いつものテーマソングにのって、
とろりとろりと進んでいる印象だったこのドラマ。
多くを語らぬ、行間を楽しむドラマだな~と思いながら楽しんできました。
ハラハラドキドキとは無縁だと思っていたのに!
こんなゆったりしたテンポなのに、こんなに緊張しながら見ることになるとは!
いやいや~、あなどれませんなー。
《あらすじ》
3年後。
松都教坊は新しく行首と教育係を据え、キーセンの卵たちを訓練していた。
ジニとジョンハンは、ふたりで姿をくらまし、人目をさけて暮らしている。
貧しくとも、仲むつまじい生活。
村の者に字を教え、ともに薪を取り、民に慕われているジョンハン。
しかし、ジニは時折寂しそうな顔をする。
芸を捨てた人生を後悔しているのか……。
ジョンハンも、宮廷で孤独に闘っているであろう王のことが気がかりだ。
互いの中に、本来の志半ばに暮らさねばならない寂しさを見るふたり。
だが、ジニの体には新しい命が宿っていた。
この子のためなら、地に足をつけて生きていくことができるだろう。
ジニはひとりでしあわせを噛みしめた。
都では、ピョクゲスが執念を燃やし、まだジニとジョンハンを探し続けていた。
ジニを手に入れるために、ジョンハンが自分をだましたのだと思って恨んでいる。
王もまた、最後まで自分を助けてくれなかったジョンハンを許していない。
メヒャンもジニのゆくえを探しているが、それは愛弟子プヨンを思ってのこと。
努力し続ける凡才でしかないプヨンが、
天賦の才を持つ天才ミョンウォルに勝つことができれば。
それはプヨンにとって大きな財産になるだろう。
ある日、人材登用の張り紙を見た村人が、役人を従えてジョンハンの元へやってきた。
才能があり、人格者であるジョンハンを尊敬し、推薦したいと願ってのことだ。
ジョンハンは出自を理由に推挙を断るが、役人は彼がキム・ジョンハンだと気付いた。
人をやり捕縛しようとしたが、一歩遅かった。
ジョンハンとジニは、母危篤の噂をききつけて松都へ馬を走らせていたのだ。
もちろん噂はピョクゲスが流した真っ赤な嘘。
事情を察した長官は、メヒャンに頼み、教坊に備えるよううながした。
ムミョンが先回りしたが、すれ違い、ふたりは松都までやってきてしまう。
しかし見張りの多さに困惑したジョンハンは、いったん寺へいくことを提案。
その頃、虫の知らせを感じたのか、母ヒョングムも寺へ向かっていた。
道中で再会した母子は、互いの無事を確認し、涙を流す。
ピョクゲスがはなった部下は、少しの差で、ジニをとらえることができなかった。
家へ帰る途中、ジニは着替えるためにいったんジョンハンと別れた。
先に帰ろうとしたジョンハンを引き留めた村人は、
役人の見張りについて彼に教え、すぐに逃げるように、という。
家へむかったであろうジニを心配し、すぐさま様子を見に行ったジョンハンは、
物陰に隠れている役人たちを見つけるが、
向こうから歩いてくるジニは、気付いていない様子だ。
ジョンハンはジニだけでも逃がそうと、わざと役人の注意をひいた。
取り囲まれてしまうジョンハン。
彼はジニに目で合図をするが、ジニは何かを決心したように、まっすぐ歩いてくる。
逃げも隠れもしないで。
(つづく)
おおっとびっくり!
いきなり3年後か!
驚かせてくれるな、まったく。
3年たったら、ジニよりちょっと先輩だったお姉さんが行首になっていました。
なかなか厳しい行首様ですよ。
そしておっちょこちょいのエンムが教育係に。
まだまだ幼いキーセンの卵たちが勢揃いしています。
たぶん、戦力的にはしょぼくなっちゃったと思うのですが、なんとか存続している様子。
まぁ何よりです。
ジニとジョンハンも、どうやら貧しいながらもしあわせな生活みたい。
だってふたり一緒にいられるんだもん!
でもねぇ~。
根無し草的な生活が、彼らをちょっとすさんだ気持ちにさせていると思うよ。
常に追われていて、気をつけながら生きてかなきゃいけない日陰の生活は苦しいよね。
なにより、彼らには才能がある。
たいへん優秀な人たちなので、それが発揮できない状況というのは、
ある意味地獄なわけで……。
お互い凡人だったらよかったんですけどねぇ。
能力のある人たちは気の毒です。
そして人の情にあつい人にはつらい日々だと思います。
ゲス兄さんは、蛇のようにしつこい男になりはてていました。
この人もこんなにこじらせなければ、気前のいい金持ちなんですけど。
メヒャンからも、松島教坊のみなさんからも、
しつっこい男、ということで嫌われています。
タンシムはどうなったのかしら?
