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愛犬JOYの記録

Ayaは小学校4年生の時にドーベルマンの弟JOYを家族に迎えました。このブログでは家族の楽しい日々の様子を綴っています。

頭の形や体の大きさが犬の行動を決める?

2014-01-14 11:47:00 | 知識

驚くべきことに犬の行動は、犬種ごとの傾向というよりも、体高体重、そして頭蓋の形

といった形態的なものに関連付けられているという。これは80犬種、8000頭の犬を対象

として調べた結果分かったことだそうだ。その要点と私の感想を記してみた。

 

1)身体の小さい犬は大きい犬に比べ、飼い主によるコントロールがしにくい

 確かに大きい犬はおっとりしているという印象がある。しかし、興奮して暴れている時は、

 どう考えても身体の小さい犬のほうがコントロールしやすいと思うのだが・・。

 

2)体高が低くなっていくと、人に対する攻撃性や食べ物をねだる、マウンティングする、

  注意をひこうとするなどのふるまいをする傾向が高まる

 体高が低い犬種といえば、ダックスフンド、コーギー、ブルドックなどがすぐに思い浮かぶ。 

 どれも普段からよく見る犬種だが、このような傾向を強く示しているという印象はない。 

 人に対する攻撃性は、子犬のときの社会化の結果だと思うのだが・・。

 

3)体重が少なくなるにつれて興奮性と活動過剰(hyperactivity)のふるまいが増加する

 総じて見ると、やはり小型犬の方が大型犬よりもと活発に動いている印象がある。

 確かにミニチュア・ピンシャーの方が、ドーベルマンよりいつもテンションが高い感じがする

 のでこれは納得がいく。

 

4)体高が高くなること訓練性能が高まる

 確かに警察犬や作業犬と呼ばれる犬たちは大型犬が多い。しかしアジリティなどで大活躍する

 ボーダーコリーはそれほど体高が高くない。牧羊犬は歴史的に人のいうことをよく理解して行動

 するように作られた犬種であるが、必ずしも体高は高くない。

 

5)アフガンハウンドやサルーキなどの長頭の頭蓋は、獲物をすばやく追うために人為選択圧

  がかかった結果である

 これに関してはその通りなのだろう。ボルゾイをみてもマズルがとても長い。

 

 

6)パグやボクサーなどの短頭犬種は、成犬になっても子犬っぽさをいつまでも持つよう

  なった反面、狩猟能力の多くを失ってきた

 ボクサーはとても人懐こい犬種だということを何人かの飼い主から聞いたことがある。マズルが

 短い愛嬌がある顔は、人を笑顔にする。狩猟能力とあるが、マズルが短いので獲物を噛んで捕獲

 するのが苦手なのだろうか。身体能力は高いので獲物を追いかけるのは得意ではないだろうか。

 

同じ犬種といえどもその固体によって身体の特徴は異なっている。JOYをオフ会に連れて行き、

多くのドーベルマンと比較することで、私はJOYの身体的特徴をある程度は理解している。

 

他のドーベルマンと比べるとJOYは①マズルが長い、②体高が高い、という特徴をもっている。

この研究に基づけば、JOYは訓練性能が高いということになるが、なかなかその能力が引き出

せないのが残念だ。

 

さらにこの研究報告では、攻撃性やマウンティングといった行動は、大きな犬であるとより問題

視されるのに対して、小さな犬については人が大目に見てきたことがにも原因にあると指摘され

ている。このような問題とされるふるまいが小さな犬にみられるのは、過度に甘やかされ過保護

にされてきたことにも原因があるという。この点については同感だ。

 


注)本文はdog actually に掲載されているsatoko氏の記事を参考にして書いています

 
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ビーグルの猟について

2013-10-02 19:32:53 | 知識

 先日、ビーグル君とポティロンで親しくなったこともあり、猟の様子をネットで

探してみた。ウサギ狩りが本業だと思っていたら、なんと鹿の猟にも使われる

ことが分かった。そのせいか、動画に出てくるビーグルは、私がポティロンで

出会ったビーグルより体長も体高も大きい感じがする。 

 

 

日本でも、ビーグルを使って猟をする人がいるらしい。

実際に猟をしている人の感想をネットで見かけた。

  実際私の狩猟グループで主に鹿猟で3頭使っています
  ビーグルは兎に角しぶとく追います
  普通に3時間はヘッチャラに
  鹿を追いまくります
  スタミナ抜群全くへこたれず獲物を諦めません!
  残念ながら走るスピードは速くありませんので
  鹿に引き離されますが諦めません!!
  これは凄い特化能力だと思います

  用心深い性格なのか猪にあっても
  必要以上に絡まず怪我も少ないです

  ビーグルが諦めず獲物を追っているうちはハンター達も  
  諦めず獲物を追い狙います。
  信頼できる大切なハンティングパートナーです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087528510

