いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 2

2013年02月13日 | フルハウス
んんん!この第2話は85分ほどあるぞ!
日本ドラマの初回拡大版くらいのボリュームだね。
しかし韓国ドラマの放送枠はいったいどうなっておるのか?
時間通りにおさまらなくても大丈夫なのか?
なんか不思議だなー。

〈あらすじ〉

ジウンの家を買ったのは、イ・ヨンジェだった。
「家は売らないから、契約は無かったことにして」と
主張するジウンだが、書類上の不備があるわけでもなく、
ヨンジェも頑として譲らない。

お金を返すあてもなく、ジウンは自分の書いた小説の版権を譲ると
申し出るのだが、とりあってくれないヨンジェ。
死んだ父親が設計したこの家は、彼女の唯一の財産で思い出の家なのだが、
そんなお涙ちょうだいの物語にほだされる彼ではなく、
ジウンは夜中に荷物とともに放り出されてしまう。
割れてしまった写真立て。両親との思い出の写真が入っているのに……。
「何よ、サイテーなやつ!」涙にくれるハン・ジウンだった。

仕方なく、庭のベンチで眠ったジウンは、朝になってヨンジェに追い払われるが、
具合が悪くなり、戻ってきてしまう。
発熱し、ぐったりしているジウンを見て、さすがに気の毒になったヨンジェは
仕方なくだが、献身的に面倒をみてやる。
両親が亡くなっているのは本当みたいだし……。
たったひとりしかいない電話帳の友人に電話しても連絡が取れないのだから仕方がない。

おかゆまで作ってやった翌朝、ジウンはすっかり元気を取り戻すが、
仮病を使って居候を決め込む。
しかし、演技はすぐにばれてしまって、再び出て行くように
ヨンジェに要求されてしまう。
「外で寝るなんて、お前は乞食かよ。家がないんだろ、これを持って行け」
ヨンジェは、多額の金をジウンに手渡した。
「なぜくれるの?」
「かわいそうだから、恵んでやる」

プライドを傷つけられたジウンは怒り、札束をたたき返して
憤然と家を出て行く。
「あんたってサイテーな男よ!」

それでも行く当てがなく、バス停でぼんやりしているジウンを
放っておけないイ・ヨンジェ。
「俺が貸した金はいつ返すつもりなんだよ!」
家政婦として、働いて借金を返すように言うヨンジェ。
神経質で人使いが荒く、自己中なサイテー男のイ・ヨンジェ。
それでもジウンには、ほかに選択肢はない。

へウォンの店に訪ねていったヨンジェは、彼女がニューヨークに留学すると
聞かされて、プロポーズを決心する。
へウォンは、ミニョクがニューヨークへ行くことを聞いて、
追いかけていこうとしているのだが。

一方、ジウンは身に覚えの無いカードの請求に目を白黒。
なんとしてでもドンウクを捕まえるために、産婦人科を見はることにした。

夜中にこっそりプロポーズの練習をしているヨンジェ。
「なによ、芝居の稽古?幼稚なセリフね」
密かに傷つき、ジウンに意地悪をするヨンジェだった。

翌日、やっとのことでドンウクたちを捕まえたジウンだったが、
人の良さにつけ込まれ、まんまと逃げられてしまう。
ヨンジェもまた、一世一代のプロポーズを演出したのだが、
直前でミニョクの電話に邪魔をされてしまう。
「話があるんだ」
「ミニョクさんが待ってるから……」
「またせとけばいいだろ!」
ヨンジェの剣幕に驚くへウォン。
「兄貴が好きなのか?見ててつらいんだよ!
兄貴はお前のことなんか好きじゃない、わかってるだろ!」
「私が彼を好きなの!絶対に振り向かせてみせるわ!」

傷心のふたりは、家で缶ビールをちびりちびりと
一緒に飲んでいる。
信じていた友達に裏切られたつらさをせつせつと語るジウンに、
さすがのヨンジェも同情的だ。
「今日撮影した映画、どんな話なの?」
「ある男に、ずっと好きだった女がいたんだ……」
自分とへウォンの話を、映画の台本のように語り出すヨンジェ。
「旅立つ女に、男はプロポーズをしようとする……」
「だけど、言えなかった。女にはほかに好きな男がいたの」
「なぜわかる?」
「作家だもの」
ジウンの洞察力に、少し感心する。
「でも、男はあきらめきれなかった。
彼女なしでは、生きられないから。
でも気持ちを伝えれば、彼女を永遠に失うかもしれない。
男は耐えたわ。愛とは時に痛みを伴うものでしょ」
自分の心を見透かされたようなジウンの語りに、ヨンジェは思わず引き込まれる。

「結局男は、彼女をあきらめるの。かっこよく」
「……話の続きは?彼女なしじゃ、生きられないんだろ?」
不安そうなヨンジェに、さらっとジウンは答える。
「だからって死ぬの?」
その後、ジウンの語る物語は迷走の一途を辿り、THE END。
「……お前さ、もう寝ろ」
バカバカしくなったヨンジェは、片付けをする彼女の姿を盗み見て、
ちょっと笑った。

