弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

ぽっけニャンコの、お着換え。

2019-09-05 | 私のこと。

ぽっけニャンコ(胃ろうチューブを入れた猫)になりました、

我が家の猫のその後です。

以前の写真で着ていたお洋服は、

病院からお借りしたものだったので、

こちらで用意する必要があり、

先生に紹介していただいたお店で作っていただきました。


みかんとリンゴのお店


できるだけ、人の「洋服」っぽい生地で・・・、

パジャマっぽくならないように・・・と、選びました

こんなお店をやってくださっている方がいるんだな~

人を(そして猫も)救ってくださるお仕事って、

色々あるんだな~~と、思いました。



*   *   *



猫に胃ろうを開けた時の気持ちについて、

少し書きます。

普段の「弁護女子。」のテイストとは異なり、

重い記事です。

気持ちが落ち込んでいる方は、

今度また、読んでくださいませ

明日からはまた、普段のテイストに戻ります



*   *   *








私の祖母は、介護の関係で胃ろうを開けたのですが、

私はその時からとても複雑な気持ちでした。

そして、

胃ろうは・・・ちょっと・・・と思うようになりました。



猫に胃ろうを提案された時、実は1度拒絶しています。

ただ、

体重がどんどん減ってしまいました。

病気の関係で、鼻が効かず、

猫は匂いがしないと、食べ物を口にしないそうです。

「おなかへった!へったの!!!」

私の後を付いて回り、

そう、繰り返し訴えてくる猫ですが、

どんな食べ物をあげても、

「これ、たべものじゃない。おなかへった!へったよ!!」

そんな感じでした。

私は熊谷のイオンの中のペットショップで、

あらゆる猫用フードを買い、

1つでも食べられるものがないか、

開封しては捨て、開封しては捨て・・・それを続けました。

猫も、飼い主も困り果てていたのは事実です。



1度目に胃ろうを提案されてから、

次の診療の時、

診察室にいらした先生の手に、

胃ろうの説明書があるのを見て、お腹がキュっとなりました。

まだ、私が頑張れる!そう思いたかったです。

でも、

病院の先生にズバっと言い当てられてしまいました。

「どんなご飯をあげても、食べなくて、捨てて・・・ですよね」と。

「胃ろうは外せるし、

 おいしいものは口から食べて、栄養と薬はチューブから取って、

 飼い主も猫も幸せだと思いますよ」

ああ・・・そうなんだな。

そういう判断すべきなんだよな。

分かっていたのですが、

私は、ヘラヘラと笑い、猫が痩せているのに、

その日も、その前日も食べなかったのに、

「1週間考えさせてください」と再び言ってしまいました。


診察室の廊下に出て、

脱水状態で反応の薄い猫をなでながら、私は・・・決めました。

1週間後では遅い。

診察室に引き返して、

「今日、手術をお願いします」と、頼みました。

そして、猫を送りだして、トイレで泣きました。


先生のご判断(こんな私です、説得は面倒な飼い主でしょう)に、

とても、とても感謝しています。

そして、

胃チューブからご飯を食べているときの猫は、

ガソリンスタンドの車のようで、

その違和感がとてもかわいいです

おやつは口から食べています


*   *   *



私はこのブログに、時々、猫を載せてきました。

だからこそ、

元気がなくなった時の猫のことも載せようと考えました。

命を預かっていることの責任を考えると、

いい面だけを載せるのは、私にとっては違うのです。

生き物と一緒に暮らすということは、

可愛さだけではなく、それ以外の全ても受け止める必要があります。

この考えは、

明るく・楽しくを目指している、

このブログのポリシーの上位にあります。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございます