いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 12

2014年03月27日 | フルハウス
えええええええ~?
いい雰囲気だったのになんでそうなっちゃうのぉ~。

「俺はへウォンの元へいく」って……

ヨンジェや~!

化けて出るぞ!

〈あらすじ〉

思いがけないジウンの告白に、眠れないヨンジェ。
当のジウンもまた、寝付けないでいた。
彼女の様子を心配していたミニョクもまた……。

翌朝ヨンジェが起き出してみると、冷蔵庫に元気なメモを残して、
ジウンは出かけた後だった。

どうにもヨンジェと顔を合わせたくなくて、
朝からミニョクをたずねたジウン。
「昨日のXデーって何だったんですか?」
「ああ、離婚を言い渡したんです」
「ヨンジェはなんと言っていました?」
「わかった、そうしようって。
彼はへウォンさんとつきあえるし、ハッピーエンドでしょ?」
明るく笑うジウンとは裏腹に、考え込むようなミニョクの態度だった。

ヨンジェはジウンに返された指輪を見つめ、考え込んでいた。
引っ越し先を見つけるよう、マネージャーに指示する。
気まずい思いで帰ってきたジウンは、それをきいてほっとしたような、
心に穴があいたような気分。
「ご家族にはどう話すの?」
ヨンジェは返事ができないでいる。

実家では、ヨンジェとジウンが結婚したことを本当に喜んでいるのに。

事務所では、ドンウクの不用意な発言から、
ヨンジェとジウンの契約結婚が社長にバレてしまった。
社長はジウンを呼び出し、離婚を思いとどまるように説得する。
映画もこけて、結婚のために人気も低迷。
そのうえスキャンダルときたら、ヨンジェはもう再起できないかも……。
へウォンも社長に釘を刺される。
「契約とはいえ、結婚は結婚よ。離婚までヨンジェには会わないで」

気まずい関係になってしまったヨンジェの後ろ姿を見ながら、
ジウンは心を決めた。
この離婚宣言は、罰ゲームだったことにしよう……。
「ね、反省した?もう私をいじめないと誓ったら、
離婚も取り消して好きだと告白したこともナシにしようと思ったんだけど。
どう?反省した?」
それをきいたヨンジェは、にわかに怒り出した。
「全部罰ゲームだったって言うのか?
俺が何した?俺が悪いのか?
待ちぼうけをくわしたことか?炊飯器って呼んだこと?家事が嫌だったのか?」
「ち、違うわ」
ヨンジェのあまりの剣幕に驚くジウン。
「あ、あなただって私をからかったでしょ。指が切れたとかいって」
「次元が違う話だろ!俺は……俺はてっきり……
ホントに離婚するのかと……」
うっすら瞳に涙を浮かべて、言葉につまるヨンジェ。

ヨンジェはすっかり拗ねてしまった。
ジウンはなんとか機嫌を直してもらおうとふざけるのだが、とりつくしまもない。
「いい加減にしてよ!確かに私がやりすぎたわ、謝る。機嫌直してよ!
わかった、じゃ一発殴ってよ。そしたら気が済むでしょ!」
そんなことをしてもみ合っていたら、
握ったヨンジェのこぶしがヨンジェ自身の頬に……。
「あはは、ごめ、ごめんね、大丈夫?はは、あははは」

頬にあざを作ってまだ拗ねているヨンジェだが、そっとジウンにきいてみた。
「俺のせいで……そんなにつらかったのか?逃げ出したくなるほど?
そんなにつらいんだとは思わなかった。
だって、お前はハン・ジウンだから……。
わかんないや。お前といると俺は俺でなくなるよ。
離婚すると思ったら、変な気持ちになった。
スッキリすると思ってたけど、そうでもなかった。
いつか離婚するわけだけど、それは今じゃない。
だって心の準備が必要だろ?」
ジウンは、強がって返事をする。
「どうせいつかは離婚するのよ。いつも準備しておかなきゃ」
「お前はいつもできてるのか?離婚の準備が?」
不安そうなヨンジェ。
「そうよ。今回のことで私の怖さがわかったでしょ。今後は気をつけてよね。
わかった?」
ヨンジェはぼんやりしていて、返事がない。
「ちょっと!わかったの?」
「知るかよ!」
言い返したヨンジェはいつもの調子で、ジウンも思わずふふっと笑ってしまった。

ひとりベッドでにんまりするヨンジェと、ため息をつくジウン。

翌朝起きると、ヨンジェがせっせと掃除をしている。
それだけではなく、かいがいしくジウンの世話を焼いてやるのだ。
「ちょっとやめてよ、不安になるでしょ?なんなのよ?」
「何だと?!優しくしてやろうと思ったのにもうやめた!」
「その方がいいわ。不安にならずにすむ」

それでもヨンジェは、出かけていくジウンに声をかける。
「なぁ、はやく帰れよ」
「掃除していい子にしてたらね」
「何だと?!
……掃除しとくからさ、早く帰れよな」
ジウンは笑いながらでかけ、ヨンジェはそっと、
彼女の机の引き出しに指輪を戻しておいた。

ミニョクとお茶をしているジウンは少し元気がない。
ミニョクが心配して水をむけると、
今はどうにも具合が悪くて離婚できない状況なのだとジウンが言う。
ヨンジェも、家に台本を持って来たドンウクの言葉から、
自分が芸能界で微妙な立場にいることを思い知らされていた。

ミニョクに呼び出されたヨンジェは、挑発的な態度に出る。
「ジウンを奪うって言ってたけど、順調なのか?」
ミニョクも簡単に引き下がったりはしない。
「お前の人生をゆるがすぞ。覚悟しろよ」
「兄貴は俺を甘く見てるんだよ」
「そうかな?
もうすぐお前のスキャンダル記事が出る。
その前に別れろ。ジウンさんが傷つくのを見たくない」
「俺はハン・ジウンを傷つけない。彼女は俺が守る」
「いや、彼女がお前を守るだろう」
ミニョクの言葉の真意は、ヨンジェには理解できない。
「欲張るな。へウォンですら、守ってやれないくせに」
「忠告はありがたいが、あいつは俺が守る」

帰ってきたヨンジェは浮かない顔で、ジウンは心配になる。
「何かあったの?笑える話してあげよっか?」
「いいから黙って座ってろ」
ジウンは仕方なく食卓で付き合ってやる。
ヨンジェはジウンにこう聞いた。
「なあ、もしかして、俺はお前を傷つけてるかな」
「え?」
「前にそう言ってたし、他の人にも言われた」
「他の人って誰なの?それでなんて答えたの?」
「決まってるだろ。ハン・ジウンは俺が絶対守ってやる!」
ヨンジェの言葉に、びっくりするジウン。
「いや……だって、炊飯器が壊れたらたいへんだろ?メシくえないもん」
照れ隠しのヨンジェの言葉。
「なによ!結局ご飯の心配なの?炊飯器って呼ぶのは禁止のはずよ!」
本気の気持ちをジウンはまた誤解したまま。

ヨンジェは、ジウンを朝の運動に付き合わせた。
文句たらたらのジウンに、ヨンジェは提案がある。
「お前の健康のために言ってるんだぞ!
……でも一方的なのはイヤだから、お前のやりたいことを言えよ。一緒にやろう」
ヨンジェの言葉が優しい。

「結婚に関する記事が出るかもしれないけど、お前は気にするな。
何を書かれても、俺が解決するから」
「わたしは平気よ。困るのはあなたでしょ」
「俺は平気だ。スキャンダルには慣れてるから。
知らない奴らがお前を苦しめるのは……けっこうキツい。
傷つく必要なんかない。何もしらないで勝手に書くだけだ。いいな?」

「私は平気だけど、あなたが心配だわ……」
ジウンはヨンジェのことが心配で仕方がない。
押しかけてきたの噂話がジウンを考え込ませる。
へウォンが衣装係を辞めさせられ、ヨンジェと会えなくなってるんだ……。