このままでは、1ヶ月以上も家政婦として働かなければならないと、
ジウンは原稿をもって出版社をまわるのだが、めぼしい成果はあがらない。
ヨンジェは、先日のプロポーズ騒動がリークされて新聞ネタになり、
すっかりイラついている。
そんな中、ミニョクの出版する新しい映画雑誌の創刊パーティーの招待が。
「ねえこれ、私も連れて行って!原稿を売り込むチャンスだわ!」
「面倒だからヤダ」
「何よ!サイテー男!」

言いつけられた家事を放り出して、ジウンはパーティーに乗り込んだ。
「お、お前!なんで来たんだよ?」
ヨンジェは事務所の社長に、彼女の原稿を手渡してくれていたのだが、
そんな配慮を彼女は知るよしも無い。
「バスで」
天然な返答にイラつき、彼女の横柄な態度にムカムカするヨンジェ。
「ね、お互い知らないふりでいきましょ」
ジウンはヨンジェのイライラになんかお構いなし!

ジウンは、ここで偶然、ミニョクと再会する。
「誰に原稿を売り込めばいいかわからなくて……」
「じゃ、僕に見せてくださいよ」
彼女のシナリオに大笑いのミニョク。
楽しそうな雰囲気を見て嫉妬したへウォンは、ジウンが席を外した隙に、
思わず彼に告白してしまう。

「お前のことは、妹としか見られない。
それに、ヨンジェがいるじゃないか。お前を好きだと言ってたぞ」
ミニョクがヨンジェに遠慮しているせいで、
自分を受け入れてもらえないのだと感じたへウォンは、
ヨンジェを見つけて彼にせまる。
「私を好き?愛してる?どうなの?
好きなら今、さっさと告白しなさいよ!」
彼女の剣幕に戸惑うヨンジェ。
へウォンをたしなめるミニョクを見て、事情を察したヨンジェは
「……ああ、大好きだよ」
真顔で愛を告白したのだが、直後、
「ハン・ジウン」
と続けて、いきなりかたわらにいたジウンにキスをした。

(つづく)

あ~、へウォンのこと嫌いかも~。

てか、はっきり言おう!嫌い!

なぜかと聞くなよ!ヨンジェを傷つけて平気だからに決まってるだろ~。
大事な話があるからって呼び出されて食事してるのに、
最後のデザート食べる時間なんてほんのちょっぴりなのに、
どうして彼をないがしろにするのさ!

男として好きじゃなくても、友達として尊重すべきだろ!

ヨンジェもまた、ロマンティックな韓国ナムジャ特有のいらん演出のせいで
プロポーズのタイミングを逃してしまうのだ……。
なんだかイケメンですねのシヌヒョンを彷彿とさせるタイミングの悪さ加減。
あほかおまえらはー!

そしてミニョクオッパのプレイボーイっぷりときたら!
へウォンとバーで飲んでるのに、
きれいな女性から熱い視線を送られて、へウォンがトイレいってる隙に、
かの女性と姿をくらましてしまいました。
し、失礼な男だな!お前は!
妹みたいな女だとしても、そりゃないだろ!
あそこからひとりで帰る惨めさを考えてみろ、バカ!

そんな男に
「おいおい勘弁してくれよ」風にことわられちゃって逆上したへウォン。
あんたの気持ちはわかるよ。ムカツクよね。

しかし、そのイライラを、ヨンジェにぶつける意地悪さ。
あんた、あたしに告んなさいよ!そしたらオッパの目の前で
ふってあげるから!そしたらオッパは誰にも遠慮せず、
あたしを受け入れてくれるかもしんないんだから!
という魂胆がみえみえです。

そりゃないでしょ!

自分が振られたからってひどいよ!
お前なんか好きじゃないって言ってやれ!ヨンジェや!

と思ったら、ヨンジェは大好きだって言っちゃうんだよね-。
げっ、と驚いたのもつかの間、その相手はハン・ジウンだっていうんだよねー。
そしてキスまでしちゃうんだよねー。
ねーねー、なになの、その流れわ。

ミニョクヒョンの前でふられるなんて屈辱だから、嘘ついたの?
へウォンに「お前なんか好きじゃないやい!」っていうアピール?
とりあえず手近にいたジウンにキス?

うーん、わたしはここで、ヨンジェ自身も気付かない、深層心理が
あふれ出ちゃったんだと思うんだよね。

ジウンの手帳で、両親の命日の印を見たとき、
アドレス帳には全然記載がなくて、ただひとり書いてあるドンウクの名前を見たとき、
うなされて、お母さんを呼んでいるのを聞いたとき、
ぽつんとバス停に座っている彼女を見たとき、
金もないのに、わたしは乞食じゃないって怒る彼女を見上げたとき、
自分でも知らないうちに、彼女を愛し始めていたんじゃないの?

