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ファン・ジニ 第十三話 

2013年12月18日 | ファン・ジニ
こ、恋ってめんどくさっ!
てか、なんか恋っていうワクワク感がない!
じゃ、これって愛?
恋より濃ゆいものが愛なの?
そーとは限らないんじゃないかなぁ~。

てな感想の十三話です。

《あらすじ》

ジニを狙った仕掛けは、誰のしわざなのか、ジニは追求を望まなかった。
不問にしたい、という願いを受け入れ、ジョンハンはふたりの行首に厳重に注意するに留めた。

命を救われた礼にと、ジニはジョンハンの前でコムンゴを弾く。
彼女の姿をいとおしそうに見つめながら記譜をするジョンハン。
ジニは、遠い日のしあわせな光景を思い出していた。
コムンゴを弾く自分と、その姿を絵に残そうとしているウノ。
しあわせだった。
思わず涙がこぼれ、演奏を止めた。
驚くジョンハンを残し、席を立っていくジニ。

ジニの剣舞は相当の域に達したが、群舞ではまったく精彩を欠く。
理由のわからぬジニに、下働きを命じるメヒャン。
ペンムもその処置を見て、納得した。
ジニに群舞は舞えない。
悩むジニは、布のしわ伸ばしの作業中、はっとひらめく。
「相手の舞を見ないから、あわせることができないのです」
単純な事実に気付いたジニは、仲間をよく見て、
心をひとつにし、群舞を舞うことができた。
あとは明日の本番に力を尽くすのみだ。

最後の修練とばかりに、夜中にひとり舞うジニ。
そこへ現れたジョンハンは、
「私をあの人だと思え。仲間だと思ってもいい。お前の舞を見るすべての人だと思ってもいい」と、優しく言う。
ペンムの舞には感動がない、とジニは思っているようだが、
今のままでは、ジニの舞とて同じことだ。
舞手がしあわせを感じていないのに、人を感動させることができるだろうか?

ジョンハンとジニの様子を見てしまったプヨンは、切なさでいっぱいになり、
彼のもとへ赴く。
「判書様のお心を、わたくしにくださいませ」
それはできぬ、と言い切ったジョンハンの中に、ジニへの思慕を見て取ったプヨンは
一計を案じる。

翌日の群舞本番。
心を合わせて舞っていたはずの舞手が、ひとり、またひとりと
輪からはずれていく。
衆人の見守る中、舞台の真ん中で、たったひとり残されてしまうジニ。


(つづく)


いやいやいや、ゲス兄さん、あなたの愛は「執着」以外のなにものでもないのでは?
と思いますが、彼はジニに真心をあげたい、と思うほど好きになっているわけね。
彼女が自分以外の男、ジョンハンなんかに優しくするのが気に入らないだけかもしれませんが。
王族のくせに、屈折していてめんどくさいやつです。
たいして風流人じゃないじゃん。

でも、「二度とミョンウォルに手出ししたら殺す」てな勢いでプヨンを牽制するゲス兄さん。
……本気っすか?本気で彼女を好き?
ただの気まぐれだったら許しませんぜ。
ジニの心を得るために、タンシムの心を踏みにじってますからね。

まぁこの人も、ウノの件では協力したり裏切ったり、いろいろやってるからね。
ちゃっかりキーセンに格上げしてもらってるしね。
考えなしな子とはいえ、
ちょっとぐらいつらい目にあってもらわないと割があわないかな。

しかし兄さんはモテモテですね。
やっぱり王族で高貴な方、というのがポイントかな。お金持ってるし。
若くてかっこいいし。
でも、ジニにはモテない。
結局庶民をバカにしてる人だからね。
自分が、生まれながらに高貴な人なんだってことに、なんの疑問も持ってない。
たまたま王族に生まれたってだけなのに。
富と権力を使えば、なんでもできると思ってるところが嫌なんです。
そのくせ、王族に生まれたから政治を志せない、とかいって拗ねてる。

お前いっぺん、最下層に生まれなおして苦労してこい!

ジョンハンとウノがだぶってみえるのは、
ふたりとも、真心を尽くすことの大切さを知っているから。
両班という地位は、人間の価値とはまったく関係ないとわかっているからですね。
もし若様が生きていたら、こんな人になったんじゃないかしら。
はじめて、そう思える人と出会って、ジニは思わず涙したのね……。
ウノを想って、泣いたんだと思うわ。
すごくジーンとくるいいシーンだったわね。

だから、冒頭のあの仕掛け、実際ぜんぜん危なそうに見えなかったのは
不問に処すわ。
あれだとジニにぜんぜん届かないじゃん、と思った人は手を上げてください。

ジニが群舞に苦労するエピソードも面白かった。
わたし、「ガラスの仮面」という漫画が好きなのですけど、
マヤの舞台あらしのエピソードみたいだったねー。
すごく才能があるからこそ、みんなと呼吸が合わせられないのさ。
でもって、一度は演技から遠ざけられ、ハッと気付く。
パターンかもしれませんが、これがいいんです。

せっかくプヨンとの間にうまれかけた連帯感も、ジョンハンのせいで台無し。
人を好きになるのは自由だから、プヨンの逆恨みなんだけどね。
「もし彼女が心をくれるというのなら、ほしいのですか?」
と問われてキョドるジョンハンが、うかつすぎます。
あなたいま、けっこう偉い人なんだから、そんなに顔色読まれすぎじゃまずいわよ。

女の嫉妬で、苦境に立たされてしまったジニ。
ここからどうするのかしら?
すごくうまく剣舞を舞っても、ひとりじゃ意味がないんじゃない?
この状況は、メヒャンにとっても良くない状況だと思うんだけど、
結局首がすげかわっても自分たちは安泰だと思っての愚挙なのかしら?
プヨンはすっごく努力してるけど、すっごいうぬぼれやさんで野心家なので、
あの恋する乙女の雰囲気にだまされてはいけないと思います。
丸太の罠だって、メヒャンの右腕でもある姉さんのしわざだったのに、
「お前がやったに決まってる!」とゲス兄さんに言い切られてしまうプヨン可哀想だけど。

心をなくした師匠と弟子は、いったいどこへゆきつくんでしょうね……。


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