子どもは無事に生まれたのかしら?
メヒャンも、あえてプヨンに行首の座を譲ってません。
プヨンは、それはミョンウォルを後釜に据えたいからだ、と
多少恨んでいる様子ですが、芸の道を精進、精進。
でも、メヒャンは大きな愛で、愛弟子のためにミョンウォルを待っているんですね。
天才のあの子を、うちのプヨンが越えることができれば……と夢を持っています。
自分たち凡才でも、捨てたものではない!と、思える瞬間を夢見ているのね。
今回は、のんびりした中にもすれ違い、行き違いの緊張感が半端なかったです。
ああ!田舎の役人に捕まっちゃう~、とか、
ああ!ムミョンが行ったのに気付かず通り過ぎちゃったよ~、とか。
え?お寺で無事に会えそう?とか、
あ、家の前で役人が待ち伏せしてることに気付いた?逃げ切れる?とか、
ハラハラしながら見ていました。
すごいスピード感とかなくても、ぜんぜんいいですね。
通信手段の少なさとか、移動の不便さとか、そういうものがスパイスになって
じりじりとした焦燥感を生み出していますね。
とても面白かったです。
「女のために友情を捨てるとは!」とゲス兄さん怒っていましたが、
あなたのほうがジョンハンの友情に報いなかったから悪いんでしょ!と腹立ちました。
悲しいのは、王様もジョンハンを許さない!と怒っていることです。
優秀で道徳心があり、国のために働こうと思っている人材は他にいないのか。
ジョンハンも影ながらかんばっているんですよ?
そもそも、妾腹の両班は官僚になれない、とか差別してるから人材が集まらないんですよ。
バカだね。
ジニが、子どものことをジョンハンに告げていないのが気がかりです。
ふたりで捕まって、ふたりとも死刑にされちゃう?
このままジニは舞を舞うこともなく、死んでしまうの?
あまりにも哀れな終わり方はしてほしくないな……。
ほとんど似てない人相書きで捕まっちゃうのも、なんか納得いかないです。
どーにかならんのか。
とろりとろりと進んでいる印象だったこのドラマ。
多くを語らぬ、行間を楽しむドラマだな~と思いながら楽しんできました。
ハラハラドキドキとは無縁だと思っていたのに!
こんなゆったりしたテンポなのに、こんなに緊張しながら見ることになるとは!
いやいや~、あなどれませんなー。
《あらすじ》
3年後。
松都教坊は新しく行首と教育係を据え、キーセンの卵たちを訓練していた。
ジニとジョンハンは、ふたりで姿をくらまし、人目をさけて暮らしている。
貧しくとも、仲むつまじい生活。
村の者に字を教え、ともに薪を取り、民に慕われているジョンハン。
しかし、ジニは時折寂しそうな顔をする。
芸を捨てた人生を後悔しているのか……。
ジョンハンも、宮廷で孤独に闘っているであろう王のことが気がかりだ。
互いの中に、本来の志半ばに暮らさねばならない寂しさを見るふたり。
だが、ジニの体には新しい命が宿っていた。
この子のためなら、地に足をつけて生きていくことができるだろう。
ジニはひとりでしあわせを噛みしめた。
都では、ピョクゲスが執念を燃やし、まだジニとジョンハンを探し続けていた。
ジニを手に入れるために、ジョンハンが自分をだましたのだと思って恨んでいる。
王もまた、最後まで自分を助けてくれなかったジョンハンを許していない。
メヒャンもジニのゆくえを探しているが、それは愛弟子プヨンを思ってのこと。
努力し続ける凡才でしかないプヨンが、
天賦の才を持つ天才ミョンウォルに勝つことができれば。
それはプヨンにとって大きな財産になるだろう。
ある日、人材登用の張り紙を見た村人が、役人を従えてジョンハンの元へやってきた。
才能があり、人格者であるジョンハンを尊敬し、推薦したいと願ってのことだ。
ジョンハンは出自を理由に推挙を断るが、役人は彼がキム・ジョンハンだと気付いた。
人をやり捕縛しようとしたが、一歩遅かった。
ジョンハンとジニは、母危篤の噂をききつけて松都へ馬を走らせていたのだ。
もちろん噂はピョクゲスが流した真っ赤な嘘。
事情を察した長官は、メヒャンに頼み、教坊に備えるよううながした。
ムミョンが先回りしたが、すれ違い、ふたりは松都までやってきてしまう。
しかし見張りの多さに困惑したジョンハンは、いったん寺へいくことを提案。
その頃、虫の知らせを感じたのか、母ヒョングムも寺へ向かっていた。
道中で再会した母子は、互いの無事を確認し、涙を流す。
ピョクゲスがはなった部下は、少しの差で、ジニをとらえることができなかった。
家へ帰る途中、ジニは着替えるためにいったんジョンハンと別れた。
先に帰ろうとしたジョンハンを引き留めた村人は、
役人の見張りについて彼に教え、すぐに逃げるように、という。
家へむかったであろうジニを心配し、すぐさま様子を見に行ったジョンハンは、
物陰に隠れている役人たちを見つけるが、
向こうから歩いてくるジニは、気付いていない様子だ。
ジョンハンはジニだけでも逃がそうと、わざと役人の注意をひいた。
取り囲まれてしまうジョンハン。
彼はジニに目で合図をするが、ジニは何かを決心したように、まっすぐ歩いてくる。
逃げも隠れもしないで。
(つづく)
おおっとびっくり!