もっといえば、前回彼女に頭突きをくらったときから、
ヨンジェはジウンに恋をしてしまったのじゃないだろうか。

なんてさ。

ふたりが缶ビールを飲みながら話すシーンがすごくいい。
ヨンジェの話を引き取って、続きを語り出すジウンに、
なんで俺の気持ちがそんなにわかるんだ?なぜなんだ?と
ぐいぐい惹かれていくヨンジェ。



つらい目にあってきた彼女だからこそ、
じゃ死ぬの?って言えちゃうドライさがある。
本当に大事な人が死んじゃっても、どんなに悲しくても、
いつかは立ち上がって歩き出す時が来るんだって、ジウンは知ってると思う。
人は悲しみのあまり死んでしまうほど弱くないってわかってると思う。

かっこつけて彼女をあきらめた後は、別の人を好きになればいいんだよ、ヨンジェや。
ジウンは度胸もあるし、ヨンジェがスターだからって
きゃあきゃあ言うような女じゃないし、
ほら、けっこう美人だし、いいと思うけどなぁ。



パソコンを前に悩んでいるときは、なかなかイケてる女流作家なのかと思ったら、
いつもストーリーが破綻しちゃうタイプの人みたいだ。
一世一代のプロポーズに失敗して落ち込んでいるヨンジェも、
彼女のバカばなし(ジウンは真剣)を聞いてるうちに気が晴れたみたい。

原稿を読ませてもらってるミニョクオッパもひぃひぃ笑ってるし、
ラブロマンスじゃなくて、違うジャンルで小説書いたら売れるんじゃないかねぇ。
なんかジウンって、まだ恋もしたことがないんじゃないかと思った。
経験値ゼロでロマンス小説書いてるような気がするんだ。
別に男に興味ないしって感じが、ミニョクもヨンジェも気になるのかもね。
ふたりとも、もてる男だから。

ここにきて、やっとヨンジェのかわいさが発動した感じ。
家から追い出したり、外で寝かせたり、結構冷たいんだけど、
病気の彼女をほっとけなかったり、
お金を渡してあげるつもりになったり、
バス停にいる彼女をこっそり見ていたり、
下手な小説を事務所の社長に読んでもらったり、
ジウンのこと、だいぶ気になってるね。

しかも、それを素直に言えないあたりがかわいい。
へウォンに対する顔と、ジウンに対する顔が全然違ってて、
ようやく彼の魅力がじわじわと出てきたかなーと思います。
へウォンやミニョク、事務所の社長やスタッフに対するときはすごく男の顔で、
ジウンに対しては、とまどったり、慌てたり、少年ぽいの。
わざと意地悪したりして、確かに幼稚なんだけどかわいいんだ。

バス停に座っているジウンを遠目で見ているヨンジェがすごく好きだ。
パーティーでジウンを見つけて、お、お前~と怒っているヨンジェも。
何が好きって、ジウンの方は我関せずでへーぜんとしてるところが好きなの。
バス停の時はヨンジェが見てるって気付いてないでしょ。
パーティーの時も彼の機嫌なんてどーでもよくて、ごちそう食べてうれしそう。
ただただヨンジェひとりがやきもきしたり、慌てたり、
ジウンのことを考えてる、っていう状況が好きなのさ。

あー、やっとかっこかわいい彼が見られるのねー。



相変わらず衣装はバギーパンツ風が多くて、
へウォンのセンスを正直疑うんだけどさ……。
2004年のドラマだもん、仕方ないか。

ラブストーリーの基本、4人の男女がこれからいろいろ
あるんだろうな、という展開で王道ですね。
ジウンの親友カップルについては、ほんとに頭にくるけど、
彼らがいなければ、そもそもこの出会いはなかったわけで。
真面目に考えてもしょうがないので、子どもに免じて許すしかないです。

しかしジウンのお人好しにもほどがあるよ……。



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2 コメント

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だーよーねー! (かずゆいまま)
2013-02-14 11:44:46
私もヘウォンは何様じゃ!ってプンプンしてた覚えがある。
こんな女のどこがいいんだ?ヨンジェ!て何回も思ったしねぇ。ふー。
しかし最後のチューはわっほい!って叫びました。
ここからあたしもハマっていったんだよなぁ。
スターじゃないヨンジェの素が可愛いしジウンも綺麗なんだけどガサツな感じがお似合い。
これから楽しみですね~

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ライバルは憎たらしいほどいい (ビスコ)
2013-02-14 23:45:31
そう、ジウンはすっごい美人だと思うんですよ。
でもがさつで、あまり物事に頓着しないとこがかわいい。
というか、適度な隙のある美人で、モテてもおかしくないよね。
ちょっと変わってるけど……。

恋敵は憎たらしいほど、ドラマが楽しくなります。
小憎たらしい、くらいがいいかな。
策略を企てたりしたら、悪人すぎて引いちゃうから。
へウォンはまあ、わからないでもない、くらいのわがままっこでちょうどいいんじゃないでしょうか。
ラストは彼女にも成長してほしいですね。
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