 

たくさんのビーグルたちが一堂に集まって食事をする様子は

すさまじいものがある。

 

 

ビーグルの迫力ある食事の様子に驚いているJOY。 

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純血腫の宿命

2013-08-25 19:11:53 | 知識

純血腫の犬はすべて「犬種標準」を考慮しながらブリーディングされている。

ところがこの犬種標準という考え方が、時として犬に大きな負担をかけてる

場合がある。犬種標準とは、人間が勝手に犬に求めている理想の姿であり、

生物学的に相応しい犬の姿ではないからだ。

 

犬種標準とは、個々の犬の比較の基準となる犬種ごとの典型的な形態を

規定したものであり、原産国に於いて特定犬種のサイズや特徴を数値化、

明文化してその犬種の「規準」とすべく制定されたものである。

 

ところが、犬種標準に近づけようと交配させる過程において、遺伝的な疾患

を生じさせるケースがある。ブリーディングとは単に交配して子を増やすこと

ではなく、品種の向上を目指して改良していくことをいう。ブリーダーは優れた

資質をもつ犬を作り出すため、近親交配という方法を繰り返し用いるため、遺

伝的な疾患をもつ犬が生まれてしまうのだ。

 

ブリーディングには、インブリード、ラインブリード、アウトブリードがある。

それぞれの特徴を簡単にまとめると次のようになる。


インブリード

インブリードとは、極近親(親子、兄妹、姉弟)、近親(異母、異父兄妹、姉弟)

によるブリーディングである。2004年3月31日をもって、極近親による繁殖は

禁止、近親による繁殖は許可制となったが、個体数の僅少な犬種の保護と発展、

また、タイプの固定化の為の必要性が見直され、2005年10月より規制が変わ

り認められるようになった。


 

ラインブリード

同じ血統の中でインブリードよりも少し遠い祖父、祖母、親戚からによるブリーデ

ィング。血統、形を安定させるための交配であり、インブリードと同じ目的をもつ。

リスクはインブリードよりも少ない。

 

アウトブリード

血統が重なる事の無いブリーディング。この方法は、生まれてくる子の統一性が

難しくなるが、先天的な異常も受け継ぎにくいと言う良い点もある。インブリード、

ラインブリードで濃くなった血液を薄めるために使われる事が多い。

 

ちなみにJOYの場合は、アメリカンタイプの父親とヨーロッピアンタイプの母親な

ので、アウトブリードに該当する。

 

私は先日、5年前にイギリスBBCが製作した『犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き

起こす遺伝病~』をみて大変な衝撃を受けた。ブリーディングのあり方、標準犬種と

いう考え方、さらには純血腫の宿命について深く考えさせられた。この番組は 日本で

は2009年にNHKで放送されてたものである。50分という長さだが、純血腫を飼ってい

る人は見る価値はあると思う。

 

 

 これをみて分かるように、純血種の多くは健康上の不安を抱えている。キャバリアが

脊髄空洞症という深刻な遺伝的な疾患を抱えている例が、冒頭に示されているが、

その原因が分かっているのに、なぜブリーダーはその事実に眼を背けるのだろうか。

また、どうしてケンネルクラブは、犬の健康よりもブリーダーの利益を尊重するのだ

ろうか。

 

近親交配が弱点を克服しよい形質を定着すると信じているブリーダーは少なくない。

しかしそこには大きな問題がある。近親交配は犬の免疫系に深刻な打撃を与えるため、

感染症への抵抗力が非常に弱くなる。そして最後には生殖不能になってしまう。

ブリーダーが近親交配を続ける限り、世界中で多くの犬が苦しむんことになるだろう。

 

イギリスのある大学が10の犬種を調べたところ、今日の犬には40年前の犬が持っていた

遺伝子のわずか10%しか受け継がれていないことが明らかになった。90%は既に失われ

てしまったのだ。これは遺伝子の多様性がなくなったことを意味している。

 

ドッグショーは表面的な華やかであるが、その裏では犬種標準とならない犬には過酷

な運命が待っていることを知った。ローデシアンリッジバックはリッジ(背中の逆毛)が

なければ標準犬種として認められない。リッジがない固体は安楽死させるというブリー

ダーの発言がこの番組で見られるが、犬を愛する人の発言とはとても思えない。また、

ローデシアンリッジバックの10%は類皮嚢腫という疾患を抱えている。リッジのない

ローデシアンリッバックがその病気になることはない。それでもブリーダーは、リッジの

ないリッジバックを認めようとはしていない。

 

次の動画は、この番組が放送された三年後に放映されたものである。先の番組は

大きな反響を呼んだが、それよって事態が改善されているかを検証している。

 

