AYAは中学校に入学して3ヶ月が過ぎた。
毎日楽しそうに友だちと一緒に学校へ行く姿を見ていると、中学校での生活は
順調にみえる。授業もそれなりに理解し、友だちともうまくやっているようなので
親としては一安心といったところだ。
小学生の時は勉強について、本人の意思に全て任せていたが、中学生になる
とそうともいかない。毎日、決まった時間は机に向かうという学習の習慣を身に
つけなければならない。私は、勉強する意味やその方法を伝え、必要な教材を
準備した。妻は一日の過ごし方、1週間の流れを計画表として示すことで、AYA
が自分の時間を管理できるように促していた。
私の目的は、AYAに勉強を強制することではない。AYAが主体的に学べるよう
学習に対する意欲をもたせることである。AYAが自分から学ぼうとする意思をも
つことができるようバックアップすることが親の使命だと考えている。幸いAYAは
これまで勉強することが楽しいと感じている。学習に対する興味や関心を失わせ
ることなく、基本的な学習習慣を身につけることが最初の課題である。
昨日、中学生として初めてのテストがあった。AYAはテストの1週間前になるまで
のんびりと構えていたが、直前になると目の色を変えて夜遅くまで勉強していた。
夢にまでテストのことが出たという。AYAなりに必死に取り組んでいたのであろう。
初めてテストは、AYA本人の学力だけでなく、私たち親も子どもと向き合って本人
に学ぶことの意義や目的を自覚させ、学習環境を整えることができたかが問われ
ていると思っている。まさにAYAにとっても両親にとっても最初の試練だった。
私の反省点としては、AYAの分からないという気持ちにもっと耳を傾けるべきだ
ったと感じた。自分の視点から、一方的に指示するだけでは十分ではないことを
知った。AYAが勉強している傍らで見守っているだけでも、心の支えになることを
妻が教えている姿を見て学んだ。コミュニケーションの基本は心を通わせることだ。
AYA、初めてのテスト、よく頑張ったね。
PAPAは微妙だけど、AYAは合格点だ。

AYAが見た夢を尋ねたところ、
「『胚珠』が一人で歩いているので、『子房』はどこに行ったんだろう?」
と思ったという。理科でそのあたりのことを習っているそうだが、実に
ユニークな夢だ。

もう一つの夢は、社会のテストの夢で習っていることと関係のない内容の
問題が出ていて困ったというものだ。
初めてのテストはAYAにとって、かなりプレッシャーだったようだ。

「テスト終わったんだから、また僕とたくさん遊んでね」(JOY)
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