いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

不良家族 10

2012年07月28日 | 不良家族
とうとうガマ社長のターン!

今まで、おじさんの嘘に素直に騙されていたガマ社長が動き出しました。
それもこれもナリムがデパートに行っちゃったから。
ダルゴン氏詰めが甘ーい!ドラマだからしょうがないんだけどさー。

ヤンアは社長に聞かれて、疑似家族のことを話してしまいます。
さすがに依頼主のことは内緒ですが、ダルゴンのことも教えてしまうし、
社長はあのおじさんが怪しい、と考えています。
でも知ってることを隠して、各方面に接触。
いったい具体的には何をたくらんでいるのさ~。

そしてこんなエピソード、本気で必要なの?

じいちゃんが末期の膵臓癌?!

そりゃーない、そりゃないよ~。
じいちゃんチョンガーのまま生涯を終えるのかよ!
このことは本人も知らない。
饅頭ばあさんだけが知ってしまった、重大な事実なのだ。
セッティングしてやったお見合いもダメだったし、
疑似家族が解散したら誘われてるダンス教室に行くよ、というじいちゃん。
「ダメだよ!ここにいなよ!」
饅頭ばあさんは、じいちゃんに情がわいてんだよね。
それにひとりきりでさびしく死んでいくなんて、
じいちゃんがあんまり可哀そうだもの……。

おじさんは、ガマ社長が疑いだしたことを知って、
疑似家族をどうするか、家族会議を開くと言い出しているのです。
家族が解散したらどうしよう、とみなは不安げ。
ヤンアはダルゴンの居場所を知るために、トッコ組長に会いに行きます。

やくざの事務所に乗り込んだヤンア。
ダルゴンが内緒にしたのだから、居場所は教えられないというトッコ組長。
「それがチンピラの義理?
弱いものをいじめて、自分たちの美意識に酔ってるだけでしょ」
ヤンアは静かに怒ります。
さすがの組長も顔色が変わりました。
この人、前回もそうだったけど、ヤンアに対してはにっこにこなんですよ。
なんだかすごく嬉しそうなんだよね、ヤンアと会うと。
こういう威勢のいい女が好きなんでしょうか?

ヤンアとダルゴンの名前には、言葉遊びの側面があるようですね。
「ヤンアチ」は「スケ番」
「ゴンダル」は「チンピラ」
それが「ヤンア」と「ダルゴン」
日本語だと「スケ子」と「権太」みたいな感じなの?
それだとちょっとやだかも。いや、さすがにスケ子はないか……。

なんだかんだ毎回ブギョン嬢のペースに乗せられちゃうダルゴン。
海辺のジャージャー麺もおいしそうです。
で、ブギョン嬢のお部屋でガマ社長と出会っちゃう。
これもガマ社長の悪だくみなのですね。
ダルゴンとナリムのおじさん(キム係長)を同席させて、
遠まわしに牽制するのです。
ブギョン嬢とダルゴンの関係にかこつけて、
疑似家族計画に気づいているぞ、と暗にほのめかすわけですね。

今更ながら、腹黒い人だよ、ガマ社長。

ブギョン嬢はガマおじさんに平手打ちされて、ソウルに連れ戻されちゃいます。
屈辱的~。そしてかわいそう。

キム係長は、事態を収拾するためにダルゴンをソウルに連れて行こうと
するのですが、彼はトッコ兄貴との約束を守り、
束草を離れようとしません。
しかし、ガマ社長はトッコ組長に頼んで、
疑似家族を襲わせるのです。
さすがに人間には手出ししないものの、おうちをめちゃくちゃにするやくざたち。

家族はたまたま外出していたので修羅場にはいなかったのですが、
トッコ兄貴、そこがダルゴンの家族の家だとわかってなかったのかな?
帰ってきたヤンアを見て、ちょっと驚いているみたいでした。
家族写真が飾ってあったからわかってた?
でもなんか、兄貴もガマ社長にはめられた感じがします。
ガマ社長はダルゴンの名前を出さすに、
「ある家族を追い払ってほしい」としか言わなかったし。

ヤンアはものすっごく怒ってダルゴンに電話をします。
「あのチンピラに家族が襲われたわ!」
「兄貴が?!誰か怪我したのか?大丈夫なのか?」
「あんたが確認しなよ!」
ダルゴンは急いでヒッチハイクしてソウルに急ぎ戻ります。

ダルゴンからの電話を受けて、弟分のトルマン(初めて名前わかった)は
ヤンアのもとに走ってきます。
このままだと、トッコ組長とダルゴン兄貴の対決は避けられない。
必ずどちらかが死ぬことになる……。
ヤンアに止めてほしい、と頼むトルマンなのですが、
ヤンアは無視して家に入ってしまいます。

うーん、トルマン、ナイス!
ブギョン嬢のことを「姐さん」なんて呼んでいましたが、
本当に兄貴が大事にしてるのはこの女だ、とわかっていたのでしょうかね。

そしてとうとうダルゴンは、地下駐車場でトッコ兄貴を襲います。
「あんたはもう兄貴でもなんでもねえ!
約束を破って家族を襲ったあんたは許さねえ!」
鉄パイプで兄貴に殴りかかろうとしたその時!
ヤンアが現れるのです。
「ダメ!ダメよ!
一緒に、わたしたちのうちに帰ろう?」

ギヤ~、この時のダルゴンの顔~。
なんともいえない表情です~。



親に捨てられ、さびしく生きてきたダルゴン。
誰よりも、家族という関係に憧れ、渇望していたダルゴン。
やくざ社会は、ある種疑似家族のようなものです。
盃をかわし、兄弟の契りを結び、
組長を「おやじ」と呼び、親子のような絆を結ぶのです。
「親の血をひく兄弟よりも、固い絆の義兄弟」ってさ。

それは犯罪組織の結束をより強めるための彼らの知恵でもあり、
本来なんの躊躇もなく他人を蹂躙できるメンタリティーを必要とする、
彼らの唯一の歯止めでもあるでしょう。
誰かれ見境なく、その暴力性を発揮していたら、
やくざ社会は崩壊し、成り立たなくなってしまいますからね。
家族には手を出さない、身内は守る。
この鉄則が、ときに非合法な活動をする彼らのルール。

「任侠道」というものがあり、仁義とか、情とか、
彼らなりの不文律がある、という人もいますが、
現実社会ではどうでしょうか?

「家族」からはじき出された人々が、「家族」を求めて
やくざ社会に取り込まれていくという構造もあり、複雑ですが、
たとえ裏切られても、いつかはそれを許すことができるのが
本当の信頼関係や愛情に裏打ちされた「家族」というものではないでしょうか?

なんてね!

やくざ社会とは縁のない私がなんやかや言っても説得力ないし、
ドラマだからそーゆーことはいいですかね!
でも、兄貴を信じてたダルゴンの気持ち、
トッコ組長にはわかってほしいわ~。


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