鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

首が回らなくなった人の厄除けに!

2024年03月01日 | 宮城県_仙台市(その他)

 カメラ,レンズなどの撮影機材の購入費や遠征費用などの支払いで「首が回らない」状態になる鳥見人は,日々,生まれていることと思う。
 かくいう私もその一人なのだが,先日,ものすごく「首が回る」シメと出会った。

 ご利益があるかどうかわからないが,縁起物(?)なので,運のおすそ分け。

 シメの男の子。

 お~い,首を回してみて。

 「は~い。じゃあ,いくよ~。」

 「せ~の,そうれ!」

 「まだ,まだ!」

 「もうちょい。」

 「お,空が見えたな。どう? こんな感じで?」

 ・・・とは,言っていなかったが,こちらからすると,「うひょ~」だ。
 なんと,首が180度,いや,それ以上回っていた。映画「エクソシスト」のリーガンも真っ青。

 フクロウは,首が270度回るそうだし,ハクチョウ・カモ・サギ・ツルなど首が長い鳥は,体を動かさなくっても,くいっと後ろを振り向けるが,こういう小鳥系がこんな格好をするとは,驚き。

 こうして普通の姿を見ると,首なんてないかのようにも見えるのに…。

 いずれ,皆さま方には,「首が回らない」ことがないよう,ご利益がありますように!
 シメだけに,財布の紐をシメていかないと…。(^^ゞ

(2024/02/24  シメ)

【付記】 
 鳥は飛ぶことに特化して進化してきているので,重い骨は軽量化し,かつ,数が少なくなっており,さらに,骨同士がくっついている傾向にある。また,鳥にとって視覚が重要なので,頭部に占める眼球の割合が大きくなり,眼球の可動域が限定されがちになっている。
 そのため,四方を「見るため」に柔軟に曲げることが必要な部分,すなわち頸部(首)は,その柔軟性を高める必要がある。
 頸椎(首の骨)の数は,哺乳類では7個が基本だが,鳥の頸椎は,鳥類学辞典(昭和堂)によると,13~25個程度となり,首の可動域が拡大している。180度程度首を回せるのは,鳥にとっては当たり前らしい。