検事プリンセス ８

パク・シフ氏……俳優としてはまったくノーマークでしたが、
色白の肌にすっきりした切れ長の目。
そして優しげなお顔にそぐわぬ肉体美。
しかももっちりして柔らかそうな筋肉なんですよねー。
こんな男性がめちゃくちゃ優しかったら、そりゃ誰だって惚れるでしょう！（断言）

彼はイ・ジュンギくん主演の「一枝梅　イルジメ」にご出演されていた模様。
美青年ふたりの共演を観てみたいものです。

《あらすじ》

「ユン検事が見てる。これでも動揺しないなら、
君に興味は無いよ」
ヘリは泣きそうになってユン検事を追いかけたが、彼はすでに去った後だった。

「なんでこんなことするのよ！」
ヘリは怒りに燃えてイヌにくってかかった。
「嫉妬作戦さ。明日のユン検事の様子を見てみるんだね」

イヌに対してはぷんぷんと怒りながらも、ヘリは翌朝早く家を出た。
ユン検事と顔を合わせても、特に変わった様子はない。
（絶対見てないわ。でも手紙も見てなかったのかしら？）
ヘリはどうしても真実を知りたくてユン検事の郵便受けをのぞきまでした。
そしてとうとう、本人に確認することにしたのだ。

ユン検事は、その日遅く手紙を見たと認めた。
そしてヘリの家の前へ行ったことも。
「あ、あの人はただの友人なんです！」
ヘリの必死の言い訳も、自分には関係ないというユン検事。
しかしヘリはめげなかった。
「故意に来なかったわけじゃないんですね。
じゃ、もう１回使ってもいいですか？期限は無期限なんです、あの券」
「いい。使え。約束は守る」
ヘリは嬉しそうに、にこにこと笑った。

今度のヘリの担当案件は、交通事故だ。
妻を亡くした夫は、葬儀の３日後に示談を了承した。
加害者の女性は、高額の示談金を提示したのだ。
示談を急いだ理由は？本当に過失はなかったのか？
ヘリはイヌと共に、事故現場で独自に検証を行なった。

山道でヒールのかかとが折れてしまったヘリに、
自分の靴をかしてやるイヌ。
おかげで足を怪我してしまうが、最後はヘリをおぶって山を下りる。
家へたどり着いたヘリは、彼の足の怪我に気づいた。

「さあ、ごはんを食べようよ！」
彼の提案で買い物に行った際、ヘリはこっそり消毒薬と絆創膏を買った。
だって、痛そうなんだもの。
「マ・ヘリが気を遣ったの？」
手渡されたイヌは心底びっくりした様子で、ヘリもなんだかくすぐったい。
それからふたりでラーメンを作った。
食べないつもりだったけど、結局ヘリもほしくなって、
ひとつのラーメンを分け合って食べた。

食後にヘリが熱心に事件の検討をしていると、イヌはソファで眠ってしまった。
そして夢を見て、うなされはじめた。
昼間に交通事故現場の検証を行なっていて、昔の記憶が呼び起こされたようだ。
苦しそうなイヌの手を握ってやるヘリ。
「平気よ、これは夢なのよ」
次第に落ち着いてきたイヌの呼吸。
ヘリは弱々しげな彼を見て、かわいそうな気持ちになるのだった。

不動産詐欺の１件も解決し、ヘリは鼻高々。
しかし、いい気分のヘリに、ユン検事が忠告した。
「君はソ・イヌの何を知ってる？
証人を買収してまで裁判に勝とうとする男だ。
彼は見返りも無しによくしてくれる人じゃない」
嫉妬してくれると思ったヘリはがっかりしたが、
それよりなにより、イヌへの疑念がわいてきた。
本当にユン検事の言うとおりだわ。彼って何者なの？

尾行のまねごとをしてみたものの、うまくいかない。
ヘリはいつものようにまっすぐ彼に疑問をぶつけてみた。
質問にはことごとく、きれいな答えが返ってくる。
（証人買収なんて、きっと何かの間違いだわ）

ところが、彼の部屋へ資料を取りに行った際、
ヘリは偶然写真を見つけてしまう。
友人の誕生日に撮ったらしき、自分の写真。
なぜ彼がこんな写真を持っているのか？
そして部屋で鉢合わせした美しい女性は？

ヘリはこれまでのことを思い返した。
もう一度、彼に正面きってたずねてみる。
「ソ・イヌさん、あなたって何者？」

（つづく）

ふんふんふんふん、あのきれいだけど男運のない女性は、
ハ・ジョンランっていうのね？
そしてイヌさんは変装までして彼女の店に通って、
常連として彼女の力になってあげているのね？
旦那っつーかヒモ男が、ジョンランさんの印鑑を盗んで
彼女の不動産を売却してしまった件を事件として訴えたのね？

そしてヘリがその担当検事になるわけですが……。

いや、こんなうまく行くもんなの？
シン・ドンハ事件といい、このジョンラン事件といい、
そううまいことヘリの担当になるもんですかいのぅ。

ちょっとそのへん、わかんないですけど……。

でも、シフさんと美人のおねーさんが、
ヘリを相手に何かをしようと計画していることがはっきりとしました。
何をしようとしてるのかは、まださっぱりわかりませんが。

シフさんが小６の頃に、交通事故で亡くなったお母さんのことと、
何か関係があるのでしょうか？

あるんでしょうなぁ。

でもヘリとは直接関係なさそうだから、
たぶんお父さん関係なんじゃないかなぁ。

でもそうならお父さんに直接行けばいいわけで。
「あなたの相手はあのマ・ヘリなのよ！」
と怖い顔で言われてたってことは、ヘリに何かあるのかも。

ふふふ、けっこうミステリーな感じが漂ってまいりましたね。

可笑しいのはヘリで、
この人、裏工作とか全然無理なんですね。
ユン検事の時も同じでしたが、
結局最後は正面からぶつかっていくことになるんだな、と。

１回目はうまいこと体をかわされましたが、
２回目はどうなるんでしょうね～。
本気のヘリを、シフさんがどうかわすか？
気になるところです。

ヘリがどんどん仕事熱心になるし、
ユン検事への恋心も隠さずにまっすぐだし、
人に対して気を使って優しくなるし、
いわゆる正統派ヒロインになってきてびっくりです。

最初からこんな子だったら、
ここまで彼女の味方をする気にはなれなかっただろうな、と思います。
一度、え～っと思った分、彼女の成長が嬉しいです。
もともと彼女のこと嫌いじゃなかったみなさんは、
ほらね～！とほくそ笑んでいることでしょうね。

ちょっと仕事がうまく行き過ぎて逆に心配ですが、
ジョンランさん事件でいろいろあるんでしょう……。

仲良くなったシフさんに裏切られて泣くヘリを、
ユン検事が慰める展開になるのか……。

シフさんのうなされ演技がうますぎて驚きましたが、
眠っているお顔が優しくて好きかも～。
わたしは人がうなされていると、自分も怖くなっちゃうタイプなので、
あんな風になだめてあげられずに必死で起こします。
現実にあそこまで声が出てるって事は、
夢の中では絶叫もののハズ。
うう……かわいそうに。

お買い物したり、ラーメン一緒に食べたり、ラブラブじゃないですか……。
最後はヘリとシフさんがうまくいく展開になってほしいと切に願いますよ。

ええ、チン検事のためにもね！