ぽっけニャンコ(胃ろうチューブを入れた猫)になりました、
我が家の猫のその後です。
以前の写真で着ていたお洋服は、
病院からお借りしたものだったので、
こちらで用意する必要があり、
先生に紹介していただいたお店で作っていただきました。
みかんとリンゴのお店
できるだけ、人の「洋服」っぽい生地で・・・、
パジャマっぽくならないように・・・と、選びました
こんなお店をやってくださっている方がいるんだな~
人を(そして猫も)救ってくださるお仕事って、
色々あるんだな~~と、思いました。
* * *
猫に胃ろうを開けた時の気持ちについて、
少し書きます。
普段の「弁護女子。」のテイストとは異なり、
重い記事です。
気持ちが落ち込んでいる方は、
今度また、読んでくださいませ
明日からはまた、普段のテイストに戻ります
* * *
私の祖母は、介護の関係で胃ろうを開けたのですが、
私はその時からとても複雑な気持ちでした。
そして、
胃ろうは・・・ちょっと・・・と思うようになりました。
猫に胃ろうを提案された時、実は1度拒絶しています。
ただ、
体重がどんどん減ってしまいました。
病気の関係で、鼻が効かず、
猫は匂いがしないと、食べ物を口にしないそうです。
「おなかへった!へったの!!!」
私の後を付いて回り、
そう、繰り返し訴えてくる猫ですが、
どんな食べ物をあげても、
「これ、たべものじゃない。おなかへった!へったよ!!」
そんな感じでした。
私は熊谷のイオンの中のペットショップで、
あらゆる猫用フードを買い、
1つでも食べられるものがないか、
開封しては捨て、開封しては捨て・・・それを続けました。
猫も、飼い主も困り果てていたのは事実です。
1度目に胃ろうを提案されてから、
次の診療の時、
診察室にいらした先生の手に、
胃ろうの説明書があるのを見て、お腹がキュっとなりました。
まだ、私が頑張れる!そう思いたかったです。
でも、
病院の先生にズバっと言い当てられてしまいました。
「どんなご飯をあげても、食べなくて、捨てて・・・ですよね」と。
「胃ろうは外せるし、
おいしいものは口から食べて、栄養と薬はチューブから取って、
飼い主も猫も幸せだと思いますよ」
ああ・・・そうなんだな。
そういう判断すべきなんだよな。
分かっていたのですが、
私は、ヘラヘラと笑い、猫が痩せているのに、
その日も、その前日も食べなかったのに、
「1週間考えさせてください」と再び言ってしまいました。
診察室の廊下に出て、
脱水状態で反応の薄い猫をなでながら、私は・・・決めました。
1週間後では遅い。
診察室に引き返して、
「今日、手術をお願いします」と、頼みました。
そして、猫を送りだして、トイレで泣きました。
先生のご判断(こんな私です、説得は面倒な飼い主でしょう)に、
とても、とても感謝しています。
そして、
胃チューブからご飯を食べているときの猫は、
ガソリンスタンドの車のようで、
その違和感がとてもかわいいです
おやつは口から食べています
* * *
私はこのブログに、時々、猫を載せてきました。
だからこそ、
元気がなくなった時の猫のことも載せようと考えました。
命を預かっていることの責任を考えると、
いい面だけを載せるのは、私にとっては違うのです。
生き物と一緒に暮らすということは、
可愛さだけではなく、それ以外の全ても受け止める必要があります。
この考えは、
明るく・楽しくを目指している、
このブログのポリシーの上位にあります。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます