Always Autumn

Letter from Perth

Australian War Memorial にて(2019年3月) 

2019-04-26 21:09:26 | 2019年3月キャンベラ旅行

こんにちは。


昨日はオーストラリアでは
ANZAC DAYという戦争記念の休日でした。


どういう記念日だったか
以下、wikiを参考に書いてみますー。

ANZACの日/
アンザック・デーAustralian and New Zealand Army Corps(ANZAC) Day
オーストラリア・ニュージーランド・クック諸島・ニウエ・サモア・トンガにおいて
1969年に設立された記念日です。


第一次世界大戦時、勇敢に戦った
オーストラリア・ニュージランド軍団(ANZAC)の兵たちと
当時、国のために尽力した人々のために各地で追悼を行います。

1915年4月25日に
ANZAC軍がトルコのガリポリに上陸したことに由来します。


イギリス、フランスの連合軍としてイギリスの指示により参戦した
オーストラリアとニュージーランドにとって
これが国家となって初の本格的な戦争でした。

ガリポリの戦いは
敵対していた同盟国(オスマン帝国、ドイツ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国)の頑強な抵抗により

連合軍側は多数の死傷者を出して撤退させられ
作戦は失敗に終わりました。
(第一次世界大戦そのものは連合軍側の勝利でした。)

のちに、国を守るために戦った人々へ慰霊と感謝の意を捧げるため
この日が設定されたそうです。


今日はそのアンザックの日に寄せて
先月、キャンベラを旅行中に
国立戦争記念館を訪問した時の様子をアップしたいと思います。

(戦争の話、詳しくないので
間違っている表現もあるかもしれません

○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○+●


2019年3月11日

キャンベラ国立戦争記念館、正面入り口。

(スマホ撮影、逆光でした


正面広場の石碑には

THEIR NAME LIVETH FOR EVERMORE

と古文調で書かれてあります。

彼らの名は永久に生きる。

彼らの名はとこしえに。

ニュースでは昨日、早朝から慰霊祭が行われ
この石の台に献花がされた様子が報道されました。

さらにこの道の方向、まっすぐ行くとグリフィン湖を隔てて
国会議事堂が建っています。

この国のために戦って亡くなった人々の努力を決して忘れないという
意味があるのかなと思えたのでした。



記念館の中に入るとボランティアの方の無料ガイドがあるというので参加しました。

こちらはトルコでの
塹壕戦(穴や溝を掘って砲撃や銃撃から身を守りながら戦う)の様子を
再現したジオラマ。

生還した兵士さんの中にアーティストさんがいらっしゃったらしく
そのかたの記憶とともに再現されたそうです。



ジオラマは細部にリアルに戦場の様子が表現されていて
戦いの悲惨さがひしひしと伝わってくるものでした。



  “Lancaster Bobmer”

こちらはオーストラリア空軍が第二次世界大戦時に使用した爆撃機だそうです。


大きい機体でした。

こちらが後ろ半分の部分です。


太平洋戦争に関するコーナーでは日本関係の展示品も多くありました。




日本の潜水艦の展示です。

1942
(昭和17)年531日に日本軍の三隻の潜水艦が
シドニー湾に出撃しました。

三隻とも帰還ならず...二隻は引き上げられました。

二隻のうち一隻はずっと行方が分からないままだったのが
2006年、ダイバーたちによって発見されたそうです。

私もその時のニュースを覚えていますが
この記念館に展示されていたのですね。



展示されている潜水艦は二隻を合わせて一隻として復元されていました。

攻撃で損傷した部分が見えます。



復元された零戦



太平洋戦争のコーナーを見学していたときは
胸が締め付けられる思いがしました。

時間がなく、全部は見学できなかったので
いつかまた来たいなと思いました。



オーストラリアは太平洋戦争中、日本と戦い爆撃も受けました。
日本のオーストラリア空襲

私の亡父はもちろん、そのことを知っていて

私が31年前にオーストラリアに嫁に来る時に
肩身の狭い思いをしないかねとちょっと気にしていたようすが

ま、おかげさまでそういうことは無く
みなさんに良くしてもらっているし

近年では、友人、ご近所、誰も彼も日本に旅に行く時代で
なんで私よりみんなあちこち行ってるのってヤキモチ〜です


これからも日豪、末長く友好国同士であって欲しいですね。

さもないと私、日本に帰らなきゃなりませんもの。
(それはそれで良いんだけど



オーストラリアの戦争記念館を訪ねてみて

この国は負の歴史も残さず世の中に、後世に
伝えようとしている意気込みを感じました。


悲しい歴史は繰り返したくないですね。
世界が平和になりますようにと願う気持ちが
ますます強くなったのでした




それでは、これにて。


ご訪問ありがとうございました。

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