そんなジウンのもとへ、花屋が配達にやってきた。
「ハン・チョルイ」宛てのバラの花束。それもものすごい数だ。
最初は戸惑っていたジウンも、たくさんの花に囲まれて嬉しそう。
帰ってきたヨンジェも彼女を見て嬉しそうだ。
「ね、この花あなたが送ったの?」
「いや、俺じゃない。なんで俺が花を?」
「よく言うわ、鳥類に送ったくせに。今日何かあったの?食あたり?」
「そんなわけないだろ」
「悪気はないのよ。あんまり驚いたから、どうしてこんなに?」
「いや、そのなんだ、第2第4水曜日は、105番?」
「別にひと束で良かったのに」
「配達ミスだろ。一本だけ頼んだのに」
しらばっくれるヨンジェに、ジウンはにっこり。

バラの花に囲まれて、仲良くおしゃべりするふたり。
「どうしたの?こんなにたくさん」
「花がいいんだろ?アイスよりも」
「確かに好きだけど、多すぎるわよ」
「いずれ来る悪夢に備えて多めに贈った」
「あの話?でもあなたが解決するっていったわ」
「だけど、先に麻酔薬を塗らないと。痛くないように」
ふと、来たるべき嵐を前にしんみりした空気が漂う。
「お前、映画みたいなこと好きだろ?」
「じゃ、またマジックランドに行きたい」
「いいよ、行こう。次は絶対上手く滑るぞ。鶏に負けたくない」
「ステキな店で食事したいわ。高い料理よ」
「わかった。いっぱいくわせてやる」
「新婚旅行の場所にもまた行きたい」
「わかった。あ、でもその前に泳ぎを覚えておけよ」
「あなたが助けてよ」
「まあ、それでもいっか」

「ハン・ジウン、アジャアジャファイティン!」
ヨンジェがジウンを元気づけた。
「アジャアジャファイティン!」
ジウンは感極まって、ヨンジェの頬にキスをする。
なんでもないかのようにふるまうヨンジェだが、
視線の向こうにへウォンの姿を見つけて顔色が変わった。
「……ごめんなさい、わたし……ドアがあいてたから……ごめん」
泣きながら出て行くへウォンを、ヨンジェが追いかける。

へウォンはそのまま、車に乗って行ってしまった。

その夜、ヨンジェはジウンと缶ビールを飲んでいる。
「ごめんね」
「何が?」
「だって私のせいで」
「お前のせいなんかじゃない。ほんとに炊飯器になっちゃったのか?」

ヨンジェは、へウォンとの出会いを話してくれる。
妹が死んだあとの夏休み。
オヤジを憎んで、家出した。9歳の時。
結局へウォンのためにあきらめた。
家出のためにためた金を、全部アイスクリームに使ってしまった。
今でもそうだけど、あのときも両親は忙しくてへウォンはかまってもらえてなかった。
へウォンは泣いて、それでアイスを買ってやって、約束したんだ。
俺がお前を一生守ってやるって。

なのに、お前のせいで約束を忘れる。
お前は自分が変だって知らないだろ?
お前といると、からかいたくなる。それになぜか気分がよくなる。
兄貴にお前を奪うと言われた時は嫌な気分だった。
違うな、イヤだと言うより、すごく腹が立った。
お前を奪われまいと幼稚な真似もした。
お前といると楽しくて、気分がいい。

お前といると俺、よく話すだろ?
お前といると、別人になるみたいだ。
へウォンのことも忘れる。
ジウン、俺、本当は手放したくなかった。
傷つかないように、守ってやりたかった。

だけど、へウォンの元へ行くよ。

(つづく)


どうしてそうなっちゃうかなー(惜)


やっぱり泣かれたら弱いのかなー。
へウォンが泣くからほっとけない。
彼女を泣かせられない。
9歳の頃からの約束だから。
妹を失ってつらかった時、彼女の存在に救われたから。

そういうことなの?

ジウンが泣いたら?
ジウンが泣いててもほっとけるのか、ヨンジェや。

自分でも言ってるけど、
ほんとにへウォンといるときとジウンといるときでは別人みたいなヨンジェ。
わたしはジウンといるときのヨンジェが好きだけどね。
自然体で、子どもみたいにかわいくて、大好きだけどね。

ジウンは自分の心を押し殺して、
ヨンジェのために離婚をあきらめたのにね。
一緒にいたらすごくつらいのに、それでも耐えようと思ったのに。

ジウンがヨンジェのほっぺにキスをして、楽しそうだったのに。
でもなー、それを見られた、とわかった時のヨンジェの態度がなー。
まさに浮気現場を押さえられた男の狼狽した様子。
あの愕然とした表情……。
ジウンもショックだったろうけど、わたしもショックだったわ。
やっぱりへウォンなのか、と。
長い長い片思いには、それだけの重みがあるんだな、と思いました。

拗ねまくってるヨンジェもすごくキュートだったし、
「俺じゃないよ」なんていいながらバラの花束に囲まれたヨンジェはキザだったし、
「俺が守ってやる!」と言い切ったヨンジェはかっこよかった。
似たようなことを別の女に言ってなきゃもっとかっこよかったのにね……。

あーあ。

そもそもこの契約結婚は、へウォンに嫉妬させる目的だったわけでしょ。
ヨンジェ自身はどういう結末を思い描いてこんなことはじめちゃったんでしょーね?
嫉妬させて、振り向いてくれたら契約結婚は解除して、って計画か。
最初の契約期間は3ヶ月だったし。
でも、芸能人としては脇が甘すぎるよね。
いくらなんでも3ヶ月で離婚して他の女と付き合うとか、
けっこうな三面記事でしょ。
この程度のスキャンダルならあっても問題ないと思ってたのかしら?
結局考えなしなのよね。

思い通りの展開になったはずだけれど、
誤算は、自分がホントにジウンを気に入ってしまったことと、
盤石だと思われた芸能界での地位が危うくなってしまったこと。
この計算間違いは大きいわよね~。

でもいいんじゃん?
9歳のころからの片思いしてる女と結婚できたらそれでいいんでない?
もしこのまま干されちゃっても、なんか働きようがあるでしょ。
へウォンはスタイリストで自分の店もあるし、お嬢様だしさ。
スキャンダルで叩かれて引退しちゃってもぜんぜん平気でしょ、ヨンジェや。

えっらそーに「守る!」とか言ったくせにほっぽり出しちゃって情けない。
そんな男なら、ジウンのそばにいなくてもいいですよ。
ミニョク兄貴にぜんぜんかないやしないじゃないですか。
ほんとに情けない。

親に構われてなくてさびしい?
ジウンなんか、両親がはやくに亡くなってるんですよ?
甘えたくても甘えられない環境でいきてきてるんですけど!

ああくやしい。
ヨンジェがせっかく自分の内面を見つめ直して、
ジウンに愛する気持ちを確認できた回だと思ってたのに。
それでも、ジウンを置いていくというヨンジェ。

もう勝手におし!



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2 コメント

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心が折れそうよ (ビスコ)
2014-03-27 23:28:05
かずゆいままさん、コメントありがとう~。
ほんとに心が折れそうになりましたよ、このヨンジェの態度には。
まったく面倒くさい男ですよね!

でもかわいいからさ。
ジウンといる時のヨンジェがかわいいのよね。
へウォンといる時のヨンジェしか見てなかったら惚れてない。
へウォンが泣き虫だったから、自然にヨンジェは強い男の子になるしかなかったのね。
素顔のままでいられる関係が楽だと思いますけどねぇ~。

あと4話なんだけど、なかなか視聴が進みません。
次に「フルハウス」モードになったときに、一気に観ちゃうかな?

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ほんとにね (かずゆいまま)
2014-03-27 11:05:10
ビスコさん、こんにちは!

あたしもね、最後のヨンジェになんでだよ!って突っ込んだわ。
きっとジウンの事が好きだと薄々感じてたんだろうけど
ヘウォンのため...いやヘウォンへの長い間の気持ちが優先して蓋してたんだろうな。
それにしてもなんでそっちに行くかなーーーー!!!
勝手におし!というビスコさんの気持ちに共感するわ!
こうやって考えるとヨンジェって面倒くさい男だ。(笑)
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