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弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

認めていても、証拠が大切です。

2018-08-10 | 【不貞問題について】
不貞の問題で私のところにご相談に来られる方の何割かは、

「私の夫(妻)は不倫を自白した(認めた)ので、大丈夫です」

と、おっしゃいます

確かに、不貞を認めているのであれば、あとは慰謝料の金額の問題であり、

新たに不貞の証拠は必要ございません。

それは裁判でも・・・です


民事裁判では、

 原告が「あなた不倫をしましたね」と主張したところに、

 被告が「はい、しました」と認めれば、その証拠はいらないのです


しかしながら、

不貞を認めたから大丈夫・・・かどうか、私は強く警戒します

口頭で認めるようなことを言っても、後々否定される件をたくさん見てきたからです

不倫を認めた・・・というのは、「その場で」というスポット(点)ではなく、

不倫の問題が発覚して解決するまで、

一貫して、「私は配偶者以外の異性と性的な関係をもちました」と認め続けてくれる・・・つまり線であることを言うと、

考えていただくのが分かりやすいかと思います。

(あまり多くはないということが理解していただけますでしょうか?)



したがって、私は口頭で不倫を認めた・・・だけでは、

まだまだ安心ができないという観点で、

今後のアドバイスをさせていただきます

時には、よくよく話を伺ってみると、

「異性と食事に行ったことを認めただけ」等、

そもそも、一般の方が思っておられる「不倫」は多義的であったりもします


弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院実務講師

JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HPをクリックしてください




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