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弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

八方美人も、いい子も、やめる。

2019-03-06 | 弁護士のお仕事(手書)。

私は、弁護士の仕事の素敵な部分や、

その仕事に就いた自分の喜びを語ることが多いです

本心で述べています

一方で、全く大変なことはない・・・なんて申し上げるつもりはございません。

大変で過酷なこともあります。




実際、弁護士の仕事をやめてしまう人もいるらしいよね・・・。



私が法科大学院にいた頃には、

気軽にホンネを伺えるような、

弁護士の方は、近くにはおられませんでしたしね・・・。

憧れと、現実は違う・・・というのは、

どのような職業にも一般的にあることだと思います。



じゃあさ、ここに書ける範囲でいいから、

何が過酷なんだか教えてよ!!!

きっと誰かのためになるでしょ?



ええ・・・そのつもりで、この記事を書いています。

・・・司法試験を受験する人の多くが、

どちらかというと、真面目に勉強をしてきたタイプで、

学級委員などを務めた経験が多いタイプではないかと思います。

和を大切にし、

みんなに好かれていることを目指したことがある方も、

多いのではないかと分析します。



まぁ・・・そうだろうね。

優等生のいい子ちゃんタイプ・・・ってやつでしょ???

例外の人もいるだろうけどね。



(なんか・・・トゲのある言い方だな・・・)


でもね、

弁護士になると、対立している当事者の片方側に就くことになります。


この段階で、反対側の当事者の方(相手方)に、

いい気持ちを抱かれない可能性が充分にあります。

誤解を恐れずに申し上げれば、

半分の人の味方になるから、

もう半分の人には嫌われるわけです。



相手方の弁護士なんて、

イヤな感じだし、当然好きになれないよ~~~



いつもではないけど、

反対側の当事者の方からも、「先生が相手方でよかったです」等、

言っていただけることはあるんですよ

ただ、いつもこうなるとは限りません

不必要に失礼な振舞いをする必要はないと思いますが、

相手方に好かれることが最終目的ではありません

自分を選んでくださった、自分の依頼者の味方であることが一貫した目的です    

弁護士になって、しばらくして、

ようやく気付いたんです・・・。

ああ・・・みんなに好かれたい・・・

・・・この、願望は、叶わないのかも知れない・・・。



あおい先生も、

キホンは長年“いい子ちゃん”目指してきた人だもんね・・・。

優等生目指してた人だもんね・・・。




依頼者のために頑張れば、頑張るほど、

反対側から見ると、

嫌な奴になっていく・・・なんて、

気づいた時は驚きました。

もっと驚いたのは、

これ、自分で気づくまで、誰も教えてくれなかったことです



確かに気づくと、人は強くなるよね。

でも、開き直ったり、割り切りすぎたりすることはお勧めしないよ。

謙虚に丁寧にいくべきだとおもうよ。


弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉弁護士会所属

埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院実務講師

JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HP




埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
こばと法律事務所
電話: 048-501-1777 (ブログを見たとお伝えいただくとスムーズです)
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