昨日の、お話しの続きです。
先生に質問しに行けない(行かない)理由として、
次に思いつくことは・・・
全然分からなくて、
何をどうやって質問すればいいか、そもそも質問できる状態になっていない
何を質問したいか、質問したい
ああ・・・これね・・・。
質問したいことを質問したい。
これは、とっても普通のことだと思うよ。
ええ。そのとおりです。
私が、弁護士としてご相談者の方の相談を伺うとき、
最初によく申し上げるセリフの1つに、このようなものがございます。
「まず最初に《これを弁護士に聞きたい!》ということはありますか?
何から聞いていいか分からない・・・ということであれば、
私が質問をしていってお話を伺う流れにさせていただきます」
お手元に質問メモを用意しておられる方もおられますし、
効率よく聞いて、30分で相談を終えたいという方もおられます。
(私の離婚相談は初回30分無料でございますので)
一方で、困っているけど、緊張していて、どこを糸口にしていいか分からない方も珍しくありません。
あ、それイイネ。
ひまわりねことしては、
学校の先生にもそうしてほしいよ。
つまづいてしまっているところを浮き彫りにしてほしいもの。
そうなんですよね・・・。
ただ、法律の難しい話となると、
人の思考ルートも様々で、
よっぽどの能力がある方でないと、相手がどこでつまづいているか、
理解できないこともあると感じます
私も学生さんから、
「そっちの正しいと言っていることは分かったから、置いておいて。
こっちがどこでつまづいているのか、どう考えれば正しい方向に行くのか、
それを説明して欲しい。
こっちの思考ルートに合わせて欲しい」
と、率直に言われ、お手上げ状態になったことがあります
(当時私は、●●法と限定した科目ではなく、
なんでも相談聞きますよ係でしたので、範囲が広く、そこまで高度な対応はできませんでした)
また、法律の勉強でぶち当たる疑問の中には、
先生に高い能力がおありでも、
どうしてもその時には理解させきれないものがあると思います。
法律を学ぶ頭というのは、
ジリジリ全体が底上げされていくように、レベルが上がっていく?ことが多いと感じます。
う~~~ん・・・何と言いますか、
ドラクエで、レベル1の状態でメタスラの剣やら鎧やら持っていても、
限界があるような感じとでもいいましょうか・・・
私個人の感覚ですが、
「あ、それ難しいから、一旦、棚上げしておいて、
次に行った方がいい疑問ですよ。いずれ分かるようになりますから。
そこの疑問が解決できなければ、
その後のことが理解できないようなキークエストではありません」
というような感じの、アドバイスも実はとても助かりました
弁護士 生井澤 葵(なまいざわ あおい)
◆プロフィール◆
埼玉弁護士会所属
埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院兼任教員
JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HPへ