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ファン・ジニ 第十八話 

2013年12月28日 | ファン・ジニ
ほんとうになんて意地っ張りさんたちなの……。
みんな素直になってしあわせに生きられたらいいのに……。

《あらすじ》

舞いを中断させられ、侮辱されたペンムは逆上した。
その無礼な態度はピョクゲスを激怒させ、ペンムは刑を申し渡される。
足を折れば、二度と舞うことはできない。
舞手にとって、もっとも過酷な刑。

オムスは都に人をやり、メヒャンとジョンハンの助けを求めた。
タンシムはピョクゲスの情に訴えるが、効果はない。
ジニはピョクゲスの側室になると約束し、
ペンムの刑を撤回するよう頼んだ。

しかし、ペンムはそれを良しとせず、
牢を抜け出し、最後の鶴の舞いをたったひとりで舞ったあと、
断崖から身を投げた。

悲しみの中、ペクムを見送りながら、
ジニはあの時の舞いの続きをひとり舞う。
静かな河にペンムの遺灰は流れ、人々はその死を悼み、涙を流した。

(つづく)

たいしたことないじゃん、と思っていた鶴の舞い。
最後の最後にペンムが舞っているのを見ると、
なんかしみじみと心に迫るものがあり、感動しましたよ。
ほんと、わたしって勝手ですね。

生涯をかけた舞譜を処分し、まっさらな帳面を残したペンム。
表題は「鶴の舞」作者は「ファン・ジニ」となっております。
これは、お前が鶴の舞いを完成させよ、というペンムの遺言ですね。

ペンムといいジニといいピョクゲスといい、意地っ張りさんばかり。
誰ひとり素直になれず、悲しいばかりです。
「安っぽい同情で舞いを捨てるのか!」
「同情なんかじゃないわ!キーセンをやめたいのよ!」
もう全部裏返しの意味なんですけど、こういう言い方しかできない人たちなんですね。

「私のような人間のために、お前の才能を無駄にし、芸を捨ててはいけない。
愛してもいない男の側室になるなんて、自分を犠牲にしてはだめよ」
「行首さまがわたしのために死ぬなんて、あってはならないことです。
あなたが死にも等しい罰を受けるくらいなら、自分はどうなってもいいんです」
となぜ言えない?

「お前の腹の子は本当にわたしの子か?」
「あの女は勝手に死んだのだ。ミョンウォルを側室にするぞ!」
ゲス兄さんも目が据わってます。
この人も、ショックを受けたと素直にいえばいいのに。
そんなつもりじゃなかったって泣ければいいのにね。

表面上は敵対していたけれど、生涯の親友だったメヒャン。
そんな相手がいて、ふたりはしあわせだったわね。

お互いに深く愛し合いながらも、こんな結末を迎えてしまった長官もかわいそう。
いいかげん年取ったら、静かな余生を共に過ごすこともできたかもしれないのに。

こうなることはほぼ予想できましたが、それでも悲しい回でしたね。
最後、見送りの場で、ジニが鶴の舞いを舞うのかと思った。
でも、あの因縁の宮廷舞踊を最後まで舞うことで、
彼女なりの敬意を表し、葬送の舞いとしたのでした。

今回ばかりは、いろいろと書いても仕方が無い。
なんもいえねぇ~といいつつ、ジニの舞いが完成することを祈ります。



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