太った中年

日本男児たるもの

国際的監視

2012-04-15 | weblog

4月15日

1971(昭和46)年秋、中国で重大事件が起きた。ナンバー2だった林彪副主席がトップの毛沢東主席を爆殺しようとして失敗、飛行機で逃げる途中、墜落して死亡したとされている。しかし当の中国は、これほどの事件を1年近くもひた隠しにしたのだ。

▼当時、産経新聞など日本のメディアの多くは、文化大革命以来中国から追放されていた。それでも流れてくるわずかな情報をもとに「異変説」を打ち出した。逆に1社だけ記者が北京に残っていた朝日新聞は、表面的な理由を挙げてこれを否定し続けた。

▼それから40年余りたっても、一党独裁国の情報を得るさいの特異さは変わっていない。北朝鮮の「ミサイル」発射と失敗の一報をもたらしたのは、北に招待されていた記者たちではなかった。日、米、韓など「外」からウオッチしていたメディアだった。

▼米軍の早期警戒衛星が、寸時に発射の熱源を感知、米国や韓国のイージス艦が追尾に成功した航跡から「失敗」が確認され、速報が世界中を駆け回ったのだ。残念ながら日本政府は確認に手間取り、公表が遅れたが、国際的な監視システムは機能したといってもいい。

▼これだけ丸裸にされてはさすがの北朝鮮も「降参」のようだった。珍しく4時間余り後には朝鮮中央テレビが失敗を認めてしまった。このことは「ならず者」とさえ言われるこの国への対応の仕方に、大きな示唆を与えているような気がしてならない。

▼この国の懐に入ったところで得るものは少ない。それより軍事面でも政治面でも監視を徹底し「すべて分かっているぞ」とメッセージを送り続ける。そのことが制裁とともに、拉致事件や核問題での解決策や抑止力になるはずだ。

(産経抄)

キ印国家に国際的な監視が必要なことは言うまでもない。ではまた。


ミサイル失敗

2012-04-14 | weblog

石原知事「防衛力、情報力の貧弱さ露呈」

米国を訪問中の東京都の石原慎太郎知事は13日午後(日本時間14日未明)、北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射で、政府の「発射確認」が手間取り説明が二転三転したことについて、「自民党政権時代から培ってきた日本の防衛力の貧弱さ、情報力の貧弱さが明かされたということだ」などと語った。訪問先の米国務省で、同行記者団の質問に答えた。

石原知事はこの日、カート・キャンベル国務次官補と会談。米軍横田基地の軍民共用化問題や、北朝鮮情勢などについて意見を交わした。

会談後、石原知事は記者団に、ミサイル発射の失敗について「あの程度のものという報告でしかなかった」と語った。また、「隣国の北朝鮮が打ち出したミサイルの情報の確認を、日本が外国に比べて遅れているというのは、今の日本の国家のザマだ」と、政府対応の遅れを厳しく批判した。

その一方で、石原知事は、「(ミサイルが)もう少し飛んで、日本領空に来たときに撃ち落とせばよかった。それは、日本の防衛力の顕示になった」と強調した。

(産経ニュース)

防衛省:「本当なのか」「確認中だ」 北朝鮮ミサイル発射

「本当なのか」「防衛省としてはつかんでいない。今、確認中だ」−−。北朝鮮の弾道ミサイル発射予告期間2日目の13日朝、防衛省は喧騒(けんそう)に包まれた。午前7時50分すぎ、韓国メディアが「ミサイル発射」を報じたとの情報が流れると、庁舎10階の広報室に報道陣が殺到。職員たちは電話などで確認に追われる一方、幹部からは「発射が事実なのに自衛隊が確認できなかったとしたら大失態だ」との声も漏れ、緊張が走った。

広報室内では数台並べられたテレビに記者や職員、迷彩服姿の自衛隊員らがくぎ付けに。午前8時7分、「日本政府は発射を確認していないと発表した」とのニュースに一瞬安心した空気に包まれた。その後「韓国が発射確認と発表」「米国も確認した」との報道が続いたが、職員は「まだ確認できていない」と繰り返すばかり。「近海に落ちた」「短距離ミサイルが撃たれた」などの情報も流れるなか、時間だけが過ぎた。