いきなり3年後か!
驚かせてくれるな、まったく。
3年たったら、ジニよりちょっと先輩だったお姉さんが行首になっていました。
なかなか厳しい行首様ですよ。
そしておっちょこちょいのエンムが教育係に。
まだまだ幼いキーセンの卵たちが勢揃いしています。
たぶん、戦力的にはしょぼくなっちゃったと思うのですが、なんとか存続している様子。
まぁ何よりです。
ジニとジョンハンも、どうやら貧しいながらもしあわせな生活みたい。
だってふたり一緒にいられるんだもん!
でもねぇ~。
根無し草的な生活が、彼らをちょっとすさんだ気持ちにさせていると思うよ。
常に追われていて、気をつけながら生きてかなきゃいけない日陰の生活は苦しいよね。
なにより、彼らには才能がある。
たいへん優秀な人たちなので、それが発揮できない状況というのは、
ある意味地獄なわけで……。
お互い凡人だったらよかったんですけどねぇ。
能力のある人たちは気の毒です。
そして人の情にあつい人にはつらい日々だと思います。
ゲス兄さんは、蛇のようにしつこい男になりはてていました。
この人もこんなにこじらせなければ、気前のいい金持ちなんですけど。
メヒャンからも、松島教坊のみなさんからも、
しつっこい男、ということで嫌われています。
タンシムはどうなったのかしら?
子どもは無事に生まれたのかしら?
メヒャンも、あえてプヨンに行首の座を譲ってません。
プヨンは、それはミョンウォルを後釜に据えたいからだ、と
多少恨んでいる様子ですが、芸の道を精進、精進。
でも、メヒャンは大きな愛で、愛弟子のためにミョンウォルを待っているんですね。
天才のあの子を、うちのプヨンが越えることができれば……と夢を持っています。
自分たち凡才でも、捨てたものではない!と、思える瞬間を夢見ているのね。
今回は、のんびりした中にもすれ違い、行き違いの緊張感が半端なかったです。
ああ!田舎の役人に捕まっちゃう~、とか、
ああ!ムミョンが行ったのに気付かず通り過ぎちゃったよ~、とか。
え?お寺で無事に会えそう?とか、
あ、家の前で役人が待ち伏せしてることに気付いた?逃げ切れる?とか、
ハラハラしながら見ていました。
すごいスピード感とかなくても、ぜんぜんいいですね。
通信手段の少なさとか、移動の不便さとか、そういうものがスパイスになって
じりじりとした焦燥感を生み出していますね。
とても面白かったです。
「女のために友情を捨てるとは!」とゲス兄さん怒っていましたが、
あなたのほうがジョンハンの友情に報いなかったから悪いんでしょ!と腹立ちました。
悲しいのは、王様もジョンハンを許さない!と怒っていることです。
優秀で道徳心があり、国のために働こうと思っている人材は他にいないのか。
ジョンハンも影ながらかんばっているんですよ?
そもそも、妾腹の両班は官僚になれない、とか差別してるから人材が集まらないんですよ。
バカだね。
ジニが、子どものことをジョンハンに告げていないのが気がかりです。
ふたりで捕まって、ふたりとも死刑にされちゃう?
このままジニは舞を舞うこともなく、死んでしまうの?
あまりにも哀れな終わり方はしてほしくないな……。
ほとんど似てない人相書きで捕まっちゃうのも、なんか納得いかないです。
どーにかならんのか。
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