先日、久しぶりにポティロンに行った時のことであるが、平日とあって
大型犬エリアはJOYだけ、小型犬エリアにはジャックラッセルテリアし
かいなかった。
ジャック君の飼い主さんによると、「この仔は小型犬と遊ぶと相手のワン
ちゃんにしつこくしすぎてダメ」とのこと。大型犬とは仲良く遊べるというの
で、さっそくJOYと遊んでもらった。JOYは以前もジャックラッセルテリア
と遊んだことがあるが、持久力に勝るジャックに最後はJOYの方がへた
ばってしまったことがある。
ジャック君が帰ってしまうと、広いドッグランにはJOYだけとなってしまった。
ふとドッグランの隣をみると、この日は、アルパカがフェンスで囲まれた敷地
に放されていた。

アルパカのいる方向を指差しながら、JOYに「アルパカを見に行こう」と言って一緒に
歩き出した。途中から私が走り出すと、JOYは猛烈な勢いでアルパカに向かって突進
していった。驚いたアルパカはフェンスから離れて行った。
驚いたのはアルパカだけではない。ひょっとして、JOYは猟をする気分になったの?
リーダーが方向を示した獲物を、群れで追っていくような感覚だったのだろうか。
しばらくして、ほとぼりが冷めたであろう頃、もう一度、遠くからアルパカを目指して
近づいていく行動に出てみた。今度は途中で立ち止まったり、わざとゆっくり歩いた
りした。すると、JOYはその都度、アルパカをじっと見つめながらも、私に歩調を合わ
せて行動した。そして距離が短くなると一気に加速してアルパカ目指して走り出した。
こりゃ、完璧に獲物を狙って猟をしているつもりだと納得。JOYは猟犬ではないが、
獲物に近づきそれを仕留めようとする行動が、本能としてしっかりあることに驚いた。
太古の昔、人間と狼が協力して猟をしたというが、何となくその雰囲気を感じることが
できた。アルパカさん、脅かしてしまってごめんなさいね。

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