Biot ビオが創り出す車のパーツブログ!

日々の製品開発にまつわるブログ ものづくりの現場から創り出される品質や発想をお伝えします

新しい物を創る時…3

2018-03-22 22:06:24 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲別タンク仕様サスペンション


また、新しい物を創るときの事の続き…。

新しい物、既に世の中に出ている物でも、時々自社で取り組んでみる事もあります。

その性能や特性等、外観からでは解らない物、自社の製品作りの中で作り出せる物。

自分の課題として、取り組んでみたりします。

既存の物をばらして同じように作ってみるのでは、やってみる意味がありません。
自分の頭の中から出てきた形状、特性を実際の形にすることです。


いつもと同じように、イメージを膨らませるため、メモに色んな絵を書きます。


機能を理解して自分で作りださないと自分に意味がないため、機能パーツの場合は、図面の前に細かな部分までとことん絵を書いています。

イメージが膨らんだら、一つづつ、地味な作業ですが部品の図面を書いていきます。
書いた部品図面をさらに重ね合わせ、完成品の構成図面も書きます。



機能部品は、ここからが難しくなります。

テスターや計測機器で実際の特性がイメージしていたかどうかを検証し、数値で結果が拾えるまで、何度も仕様変更を繰り返します。

その後は実走行でのテストですが、大半はここまでの過程でやった試行錯誤が実り、その後の製品化へのいくつかの課題が発生しても、大した苦にはなりません。

また、お客さんへの説明も自分で考えた事は、簡単にわかりやすく話すことができるようになります。

簡単ではありませんが、難しい物ほど出来上がった時の達成感は大きくなります。

実際は気持ちが折れそうになる事もしばしば…です。

新しい物を創る時…2もご覧ください。



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Biotでは、物作りを一緒にやってみたい人を探しています。


新しい物を創る時…2

2018-03-13 07:16:42 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲図面と加工ジグ


少しだけですが、新しい物を創るときの事の続き…。

図面を書いて新しい物を創ると、次は取付する時のことを考えます。

図面を書いている時にも沢山のことを考えて作業をしていますが、装着確認作業に立ち会っていると、自分たちが行う作業とは違う場所、違うお客さん達、での事もたくさん頭に浮かびます。

取付された商品が使われて、1年、2年とたった時の事も同じです。



選んでもらったお客さんや販売してもらったショップのスタッフ、作業してもらったメカニック、沢山の人達に一つでも多く喜んでもらえる様、自分達の作業は最後まで出来る事全てです。

中断して修正する事、類似部品を合わせて両方の良否を検討してみたり、自分でやりながら『こんなにこれだけをやってていいのか?』と思いながらやっていることが多々あります。



全ての『その後』に立ち会うことはできないため、これまでの経験値とお客さんからの声、後は自分の取り組む姿勢を常に物創りに向け続けている事を大事に考えています。



Biot では、作業の全てを画像や図面、企画進行書と呼ばれる内部資料(商品コード別に全て作ります)として残しています。

企画進行書には、その場で感じ取った事もそのまま文章にして残しています。

新しい物を創る時…新しい物を創る時…3もご覧ください。


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部品の管理-3 2次加工 Biot ドリルドローター

2018-03-06 21:01:38 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲Biot ドリルドローター

ローターを内製化してからもう何年か経ちました。

素材から加工したローターは、旋盤加工、マシニングセンター穴あけ、スリット加工、研削盤で平面研磨加工を行い、在庫部品となります。

在庫部品は、表面を耐熱の防錆処理(ブラックサフェース加工)を行うものと、防錆油を塗布して在庫するものの2種類に分けて在庫管理を行います。

▲ブラックサフェース加工済のディスクローター




▲防錆油の塗布後、余分な防錆油を落としている状態


注文された製品に使用するディスクローターも、基本的にはこの在庫している物から使用します。
スタンダード仕様のスリットローターの場合は、ブラックサフェース加工の在庫品から使用しています。


