いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

検事プリンセス 5

2015年11月04日 | 検事プリンセス
おおお?ドラマに新たな展開が見えてまいりましたよ?
シフさん演じるイヌ弁護士も超優しくていい感じ~。

《あらすじ》

空港でヘリを引き止めたのは、ソ・イヌ弁護士だった。
「君はどこへも行けない。僕が行かせない」

父親から逃げてどうする?ジミンを放っていくのか?
好きな男に尻ぬぐいをさせるつもり?

「母親が検事を変えろって言ったのよ。ユン検事は私を嫌いだし、
辞めると言えばパパ以外はみんな万々歳よ」

母親は真剣な調査を望んだだけだし、ユン検事は君にチャンスをくれた人だ。
君は信頼してくれた人を裏切ったんだよ?

「私が辞めるって言ってるのになんなのよ!」

仕事は楽しいだけじゃないんだよ?生きるためにやることだ。

「なんでわたしに説教するのよ!」

恥ずかしいんだよ!
君には何かあると思ってた。好きなことばかりしていても、プライドはあるんだって。
君を信じた僕に、プライドを見せてくれ。
チャンスをくれたユン検事に、ジミンに。
みんなに無能だと思われたままでいいのかい?

それでも、ヘリはうなずかなかった。
「いいわよ、二度と会うこともない人たちなんだい、関係ないわ」
「なら行け。僕が間違ってた」
イヌはあっさりそう言うと、振り返らずに行ってしまった。

ヘリは機内で夢を見た。
隣の席でジミンが泣いている。
その向こうで、院長がそっとジミンに手を伸ばそうとしている……。
「降ります!」

やってやろうじゃないの!
でもどうしたらいいかわからない。
そうだ、まずはジミンに会いに行かなくちゃ……。
いや、その前に部屋の置き手紙を処分して、郵送した辞表をなんとかしなくちゃ!

とにもかくにも、ヘリは出勤してきた。
ユン検事は問題の動画削除に尽力し、ヘリを呼び出して指導した。
「トマトをかけられたのは、君が証言を無視したからだ。
自分の常識や感覚だけで捜査するな。この件では、君にもどうこういう権利はない」
「だって、わたしは被害者なんですよ……」
「では訴えろ。あれはれっきとした暴力行為だ」
「そんな……そこまでは……わたしも怠慢だったし」
ヘリの態度も、以前とは少し変わってきたようだ。
ユン検事は、先の日曜日の非礼を詫びた。
彼女ががんばって焼いたクッキーを見て、少し言い過ぎたと思っていたのだ。
よし、がんばるぞ。ヘリもだんだん元気が出てきた。

検事局を出ると、イヌが待っていた。
「車は没収されてるんだろ?僕が運転手になってあげる」
「ねぇ、そもそもなぜわたしが空港にいくとわかったの?
「人の立場になってみれば1分でわかることさ!」
とにかくヘリに尽くしてくれるイヌである。

ヘリは、不格好だが心を込めたクッキーを焼いてジミンに会いに行った。
母親に、正直に話してあやまった。
悪気は本当になかったこと、服装や話し方もよくなかったこと、などなど。
そこへ、ジミンが破れた人形の洋服を持ってやってきた。
「わたしが直してあげようか?」

もともと服飾科に通っていたヘリだ。こういう仕事は大得意。
ジミンの人形を見ているうちに、ヘリは気づいた。
ほとんど破れてしまっているズボン。
スカートの下に必ずズボンをはかせ、まるで下半身を守っているようだ。
「この子たち、スカートが短すぎるから……」
彼女が何をされたのか、どんなに怖い思いをし、傷ついたか、
ヘリはようやくわかったような気がした。

ジミンの証言を引き出すことに成功したヘリは、裁判に挑む。
未熟なことはわかっているし、性犯罪者がどれだけ図々しいか、
知らないわけではない。
それでも、ジミンのためにがんばりたかった。
別の検事では、彼女が怯えて証言できなくなるかもしれない。
上司もやる気を認めてくれた。

ヘリは、平行してもうひとつの事件を担当することになった。
自分が起訴状にハンコを押した事件だ。
シン・ドンハという青年が暴行罪で訴えられた。
ところが、被害者の証言は嘘ばかりだという。
彼は、襲われていた女性を助けて、逆に犯人と仲間に殴られたのというのだ。
三人がかりで暴行され、仕方なく手近にあった鉄パイプで反撃した。

シン・ドンハのいうことは真実だろうか?

