顔に細い目、眉間が狭く頬が角張った両班って、そりゃ俺だよ!

今回、奇しくもコンビを組んだかのような連係プレーでサチョルを逮捕。
あそこでマルセンがピンときてくれたからね。
たださぁ……あんた、いくら昔は汚れ仕事もできた腕の立つ人だとはいえ、
あんな夜中にちらっと見ただけの男がわかるもんですかい?
サチョルの家の使用人に気付いたあたりは、ちょっと無理があるような。
ま、そもそもサチョルがあやしいと思ってきてたということなのかな。

なぜ泮村に解剖日記なんか読みに来たのか問われ、
ちょっと拗ねてたのがかわゆかったです。
「わたしがずっと調べていた密本捜査を王様があっさりお前などに託すから……」
ね、おじさんなのにかわいいでしょ。
なんだかんだいってこの方は、王と朝鮮に仕える忠実な部下なんですわね。
イ・ドのこと嫌いじゃないんだな。
王様属性に弱いのかなー。

王のヒントにピンときたチェユンも賢い。
ムヒュルはわかんなかったのにね~。
わかってましたよ、わかってました!と力なく言い張るムヒュルがかわいかったですね。
いいのよ、あなたは武人脳なんだから。
シム・ジョンスみたいに、腕も立つ、政治もわかる、ってならなくていいの。
この人、なんか気に入らない。
自分の能力を鼻にかけて高慢なとこがあるよね。
謙虚さが足りないんだな。
本元の正体をきいて驚いていたけど、ふっふっふ、恐れ入ったか!って気持ち。
わたしも同じように衝撃だったけど。

ソイがチェユンに頭を下げるところ、よかったわよねぇ。
別れる時、チェユンがいらだたしげに剣を握り直すとこもよかった。
「くそっ、仕方がねぇ」みたいな気持ちと、
「わかったから任しとけ」みたいな気持ちの両方があの仕草に込められてた気がする。


一度は近づいた心なのに、結局またこんな構図で対面かよ。

正直、ソイの無表情っつうか、固い表情はどうかと思うときもある。
もっと、感情を込めて頭を下げてほしいかな、とも思った。
けど、チェユンに対してはまだ心を開いていない、という表現があの無表情かと思うし、
罪の意識で自分を縛って生きているソイは、感情がある部分死んでいるとも思う。
これは計算されたシン・セギョンの演技プラン……でしょう。
きっといつか、チェユンにも優しい笑顔を向けてくれる。
王に温かな視線を注いでいるときのように……。
(ここもちょっと……な気もしないでもないが)



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4 コメント

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イ・ドが心配 (ビスコ)
2014-04-17 22:16:22
かずゆいままさんこんばんは!

驚きますよね~、この展開は。
うん、確かに王様は心配。
だけど、本当に何もできなかった幼い彼とはちがうからね!
多分に感情的な人なので、カーッとなって倒れちゃうんじゃないかと、
そっちのほうが心配です、わたし。

カット版って、どこをどうカットしてたのかな。
あほなわたしにはちょっと想像つきません。
ドラマの整合性を保ちつつ、これを切るのって難しいよねぇ。
わたしも時系列に書いてないところがあるし、
すべてを網羅していないので恐縮ですが、楽しんでいただけてさいわいです。

これから、ますます目が離せないのか。楽しみです。
返信する
カリオンがすごい件 (ビスコ)
2014-04-17 22:02:32
ユキネェさんこんばんは!
まったくもって驚いて、ほんとに次回が楽しみです。
もしカリオンがイ・ドに「お前は何もできない」と言い放ったら……。
でもイ・ドは、何年もかけて、彼にしかできないことを準備してきたはず。
しっかり反論する王の姿が見たいです。

ああ、なかなかカリオンショックが抜けません。
確かに非凡だわ、あの人。
目的のためなら、どんなことでも耐えられるんですね。
史劇だからなのか、意志の強い方々ばかり出てきて、
軟弱なわたしはびびりまくりです。
返信する
そうなのよ! (かずゆいまま)
2014-04-17 09:57:50
ビスコさん、こんにちは!

あたしもカリオンの正体を知った時の衝撃といったら!!!
まーじーでーーー!!って叫びました。
そして王様をすっごく心配したよ。だってあんなに苦悩してるのに
身近に敵(といっていいのか?)がいるようなもんでしょ?

ほんとにこのドラマはものすごい。史劇はそんなに好きじゃない私がはまりこんだものうなづけるわ~
そしてこれからもますます目が離せない展開なので
ビスコさんのあらすじが楽しみです。
あたしはカット版だったので見れなかった部分を教えてもらって2度おいしい気分よ~
返信する
Unknown (ユキネェ)
2014-04-16 23:40:36
「小隠は山野に隠れ、大隠は市井に隠れる」朝鮮王朝の功臣チョン・ドジョンの甥であり密本の本元は、やはり非凡でした。右議政の前に身分を明かす謎解きをし、顔をあげた瞬間、すべての価値観が崩壊したような衝撃がありました。その尊顔はもはや虐げられた白丁ではなく、シム・ジョンスなど足下にも及ばない威厳と気品に満ち溢れてました。その変貌があまりにも痛快で、何度も繰り返して見てしまいました(笑)
王を前にして、いつも卑屈に怯えていた哀れなカリオンが「イ・ド、お前は何もできない」と言い放つのでしょうか…
次回が楽しみですね!!

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