ドリルド加工等のオプションメニューの場合には、防錆油を塗布した表面処理のされていないディスクローターに加工して、その後、ブラックサフェース加工を行って、製品に使用しています。

▲ドリルド加工後の色々なディスクローター


▲ブラックサフェース加工済のディスクローター


常に、汎用部品を在庫し、2種類に分けて管理することで、ドリルド加工等のオプションメニューへの対応も、短期で行うことができる様になっています。もちろん、内製化でディスクローターを製作していますので、ゼロから製作することも簡単ではあります。




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部品の管理-2 2次加工

2018-03-04 22:49:37 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲2次加工を待つ各部品


色々な部品がありますが、Biotでは全てを汎用部品で管理しています。
特注部品は、この流れとは別に、特注製作品として製作しています。

お客さんからの注文で、車種、商品、色、特注仕様等にあわせて、汎用部品で管理している在庫部品を、最小限の加工等で、製品に仕上げています。
もちろんそのまま組み立てを行えば、販売できる製品あります。

ドリルド加工や、ベルハウジングベルハウジングカラー等は、標準仕様以外は全て、上記の加工(Biotでは2次加工と呼んでいます)を行っています。

ご注文時に、コンピューターで在庫検索を行い、ご希望商品が何セット販売できるかを検索して、お問い合わせに対応しています。
製品によっては、30種類以上の部品で構成されているものもあります。
全て、個別コードがつけられ、在庫管理されています。

簡単なものは、即日から翌日位で組み立て、完成品検査を経て、発送しています。
その他は、2次加工を行い、アルマイト処理等を専門の外注業者に依頼して、完了後に組み立て、完成品検査を経て、発送しています。


▲組み立てを待つ各部品

これらの部品管理は、汎用部品で構成できるような製品作りを行う中で出来上がったものです。
高額商品もかなり多くありますが、全てのアイテムを完成品で在庫し、特注にも対応していくのは不可能です。

業界で一番の、短納期と品質管理を目指し、日々作業を行っています。


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部品の管理-1 Ðナット

2018-02-18 04:19:45 | 日記

こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。


▲Ðナット


製品を作るための部品についてです。

今回は、ローターを組み立てるためのÐナットです。

2ピースローターまたは3ピースローターを組み立てる際に使用します。

▲Biot 3ピースローター

ボルトナットと同じですが、スリーブ状になったナットで頭部分が一面カットされていて、ベルハウジングとディスクローターを0.1㎜以下の精度でセンターを出す事ができるように設計されています。
ベルハウジングとディスクローターを組付けすると回転した際の径方向の振れが無いということです。

Ðナットは、数百~数千個の単位で製作しますが、使用用途に合わせて、何種類かの長さの設定をしています。

それぞれ、100~200個に仕分けして、部品在庫として管理しています。精密重量計で測定して分けています。



コード番号別に部品庫へ保管しています。




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新しい物を創る時…

2018-01-21 02:36:45 | 日記
こんにちは、東京瑞穂町の自動車パーツ企画設計製造のBiot/ビオです。

少しだけですが、新しい物を創るときの事。

用意している車、日頃のお客さんの声、何となく以前から考えている様な事…

イメージがわくまで、メモ用紙に言葉や絵を沢山書いています。必ず新しく書く物を次の用紙に書いて、上にのせてホッチキスでとめています。
このメモが数枚たまった頃には、何か考えや形、作り方など何となくまとまっていて、図面を書き始めます。

数値を抑えることが、設計でもあると思っていますので、それからは必要な資料から数値を引き出し、無い場合は部品を計測して、図面を埋めていきます。

何度も、問題にぶつかりますが、初めに作ったメモをみて、どう考えて来たのかを振り返ってみると、問題も少しづつ解決して、図面が出来上がり、製品化を行うことができます。

想像だった物を、考えて形にして行くのは、初めは凄く大変なことでしたが、今はメモをたくさん書く事で、何となくですが色々なアイディアや形状、作り方までできることが増えてきました。

続きは、新しい物を創る時…2をご覧ください。をご覧ください。


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