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ドラゴン危機一髪

2011-07-15 | weblog

松本前復興相は軽い躁状態 九州大病院長が説明

福岡市の九州大病院に入院している民主党の松本龍前復興担当相(衆院福岡1区)について、久保千春病院長らが14日、記者会見し「震災対策による過労で気分障害が誘発され、軽度の躁状態」と説明した。

気分障害が専門で、主治医団のリーダーを務める神庭重信教授は、病状を「普段なら言わないような口調で話したりすることがある」と述べた。

松本氏が、被災地復興に絡み「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したこととの関連は「具体的な事例についてはコメントしない」とした。

(以上、共同通信より引用)

これは盲点だった。ドラゴンは精神が病んでいた。以下、躁病について。

うつ状態とまったく反対の症状が現れるのが躁状態です。躁状態の時に見られる症状としては、爽快気分・生命力が身体全体にみなぎり、健康感に満ち、全てを楽観的に考え、活動性が増した状態です。いくら働いてもつかれず、睡眠時間も少しで十分だと感じたりもします。

観念奔逸・物事を考える過程が異常に亢進した状態です。考えが次々と泉のごとく湧きだし、とどまるところを知らず、そのため、話題は豊富となるが話の筋が脱線しやすくなります。ダジャレや語呂合わせが多くなり、早口にもなります。

行為心迫・次々に考えが思いつくので、次々に行動に移す状態です。軽症の時は、ドンドン仕事をかなしているように見えますが、重症になると途中で仕事をほおり投げて次のことに移ります。

多弁多幸・よくしゃべり、なんだか機嫌がいつもいいように見えます。

易攻撃性・ちょっとしたこと(特に自分がこれからしようとすることをとがめられたときなど)にすぐに腹を立て、罵詈雑言を浴びせたり、暴力を振るったりします。

誇大妄想・自分の能力を過大評価したり、さらに血統妄想(自分の先祖は高貴で・・・)や発明妄想(大したもの作ってもないのに大発明だと騒ぐ)が重症になると出てきます。 

一見すると躁状態っていいように感じますよね。軽いのはいいんです、問題なのは重症例。これがなぜ問題になってくるかというと、自信に満ちあふれているため、尊大で高慢となりやすく、なんにでも手を出そうとして乱売浪費をします。重症の躁病では自己崩壊的に不健全なのです。同時に、社会的信用も失います。

躁病の診断基準は、

異常に高揚した気分が1週間以上続く。だいたいは気分爽快だが、他方でイライラしやすく、怒りっぽくなる。

躁状態の時には、次のうち3つ以上があてはまる。自尊心の肥大、睡眠欲求の減少、ふだんよりもおしゃべり、観念奔逸、注意力散漫、焦燥感ややたらと活動的、夜遊び高価な買い物、ギャンブルなど享楽的な活動に熱中 。

躁だけ、うつだけというようにどちらか一方だけが起こる。両方同時には起きない。日常生活や仕事・学校に支障があり、対人関係でもトラブルが多い。 薬物乱用や身体の病気によって生じてるわけではない。となっています。

純粋に躁病だけが続くと言うことはありません。必ずうつ病とセットとなって現れます。

慢性的な経過をたどることが多く、けっこう再発を繰り返すことになります。

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ゆっくり静養してくださいな。ではまた。


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