 

ダルメシアンは近親交配を繰り返した結果、尿酸値を下げる遺伝子が喪失してしまい

深刻な問題になっていたが、2011年にポインターの血を入れることによってこの事態

が改善したという。ただこの措置に対して、ブリーダーの中には、ポインターの純血を

乱すと反対する意見もあるという。

 

犬種を作り出したのは神ではなく人間だ。犬の健康を犠牲にしてまで、それを押し通す

のは人間のエゴである。ボクサーが若年性腎疾患が多発している原因が一頭の種犬が

原因だったということが分かった経緯も、この番組では紹介されている。しかしこの事実を

ブリーダーに伝えたところ、無視して繁殖が続けられたという。

 

近親交配係数を表すCOIという数値がある。親子の交配の場合25%となるが、現実では

45.7%という高い値の犬が繁殖に使われている。その原因は近親交配の累積にあるとい

う。特定の犬種では遺伝的な多様性が失われている現実がある。

 

ブリーダーにもいろいろあるだろう。利益を求めるあまり犬の健康など度外視する者もい

れば、この世から消えてしまいそうな犬種を私財を投げ打って守ったブリーダーもいると

聞く。悪徳なブリーダーは法律などで規制するべきだが、一つの犬種を守ることに生涯を

かけている良心的なブリーダーもいることも忘れてはならない。

 

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犬の熱中症について

2013-07-24 10:34:04 | 知識

先日、朝日新聞に犬の熱中症についての記事があった。

そこにはペット保険アニコムのSTOP熱中症プロジェクトが紹介されて

いたので、必要と思われる部分をここにメモしておくことにする。

 

1)熱中症の症状

  ★浅くて速い呼吸で、ぐったりして起きられなくなる

  ★吐いたり、下痢をしたりする

  ★意識を失って、痙攣を起こす

 

2)犬の体温について

  ★低体温(35~36℃)

  ☆平熱(37~39℃) 普段から耳やおなかをさわって平熱を覚えておくとよい

  ★微熱(39~40℃)

  ★高熱(40~41℃)

  ★超高熱(41~42℃)

  ★多臓器不全 → 死亡(42~43℃)

 

3)もし熱中症になったら・・

  【冷却】 流水をかけ続け、体温低下を図る (氷水は逆効果)

       首、股、脇などにアイスノンを挟んで車に乗せて病院へ

 

4)病院でおこなう治療

  【点滴】 急激勝つ大量の点滴をおこなう

        場合によっては、ショック用の薬剤を添加

  【酸素】 酸素マスクで、酸素吸入

       意識レベルが低い場合は、人工呼吸

 

5)水分の補給について

  水分不足により血流が悪くなり、熱中症になりやすくなる。脱水

  があると、熱放散つまり冷却メカニズムがうまく作動せず、より熱

  中症を悪化させるので運動時はこまめな水分補給が必要

  運動によって体温は上昇する。しっかり水を飲ませたり、運動後

  は水浴びさせることで、熱中症のリスクはかなり下がる。


 

運動中や直後に水を与えることについては否定的な意見もある。

「運動後、すぐに水を飲ませてはいけません。落ち着いてから飲ませ

ましょう」と書いてある本もある。胃捻転や腸捻転のリスクを考えてこ

とであろう。

 

その辺の真偽については分からないが、JOYの場合、ドッグランなど

では自由に水を飲ませている。サモエドは暑い夏、口からの放散だけ

で一日2リットル近くの水が必要という。

 

 

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パパとママが別れたら、どっちに来る?

2013-05-28 23:59:15 | 知識

JOYは家族と一緒に歩いていると、それぞれのメンバーのことを絶えず

意識して行動しているのが分かります。例えばAYAが離れていくと、そ

ばに駆け寄り連れ戻そうとする行動をとります。JOYは群れ(家族)全体

を考えながら行動しているように思えます。

 

そこで、散歩の途中に妻と私が別々の方向に歩いていったら、どのよう

な行動をとるのか実験してみました。「パパとママが別れたら」とタイトル

にありますが、これは離婚したらという意味ではありません(笑)。

 

妻が私から離れていくと、最初は私のほうに駆け寄ってきましたが、すぐ

妻の方に走っていきます。でも、私の行動も絶えず確認しており、二人の

行動を見ながら動いている様子が伝わってきます。私のところに戻って

来たり妻の方へ行ったりしますが、最終的にはちょうど中間の位置に身

を置きながら二人の様子を見ているのが分かります。

 

 

最後の場面でJOYは私のそばに来て座りましたが、これは私のコマンドに

従ったからです。それ以外は、妻も私も一言も声を発してはいません。全て

JOYの意思で動いています。

 

 

「僕はいつも、家族みんなのことを考えているよ」(JOY談)

 

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