水辺で鳥見をしていると,必ずと言っていいほど,「ウ」に出会う。
ヒメウはわかりやすいので良いが,ウミウとカワウは,よく見ないと識別できない。
ま,似たようなもんだし,「ウ」の識別は億劫だ。
いいかぁ,と思って。フィールドノートには,ウの仲間,という意味で,「ウsp.」なんて書くことが多い。ホントは,良くないんだけど。
しかし,こういうふうに,カワウとウミウに並ばれると,億劫さが,ワクワクに変わる。
左がウミウ,右がカワウ。
人によって識別方法は違うと思うが,私は,カワウの口元がカタカナの「カ」になっていることで判定。
「カ」という字の,肩の,真っすぐに降りてくる線が,カワウの口角と一緒。
「カワウ」の「カ」だし,覚えやすい。
上の画像は右向きだが,左向きのときは,まさに「カ」。
下の画像はウミウ。
「カ」ではなく,口角の尻尾がとんがっている。
これをもって,「ウミウ」の「ウ」の形,という人がいるが,私は,想像力不足でよくわからない。
ウミウは,顔の白いところが多い(=目のラインを超える)のも,識別ポイントだが,わかりづらい。
遠くからだと白い部分で見分けられそうだが,やはり,口角を見ないと安心できない。
色でも見分けられる(カワウは背が褐色)というし,大きさ(ウミウの方が大きい)も違う。
慣れた人は,飛んでいるときのプロポーション(=カワウは翼の位置が中央,ウミウはやや後ろ)でも見分けられるというが,これも微妙。
下の画像は,2月3日,1月以上前のもの。
潮位が違うせいで,岩が水上に露出しているが,場所は同じところ。
同じように,ウミウとカワウが並んでた。
ウミウ。このころ,この子は,まだ冬羽だった。
顔の白いところが大きく,ウミウ!!って感じ。識別しやすい。
下は,カワウ。もう夏羽になっていた。
それにしても,1月経っても,同じように並んでいた,ということ?
(2024/03/09 ウミウ,カワウ)