不良家族 ７

はたから見ると、すっかり両想いのダルゴン兄貴とヤンア姉さん。
あいかわらず不器用なふたりは不器用に恋をしていますが、
ナリムの記憶を取り戻すきっかけもつかめてまいりました。

ナリムの誕生日が近づいてきて、ふたりは誕生日の準備を買い出しに。
童心にかえって楽しくお買いもの。
ダルゴン似のお人形（レゴブロックの人に似てる）を見つけてはしゃぐ
ヤンアはニコニコです。かわいいね。

去年の誕生日は何をしたのか、絵日記を調べていたダルゴンは驚愕！
「誕生日におじさんがまたピアノを弾いてくれると約束した」とな？
あわわわわ、ダルゴンはもちろん弾けるわけがありません。

ナリムの記憶を取り戻すために、ふたりでナリムを連れて
江華の石毛島へ行く予定にしていたのですが、
あのアホボンがヤンアの早退を許さず、とりあえず計画は延期されます。
「お前の上司は誰だよ！話つけてやる！」
「いいよいいよ、平気だってば」
じゃれてるふたりを見つけたブギョン嬢はしぶい顔。
ライバル出現？に複雑な女心。
ライバルっつーか、ダルゴンの本命はヤンアなんだけど……。
もてる男はつらいよねー。

コーヒーラウンジでピアノを弾いているブギョン嬢を見つけたダルゴンは、
彼女にピアノを教えてくれるよう、頼み込みます。
「仮に俺が何か頼んでも……断るなよ」
これが人にものを頼む態度かっ！
でもダルゴンのセリフだったらゆるせちゃう。
あー、私、すでに惚れてます。
ブギョン嬢も、ヤンアとの関係をダルゴンに尋ねますが、
「ただのお隣さんだ」という返答に満足して、頼みを聞いてあげることに。
「ついてらっしゃい」を「カモン」という字幕に訳した担当者はエライ！
すごく雰囲気出ていると思います～。

ピアノ個人教授の現場にヤンアを呼びつけるブギョン嬢は
なかなかの恋愛熟練者。
案の定ヤンアは、手取り足取りの練習風景を見てカチンときた様子。
ダルゴンも「道で見たことあるってくらいの知り合いだ」と
ヤンアには冷たい態度なのでなおさらです。
彼女を口説いていると思って腹を立ててるのね。
わー、わかりやすいジェラシー！

ヤンアは塩辛調査のための出張を命じられます。
場所は江華の石毛島！イェイ！ラッキー！
ダルゴンも誘って一緒に行こうと思うのですが、彼は席を外していました。
しかも携帯は嬢に取り上げられていて、不通。
ムカムカしながらナリムを連れて出発するヤンアなのでした。

彼女に出張を押し付けたアホボンは、ガマ社長に
塩辛の納品契約を取ってくるよう言われて、
任しといて！と江華に出かけます。
そこで店主と口論になり、あやうく契約をパーにするところを
ヤンアたちに助けられ、ダルゴンの代わりに
ナリムの記憶を取り戻す手伝いをすることになります。

ナリムは去年の旅行中、真っ暗な中でともされたガスランタンの火で
やけどを負ってしまったのです。
同じ状況を再現すれば記憶が戻るのでは？と、
再現芝居をするのですが、どうしても記憶は戻りませんでした。

素人の生兵法は怪我のもと……。
これはナリムにとっては過酷な試練だったのでは？
ハラハラして見ていられませんでしたよ～。
そんなこわいことで記憶を取り戻そうなんてかわいそうじゃないですか！
ダルゴンだったら、反対してくれたんじゃないかなぁ。

アホボンは態度が軟化して、ナリムとヤンアを家まで送ってくれました。
一見いい感じのふたりの様子を見て、ムカつくダルゴン。
「お前は上司に色目使ってるんだろ！」
「あんたは室長口説くのにこの家を利用してるくせに！」
売り言葉に買い言葉で、ケンカしてしまうふたり。
お互い好きなくせにしょうがない大人たちだなー。

ナリムは学校をさぼって、川に絵日記を投げ捨ててしまいます。
必死で彼女を探していたダルゴンは、あわてて日記を拾ってやりますが、
ナリムは彼の胸にすがって大泣きしてしまいます。
「私は誰なんだろう？何も思い出せなくてつらいの……」
ううっ、かわいそうなナリマ。
大人の期待になんか、応えなくていいんだよ、
あんなこわい思いをして何かを思い出さなくてもいいよ。
ナリムはナリムなんだから……。