奇遇なことに、彼の弁護士はソ・イヌだった。
正当防衛の証拠を探すために、拘束期間の延長を申し出る。
しかしヘリは、認めない。
「シン・ドンハを信じてないんだね、後悔するよ」
「?期間内に証拠を探してみてね」
なぜかイヌは自信満々だった。

ジミンの裁判が始まった。
案の定、院長は事実を全面否定。
彼を有罪に出来るのは、ジミンの証言だけだ。
傍聴人は法廷を出され、モニターで裁判の行方を見守る。
少女は物々しい法廷に緊張し、言葉が出て来ない。

すると、ヘリは突然踊り出した。
ジミンと初めて仲良く言葉を交わしたあの日に踊った、白鳥の湖。
「ほら!見て!ジミン、この曲なんだっけ?」
「……チャイコフスキーの20番 白鳥の湖」

それから、ジミンの証言が始まった。
ヘリの優しい語りかけで、少女の言葉が引き出され、法廷の空気は一変した。
そして最終陳述で、感動的な答弁をしたヘリは、
その日の朝もたらされた院長のアメリカでの犯歴を裁判資料として提出。
この切り札は、イヌが人知れず彼女に送ったものだった。

裁判は終わった。院長は罰せられ、ジミンはヘリを抱きしめてくれた。

手のひらを返したように、マスコミは彼女を持ち上げた。
美人だなんだと褒められても、ヘリはどうとも思わなかった。
それより、裁判を無事やり遂げられたことが嬉しい。
真っ先に、ユン判事に報告した。

ようやくヘリも、まわりに認められ出した。
マスコミも好意的な記事を書いてくれる。
ただ、それをよく思わない嫉妬の視線もないわけではなかった。

同僚との会食の後、酔ったヘリは無理矢理ユン判事に送ってもらうことにした。
楽しい気分のせいか、家の前でつい言ってしまう。
「本当はわたしのこと、嫌いじゃないんでしょ?
だってこんなに若くてかわいい女の子が好きだって言ってるのに
気分が悪いなんてことないですよね?」
「マ検事……」
「ほんとのホントにわたしに興味ありません?」
「ある」
ユン判事は真顔だ。
「ほら、ある、あるでしょ?」
「一度は寝てみたい」
「え?」

思わぬ返事に、ヘリも真顔になった。
「だからそんな格好なんだろ?」
「違います」
「じゃあなんだ」
「大切だからです!私の体が、私自身が、大切だからです。
何を言われようが、どう見られようが、そんなの、へっちゃらです」
ヘリは涙をこらえた。
「そういうこと、そういうことです。だけど……ひどい」
そう言って、ヘリは階段を駆け上がっていった。

引き止めようとしたユン検事は、突然の車のライトに期を逸してしまった。
それはずっとふたりを見ていたイヌの車のライトだった。

ヘリはトイレでチン判事と一緒になり、ユン検事のことを根掘り葉掘り聞こうとする。
「どうしてそんなこと……」
「あは、わたし、ユン検事が好きなんです」
あっけらかんと言い放つヘリに、チン検事は動揺した。

ニコニコとヘリがトイレから帰ってくると、
事務官達がパソコンに釘付けになっていた。
「なになに?一緒に見ましょ?」
モニターをのぞくと、そこには、
別人のように太ったヘリがピースサインをして微笑んでいたのだった。

(つづく)


うんうん、少しづつだが確実に進化しているな、ヘリや。

もう観ないなんて言わないよ。
最後まで、あなたの進化を見届けましょう。

だから……だから……

イヌ弁護士をもっと大事にしてあげてっ!

