太った中年

日本男児たるもの

なぜ「脱原発」か

2011-07-25 | weblog

結局、原発の話題なんだけど、週刊文春7月28日号に以下の記事が掲載された。

坂本龍一 私はなぜ「脱原発」を訴えるのか

日本の政治家は官僚や財界の言いなりで原発を再開した。

だが、使用済み燃料を生産し続けるのは正常な人間のすることではない。狂っています。

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フィリピン暮らしなので教授のインタビュー記事は読めないが上記タイトルとリードで充分だ。今年の5月まではネット接続の不具合で情報弱者だった。それが先月から改善されて原発事故関連の情報を渉猟するようになった。それでエントリーしたが元東電社員、原発担当だった蓮池兄のインタビュー記事を読んで「脱原発」よりも今回の事故で「原発推進」が事実上不可能なことを知った。蓮池兄は教授同様、原発はトイレのないマンション」、核廃棄物の最終処理がなされないことを指摘した。日本の核燃料サイクルは破綻しているのだ。

教授によれば処分できない核のゴミを生産し続けるのは狂った人たちである。

前エントリーの狂った海江田に続き、原発推進の狂った池田信夫blogより以下を抜粋。

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しかしこの問題の解決は、技術的には容易である。大前研一氏もいうように再処理なんかしないで、放射性廃棄物をドラム缶に入れて日本海溝の底1万mに投棄すればいいのだ。しばらくするとプレートの中にもぐりこんで危険はなくなる。海洋投棄はロンドン条約で禁止されているので法的には不可能だが、これには政府内でも異論があり、条約を脱退すれば投棄できる(半年前に通告するだけで脱退できる)。

もう一つの解決策は、毎日新聞が報じたようにモンゴルなど途上国に核のゴミを「輸出」することだ。これは経産省が進めていたが、外務省が反対して止まっている。しかし貯蔵するだけなら、途上国に開発援助と交換で引き取ってもらうことは可能である。世界には人の立ち入らない砂漠や山地はいくらでもあり、有害な産業廃棄物も放射性物質だけではない。これは有害な廃棄物の不法投棄を禁じたバーゼル条約に違反しないように注意が必要だが、当事国の合意があれば海外投棄は可能である。

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狂った人間は恥も外聞もないらしい。ではまた。


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