ダルゴンはブギョン嬢にあやまって、再びピアノレッスンを始めます。
またまた彼女がイイ女なんです！
自分の教え方が悪かったと、ダルゴン向けに
鍵盤に数字を貼ってあげて、簡単に覚えられるように工夫してくれるの。
ちょっと意地悪？と思ってたけど、そんなことない！
ダルゴンがヤンアを好きなの知ってるけど、
こんなイイ女に惚れられて、男冥利につきるわ～。
ダルゴン、必死に練習を重ねます。

一方、オムマダムは人生最大の事件に遭遇していました。
市場の集団検診で妊娠が発覚！
饅頭ばあさんは、絶対じいちゃんの子だと勘違いしていますが、
これはあの時のパパとの結果です。
お金を借りて中絶しようとするマダムを叱る饅頭ばあさん。
仕方なくマダムは、よりにもよってパパにお金を借りて病院へ。

ばあさんから話を聞いたパパは、大慌てでマダムを止めに行きます。
「あなたにはカンケーないでしょ！」というマダムに、
「私のお金で人殺しなんかさせません！」とがんばるパパ。
留学した子供たちは、離婚したお母さんについてカナダで暮らすと言って
去ってしまい、パパに残されたのは、愛するマダムとおなかの赤ちゃんだけなのです。

さてナリムの誕生日当日。
お部屋に閉じこもって泣いているナリムの耳に、ピアノの音が！
外に出てきたナリムは、おじさんがピアノを弾いているのを目撃。
集まった家族も声を合わせて歌います。
最後はみんなで拍手！

ところが、忙しくしていた家族は誕生日プレゼントを買い忘れていました。
「何やってるんだよ！」
そこへパパが重大発表を！
「ナリムにプレゼントがあるんだ。兄弟ができるんだよ」
大喜びするナリムと驚きの家族たち。
信じられない展開に、思わず天を仰ぐダルゴンなのでした。

うはー、パパとマダムはやっぱりそういうことになっていたんですな。
すっかりマダムに恋しちゃってるパパはいいとして、
どうするんだろうマダム？
このまま本気で再婚して子育てしちゃうの？
パパはいい人だけど、ただそれだけなんだもん。
私、マダムは心の平安より、恋をしたいタイプの人だと思うのよね。
安定した家庭がもてるなら、惚れこんでくれる男がいるのなら、
この男に人生を預けてみようか……なんて絶対思わないでしょー？！
ちがうかな？ただ臆病になっているだけ？

まだまだ迷っている気配のマダムに先手を打った形のパパですが、
私はなんだか不安だよ。

ダルゴンのピアノ、これも版権の関係でBGMでごまかしてありますが、
どんな曲を弾いてあげたのかしら。
聞いてみたかったな。
絶対隣の班長さんが仰天してカーテンの陰から覗き見してると思います。
屋外に白いグランドピアノ……。
大金持ちか！

ダルゴンを見つめるナリムがめっちゃくちゃかわいい。



そしてそんなナリムを見つめるダルゴンの目がめちゃくちゃ優しい。
ああ、いいシーンだー。
へたすりゃここで恋が生まれそうな勢い。
ナリムちゃんはおじさん大好きだよね。
ふたりのきずなは深いなー。
大事な時には必ず側にいてくれるおじさん。最高だ！

前回あたりから、金髪君のキャラも立ってきましたね。
わりと無口で静かな子でしたが、宇宙人キャラ？
かしこい天然ちゃん、という感じ。
彼はK-POPグループ「Super Junior」のレラこと、キム・ヒチョル君。
よく女の子と間違われるほどかわいい人です。
東方神起のユノの彼女と間違われた時は、
「レラなら許す！」と多くのファンが言ったとか言わないとか。
このドラマではあまり目立たないけど、
饅頭ばあさんに「僕はおばあちゃんのファンだよ～」って言ってハグしたり、
ヤンアにも「ヌナー」ってニコニコしたり、ナリムにも優しい、いいお兄ちゃんです。

ナリムの失われた記憶が戻ったら、疑似家族はどうなるの？
そこがこのドラマの肝でもあるわけですが、
絶対ハッピーエンドにしてほしいと心から願ってしまいます。
ナリムはみんなの宝物だもんね。