愛煙家の多事総論

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安倍内閣誕生、そしてサヨナラ小泉さん

2006-09-26 17:26:30 | 国内情勢
安倍総裁が新総理に任命され、新内閣が組閣された。

内閣総理大臣:安倍晋三
総務大臣: 菅義偉(丹羽古賀)
法務大臣: 長勢 甚遠(森)
外務大臣: 麻生太郎(河野、2ちゃんねる、再任)
財務大臣: 尾身幸次(森)
文部科学大臣: 伊吹文明(伊吹)
厚生労働大臣: 柳沢伯男(丹羽古賀)
農林水産大臣: 松岡利勝(伊吹)
経済産業大臣: 甘利明(山崎)
国土交通大臣: 冬柴鉄三(公明)
環境大臣  : 若林正俊(参議院森)
内閣官房長官(兼・拉致問題担当):塩崎恭久(丹羽古賀)
国家公安委員会委員長     : 溝手顕正(参議院丹羽古賀)
防衛庁長官          : 久間章生(津島)

内閣府特命担当大臣(経済財政担当)       : 太田弘子(民間)
内閣府特命担当大臣(金融・再チャレンジ担当)  : 山本有二(高村)
内閣府特命担当大臣(規制改革・行革・道州制担当): 佐田玄一郎(津島)
内閣府特命担当大臣(沖縄北方・科学技術・イノベーション・情報技術・食品安全・男女共同参画・少子化担当大臣なんでも大臣)   : 高市早苗(森)

内閣官房副長官     : 的場順三(民間・・・だっけ?大和総研出身だし)
内閣官房副長官     : 下村博文(森)
内閣官房副長官     : 鈴木政次(参議院森)
首相補佐官(国家安全保障): 小池百合子(森)
首相補佐官(拉致事件)  : 中山恭子(民間)
首相補佐官(教育再生)  : 山谷えり子(参議院森)
首相補佐官(経済財政)  : 根元匠(丹羽古賀)
首相補佐官(広報)    : 世耕弘成(参議院森)


おまけ

家庭教師      :平沢勝栄
宴会部長      :山本一太


「チーム安倍」なんて早速マスコミに言われているように、安倍さんと親しい人間、かつ派閥に配慮したサプライズのない、されど確固とした組閣といえる。

まあ、松岡や冬柴、自民の二階なんかはかなりアレだが、内政畑に回されたからさして問題ではないだろう。

官邸機能の強化を掲げる安倍総理。
元々議院内閣制というのは官邸の力がさほど強くないのが特徴だが、近年では、ドイツ、イギリスなどのように大統領型官邸にして辣腕を振るうというスタイルに切り替わっていている。
小泉さんがあそこまでパフォーマーとなったのも、元はといえば官邸の力が弱いために思うままに腕を振るえず、結果、民衆に大々的に支持され世論を引っ張っていくことで議会を動かすしかなかったためとも言われている。

教育改革にしても、再チャレンジ構想にしても、官邸機能を強化しなければ大鉈を振るい難い問題だ。
その為に、今回のような組閣となったのだろう。

安倍新総理の最初の仕事「組閣」。
まずまずのスタートと言えるのではないだろうか。







そして、この新政権誕生に沸く6時間ほど前に、静かに官邸を去って行った小泉。

「お世話になりました」=最後の日、笑顔の小泉首相

かつてイギリスの宰相、ウォルポールは「政治の効果が表れるのは10年後。評価が決まるのは20年後だ」と言った。
小泉政治の功罪は、今現在では効果は少ししか表れていないし、評価もし難い。
しかし、彼が戦後日本の中でも特異な政治家であり、また「小泉時代」とも言うべき一時代を築いたことは間違いなく、その意味では彼は巨人と言える。

長期にわたり政権を維持し続け、また歴代首相の中でも最も人気が高かった小泉。
選挙を劇場とし、民衆の関心を高め、結果として国民を目を「政治」というものに向けさせたその行動。

今すぐ評価するのは早計だとは思いつつも、彼が日本政治史の中で果たした役割は大きいものだった。

今、ひとつの時代が終わるのかと思うと感慨深いものがある。

5年間半、お疲れ様でした。そしてありがとう。




とは言っても、まだまだ元気な小泉。安倍政権がピンチになれば助けに入るだろうし、安倍政権が党内造反で崩れたら、またぞろ小泉が出馬しないとも限らないが。



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