山上説教 56 主の祈り 05 負い目を赦してください

マタイによる福音書
6:9 だから、こう祈りなさい。『天におられるわたしたちの父よ、／御名が崇められますように。

6:10 御国が来ますように。御心が行われますように、／天におけるように地の上にも。

6:11 わたしたちに必要な糧を今日与えてください。

6:12 わたしたちの負い目を赦してください、／わたしたちも自分に負い目のある人を／赦しましたように。

6:13 わたしたちを誘惑に遭わせず、／悪い者から救ってください。』

6:14 もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。

6:15 しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。


「負い目」とありますが、いわゆる借金のことです。借金は経験しないと分からないことです。

辞典では、「借金とは、お金を借りることです。

また、借りたお金自体のことを借金と呼ぶこともあります。

住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなどのように、

特定のものやサービスを購入するときに用いる借金や、

カードローンやフリーローンのように幅広い目的に使うことができる借金もあり、

借金の種類は多いですが、いずれもお金を借り、

借りた金額に利息を加えて返済することは共通しています。

借金には、常に返済義務が伴うので、お金を借りるときには、返済計画を立ててから申込むことが大切です。」

とあります。私は実父が借りた自宅建設のための借金返済をしなければならなくなり、

人生が全くの番狂わせとなりました。

その後、二度と私は借金だけはしたくないと決意し、

保険代理店から断食施設運営においても借金はしたくなかったのですが、

コロナ禍で運転資金に借りたのですが、初めての借入金は大きな足かせとなりました。

もちろん全額返済しましたが、やはり借金はかなり肉体的にも精神的にも大きな

「負い目」となり、ストレスとなりました。

何かに追い立てられるような気がしてくるからです。

この負い目が許されるとは凄いことです。

つまり棚上げしてあげるということです。

しかも神の前に日々犯す罪をゆるすとここで宣言されています。

これは福音書全巻で語られていますし、まさにこれこそ福音（よろこばしき宣言）であり、中核です。

そしてゆるされるからこそ、神を礼拝することができるのです。