交通事故死？

中国では、交通事故を起こすと必ず金銭的な賠償を伴う。
逆にいうと、お金さえ払えば、あとはいいのだ。
刑務所に入らなくていい。
対人事故で、相手が死亡した場合は、死亡金？で一時的にお金を払いさえすればいい。
日本円にして、だいたい500万円程度だそうだ。
しかし、相手が障害を持ったまま生きていかざるを得ない場合は、一生治療費やら生活費やら払うことになるらしい。
死亡した場合に比べて、何倍ものお金を家族に延々と要求されることになるそうだ。
まるで、一生ゆすられるかのように。
そこで、だ。
そういった背景があって、事故を起こして相手が重傷でまだ生きていたら、車をバックさせてもう一度その人をひいて殺す事件が頻繁に発生し、問題になっているらしい。
・・・。
信じられん。
最近、話題になっているのは、女の子をひいて大怪我をさせてしまった運転手が、車から降りて女の子が生きていることを確認し、車をバックさせて合計5回ひいて殺したという事件だ。
大勢の人が現場を目撃していたにも関わらず、警察はただの交通事故死として罰金だけですませたそうだ。
自首さえすれば、ただの交通事故死になる。
犯人がその場から逃げさえしなければ、何度執拗にひいても、ただの交通事故死になる。
殺人罪には当たらない。
ひたすら、絶句・・・。
でも、今の中国の法律だと、交通事故の処罰はこうなってもしかたがないそうだ。
そういうわけで、今法律の整備が早急に進められているとのこと。
中国が車社会になる速度に、法律が追いついていなかったんだね。
まるで、日本のネット犯罪に法律が追いついていないかのようだ。
法律よ、人の命と安全を守ってくれーー。