も~、あんなに親身になってくれる男の人なんかいないわよ~。
空港でこれでもか、これでもか、と説得してくれるイヌ弁護士、いやさシフシフ!
あのしつっこさがなかったら、あなた夢なんか見なかったでしょ?!

わたし、シフシフがいつ「もういいっ!」てキレるのかハラハラして見てたけど、
最後まで紳士~。
そして、わたしの予想の一歩先まで我慢して、優しく帰っていった彼。
こんな忍耐強い男見たことないっ。

そしてあんだけ言われてもいったん飛行機のっちゃうヘリ。

乗るんかいっ!

三つ子の魂百までとはよく言ったもんで、
人の性根はそうそう簡単には変わらんもんですな。

ま、ここであんまり素直にシフシフの言うこと聞いちゃっても
嘘くさいんで。
あれだけ言われても飛行機に乗っちゃうところが、
ヘリのヘリたるゆえんですから。
むーっとしながらも、傷ついた少女への気持ちが彼女を思いとどまらせたんですね。
そして愛する先輩に尻ぬぐいさせるわけにはいかない、という決意がね。

日本語では尻ぬぐいですが、
どうも韓国語では「糞」とはっきり言っているようで、
同じ意味合いの言葉でも直接的な表現なんだろうなぁと思いました。
「糞を拭かせるつもりか」みたいな。

あくまでヘリらしく、でも変わっていくという、
変化のバランスがとても良かったです。
検事局のみなさんが、やれやれ、と思いつつも彼女を仲間として認めていく雰囲気。
わたしも、ヘリが事件に、被害者に、真摯に向き合うことができてホッとしています。

最初の頃とは別人のように、ジミンに寄り添ってくれましたね。
よかったわぁ。

そしてもう、尽くして尽くして尽くしちゃうシフシフったら。
「運転手になってあげるよ!」ってなにそれ。
しかも、ユン検事とふたりでいるところをジト目で見つめちゃって、
しまいには検事の邪魔をするというストーカーっぷり。
彼女を愛しているのはもはや明白だと思いますが……

ただ、シン・ドンハの件が引っかかるのよね。

ここまであからさまだとちょっと引くんですが、
今まで優しくしといて、ドンハ事件でヘリを攻撃するっぽいでしょ、シフシフ。

信じさせて裏切る……をやりたいのかしら?
それにしてはちょっと話数がはやいような……。
ドンハのお父さんも、過去になにか悪いことをしたことがあるようで、
なにかの曰く因縁をうかがわせますね。

そもそも、シフさんの事務所にいる美人はなんなのかしら?
アメリカからわざわざ来たのよね?
握手してるあたり、恋仲じゃなさそうだけど、どんな関係?

そして、過去の激太り写真が流出してしまったヘリ。
こんな性格になったのには、なんだか過去のいじめが関係ありそう……
って予告でだいたいネタバレしとるがな。

でも意外でしたね~。
え~!そうだったの?!って驚いちゃったもん。
ありがちなネタなのかもしれないが、
ここでぶっ込んでくるのか、とそのタイミングにびっくりです。
続きが気になってきたよん。

「一度は寝てみたい」と、人格否定とも取れる発言をしたユン検事に、
静かに泣いて怒ったヘリも意外だったし。
へぇ……あんた、けっこう真面目にユン検事のこと好きなんだね。

チン検事もヘリの告白にあっけにとられておりますが……。
感情の起伏が見えにくい人なので、わかりづらい。
あなた、ユン検事のこと好きなんですか?
わたしは絶対好きなんだろうと思ってるけど、
う~ん、恋仲になることを求めているようないないような……。
ただの同僚にしては距離が近すぎるし、
ユン検事がここまで彼女に甘えるのは何か理由があると思うんだよな~。
だっていくら忙しいからって、自分の子どもをただの同僚に預ける?
う~ん、なんなんだろうなぁ。
奥さんの死と、何か関係があるのかなー。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