fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

learnguage:

2009-06-19 00:00:00 | essai-?

どうやらこれは気合いを入れねばならんらしい。
ドイツ語の習得である。
今後のことを考えると今すぐにでも、ペラペラとは言わめ、少なくとも現時点での自分の英語力と同等の力は欲しいところだ。

決して英語が得意なわけではないが、
それでも自分に関係する範囲の論文ならば、辞書などなくても斜め読みで大筋を解すことはできるし、
たいていの小説・エッセイくらいならば、英文であってもさほど苦にならない。
というより、職業柄ある程度はできなきゃ文字通りお話にならないのであるから仕様がないので、
これも目下修行中である。

全然自慢するべきことではないけれど、
勉強嫌いにして物ぐさ太郎のノンビリ屋な私は中学・高校と、いわゆる"お勉強"を真面目に机に向ってすることはあまりなかった。
(今だに「俺は脳みそのスペックはあまりデカクないから、机で考えるよりも、足で学び、手で考えるのを旨としている」と豪語している。
決して胸張って言うことじゃありません。)
ことに国語と英語はその最たるもので、
「言語なんて学ぶもんじゃねーよ、だって喋られない赤ちゃんが机に向って文法から学ぶか?」と言い訳していたものである。
幸いにして(…いや、たぶん良くないことだが)これらの成績は、数学などと比較すると圧倒的に良かったため、
ほとんど誰にも文句は言われなかった。
ただ、単語帳のようなものさえ使ったことがない質だったので、
高校生などが期末テスト直前によくやる、「単語の意味当て問題の出し合い」などはボロボロだったし、今でも文法は超苦手だ。

この状況で言語関係が割りかし得意だったのはなぜか、と考えると、
…まぁ英語の場合は帰国子女ってーのも少なからずあろうけれど…本好きなのが1つにはあったのかなーと。
あとは映画好きなせい。
古典は小学2年か3年の頃にはヤマトタケルノミコトや『古事記』にハマり、
祖父宅にあった古典的日本語で書かれた『古事記』を持ち出して"解読"するのに没頭した。
その後すぐにアーサー・コナン・ドイルとその代表的創造人物、シャーロック・ホームズに傾倒。
その背景たるヴィクトリア王朝の空気感やホームズ的な言い回しの由来を追及したこともあれば、
(思えば私の口調や態度って、シャーロキアンぶって「初歩的なことだよ、ワトスン君。」などとホームズの影響を受けまくっていたころの名残りかなぁ)
J.R.R.トールキンに出会うと、その著作『指輪物語』はこれまでに20回以上は読み、
高校までに原著『The Lord of the Rings』も2回は通読することになった(拾い読みは数知れず)。
最近も『The Children of Húrin』読んだりね。トールキンは面白いです。

 ちなみに中学時代にはロゼッタストーンに関する本(英文)を手に入れたので、
 「こりゃヒエログリフ解読できるようにならねば!」(インディ・ジョーンズの影響か、生物学者と並行してエジプト考古学者も目指していた)
 と頑張ったが、現在休憩中。(ざ、挫折したんじゃないんだからねっ!)
 北欧神話にハマった時代には、最も平凡なルーン文字くらいならアルファベットに置き換えて読めるようになった。
 ちなみに古ノルドは分かりません。
 ラテン語と古典ギリシャ語は、生物学で使う学名がこれらの言語なので、興味を持ったことがある。
 これも現在休憩中。(挫折したんじゃな…以下同文)

要はオタクな性格が幸いしているのである。
それまでに日本語でおおかた内容を暗記しているとはいえ、普通は指輪物語みたいな大作を、辞書を引き引き読解するマニアはそう多くない。
映画は映画で、観るものの多くは洋画なのだが、まず吹き替えは選択しない。
かと言って字幕があると邪魔なので、一度観た作品はだいたい、DVDでもなんでも字幕なしで観たがる質であるし、
良さげなシーンがあると脳内で再現できるまで観たり、真似したくなったりする、やっぱりオタクな性分である。
ために、喋っている単語の1つまで正確ではなくとも、
なんとなーくの雰囲気や言葉のメロディライン、"~っぽさ"を再現するには比較的長けているのかもしれない。

そんなわけでドイツ語の場合も、
「さぁ机に向ってお勉強しましょう」と言うよりは、
自分のマニア心を超烈に刺激する小説を一冊探し、ドイツ語の映画を観まくる!
これが一番性に合っている。
と言うか、ドイツ語圏に数か月滞在して空気感から吸収するのが一番なんだが。
『ニーベルングの歌』か『ファウスト』あたりが好きだから、原著で読めたらいいなぁ…
ドイツ語の映画は『Der Tunnel』ぐらいしか観たことないような…。

でもやっぱり一番最初は文法からやらなきゃダメかな?
中国語(普通話, これもやっぱり映画や歌などで見る美しさへの羨望がモチベーション)の学習も再開させたいところですが…。
ってか、昔ほど時間があるわけでもないから、そうなるとあれもこれもでもう詰め込まなきゃしょうがないんだよねぇ(汗)。



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2 Comments

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北欧系は中学時代にはまりました (くろす)
2009-06-19 06:32:21
なんか、小中高とはまったものがかぶりまくっている・・・(笑)。ええ、私も小学校時代はホームズ先生とファーブル先生が心の師匠でしたとも(シートンさんはその次)。古事記も超読んだ。大好きだ、スクナヒコナ。
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ファーブル先生は小1でした (LOKI:(fantasia*diapsida))
2009-06-19 23:49:09
えぇ何人か…割りかしいるんですよ。趣味の被りまくった人。
で、オトナになっても99%周りの人に理解されないが、
たまにそういう人同士が互いに巡り合って調和すると。
これはこういう民族としてもう諦めるしかないでせう(笑)。

俺は意外とオーソドックスで、ヤマトタケルとスサノオが好きなんですよー。
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