(毎日新聞)

昨日はツイッターで内閣府のツイートを見ていた。

「確認していない」を繰り返すだけだった。

これじゃあ余計に不安になる。ではまた。


ミサイル発射

2012-04-13 | weblog

北朝鮮がミサイル発射 韓国TVなど報道

韓国KBSテレビなどは、北朝鮮が13日午前、朝鮮半島西側北部の中国との国境に近い「西海衛星発射場」から「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射したと報じた。ミサイルは3段式とみられ、北朝鮮平安北道鉄山郡東倉里(トンチャンリ)の基地から南方の黄海上空へ発射されたとみられる。

北朝鮮の弾道ミサイル発射は2009年4月5日、北東部の咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)から「テポドン2号」改良型が発射されて以来3年ぶり。東倉里の基地からの長距離弾道ミサイル発射は初めて。

北朝鮮は先月16日に発射計画を予告。4月12~16日までの間に衛星と称する「光明星3号」を運搬ロケット「銀河3号」で打ち上げるとしていた。

(産経ニュース)

我が国はまだ未確認。どうやら失敗したようだ。

韓国「発射」、中国「発射」、米国「発射」、日本「わからない」

政府の情報収集能力は一体どうなっているのか。

北朝鮮もミサイル発射失敗を認めた。


ミサイル予告

2012-04-12 | weblog

12日の天気は晴れ 北朝鮮・東倉里周辺

北朝鮮の平壌放送が11日伝えた同国の天気予報によると、北西部東倉里のミサイル発射施設がある平安北道鉄山郡から北西約55キロの新義州市の12日の天気はおおむね晴れで、風速は4~7メートルだという。ラヂオプレス(RP)が報じた。

北朝鮮は「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルについて、12~16日の午前7時から正午の間に発射すると予告している。

(産経ニュース)

今日かもしれない。発射したら追記しよう。

本日不発。


原発再稼働利権

2012-04-11 | weblog

大飯原発:関連工事 おおい町長が役員の会社が大量受注

関西電力大飯原発の地元、福井県おおい町の時岡忍町長(74)が取締役を務める金属加工会社「日新工機」(同町)が10年までの6年間に関電発注の原発関連工事を少なくとも65件、計4億4800万円受注していたことが分かった。直接受注だけでも19件、約3億円分ある。大飯原発3、4号機の再稼働には、福井県やおおい町の同意が前提とされており、町関係者は「原発と利害関係の深い町長に公正な判断ができるのか」と指摘する。

県などによると、同社は、時岡町長が88年に創業し、96年に町収入役になるまで社長を務めた。長男(42)が後を継ぎ、自身は取締役に退いたが、株の約3割を保有し、2番目の株主だという。原発の維持・補修を中心に業績を伸ばし、10年度の売り上げは約3億円。

関電から直接受注した主な工事は、大飯原発2号機屋内外昇降設備他修繕工事1030万円(08年)や3、4号機ETA排水処理設備点検工事3610万円(10年)など。

時岡町長は取材に、「現在は経営にタッチしておらず、報酬も受け取っていない。会社と政治は別で、会社のことが再稼働の判断に影響することはない」と話している。

大飯原発の出力量(4基で471万キロワット)は関電の原発で最大だが、現在全てが定期検査で停止中。関電は3号機の安全評価(ストレステスト)の結果を昨年10月、経済産業省原子力安全・保安院に全国で初めて提出。4号機も翌月に提出し、野田佳彦首相らは今月5日、再稼働に必要な安全性の判断基準を了承した。首相らが今後の協議で安全と判断すれば、福井県知事や時岡町長に説明を行うとみられる。

(毎日新聞)

地元企業に金をバラ撒いて原発をつくるのが原子力ムラ。

この町長も身内で稼いでいた。そりゃ拙いでしょう。ではまた。