鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

ちょっと何やっているのか分かんない

2024年03月20日 | 宮城県_鳥の海

 2月1日の記事にも登場したヨシガモ。

 この日,鳥の海に,メス2羽,オス6羽の群れが入っていた。
 うち,メス1羽はこの騒ぎに距離を置いていたが,オスたち6羽が大騒ぎしていた。

 飛んだり,降りたりを繰り返す奴。

 降りては飛ぶ,繰り返しの飛翔。

 メスを見つつ,飛び超してしまうし。

 何を叫んでいる?

 今度は,何やら叫びながら,メスに向かう。

 彼女の前に着水したが,どうなの?

 そして,伸びたり,縮んだり,曲げたりする奴も。

 どこがパフォーマンスの最初か,わからないが,まず,くちばしで水しぶきを作りながら,首を横にひねる。

 すぐ近くにメスがいる。

 次に,見て,見て,て感じで,縦に伸びる。

 こちらからは黒くしか見えないが,頭の構造色をメスに見せている感じか?

 次は,お尻上げて~。

 逆「へ」のポーズで,水上に体を伸ばす。

 また,首を横回転。

 喉の白と,頭の構造色のフラッシュ効果を狙っているのか?



 もはや,何をしているのか意味不明。
 メスは見ていないようだし。

 こっちはオス同士で小競り合いか?

 1羽だけならまだしも,6羽が,それぞれ,いろんな動きをしていて,とてもついていけなかった。

 カモの求愛ディスプレイは,何をアピールしているのか,何となくわかるような気がするものだが,この子たちのやっていることは理解不能。

 仙台出身,サンドウィッチマンの富沢たけしさんではないが,「ちょっと何やっているのか分かんない」,そういう状態。

 カオスです。

 そうこうしているうち,潮がどんどん引いてきて,向こうの水面にあっさり飛んでいってしまった。

 一体,何だったの?

 (2024/03/17 鳥の海)


ジェンダーレスじゃない

2024年03月20日 | 宮城県_蕪栗沼

 ハイイロチュウヒのメスは,灰色じゃない。
 灰色じゃないのに,ハイイロて呼ばれる気持ちって,どうよ。

 メスは,オスにはない,また,チュウヒにもない,鷹斑(たかぶ)が翼の裏にあり,いかにもタカ!て感じ。

 この角度からは,オス以上にかっこいいと思う。

 体がタカなのに,顔がフクロウ,という組み合わせは,メスならでは。

 ここで,ハイイロチュウヒと呼ばざるを得ない悲しさよ。

 話が変わる。

 上に記載の子は,真冬のお昼頃に上空を飛んでいたものだが,今季,蕪栗沼に隣接する白鳥(しらとり)地区のヨシ原は,ハイイロチュウヒたちのねぐらになっていて,日が沈む時間になると,ハイイロチュウヒが乱舞する光景が見られた。

 広く知られているようで,県外ナンバーの車も含め,カメラマンも結構集まるようになっていた。

 私も2回行って,1回目は,結構長い時間楽しめたが,2回目は短時間で終わった。

 しかも,オスは逸れてしまい,ここには降りなかった。

 杞憂かもしれないが,忌避された,という印象が強い。
 超,罪悪感。

 関東方面では桁が違うほど人が集まるのは承知しているし,考えすぎかもしれないが,人が警戒距離内(?)に集まりすぎなのではないだろうか。

 ここでは,多くて50人も来ないと思うのだが,ねぐらは白鳥地区の北側に寄っており,ねぐらと思われる場所から土手まで2~300mくらいしかないのではないか。

 日本野鳥の会のホームページでは,チュウヒ観察の注意として,「冬季ねぐらから少なくとも300m離れて」とあり,「警戒心の強い個体ならもっと」とあるが,大丈夫なのか。

 なんか気持ち悪いので,私は以降やめることにしたが,様子を見て,影響が生じている可能性があるのであれば,来季以降,土手に待機しての,夕方以降の撮影を禁止にする方法もあるかもしれない。

 そう思う。

 こんなこと人には言えないし,たぶん心配し過ぎなので,自分だけやめた。
 ハイイロチュウヒをここで撮影できなくっても,なんも困ることはない。

(2024/01/20  ハイイロチュウヒ)