Always Autumn

Letter from Perth

エリザベス女王ご夫妻、風と共に去りぬ

2011-10-29 01:41:40 | この国とかパースのお話

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今週、たまたまパースに訪れた方々の中には、市内を散策しながら
一体何事が起きているのだろうと不思議に思われた方もいらっしゃったかもしれません。

やたら警備が厳重で、おまわりさんがあちこちにいて…。

ぼちぼちツイッターでつぶやいたり、ブログにちょこっと書いたりしておりましたが、パース久々の大イベント
イギリス連邦首脳会議The Commonwealth Heads of Government Meeting:CHOGMが開かれているのです。


会議に出席されるため、英国エリザベス女王とエディンバラ公ご夫妻は10日間、来豪しておられました。
(やっぱここは敬語ですわよね)

ブリスベンやメルボルンを訪問され、パースにはほんの3日間滞在されただけでした。

早々と今日の午後1時ごろ、専用機でパースの空港を飛び立って行かれました。

我が家の上空は、多くの飛行機の通り道。

そこでRさんと私は、女王ご一行が載っている飛行機がここの上空を飛ぶなら、写真でも撮ってみようと待ちかまえていたのですが
今日は強い風がいつもと違う方向に吹いていて、飛行機は逆方向へ飛び立って行ってしまい、拝めませんでしたザンネン...

でも会議の方は日曜日まで続くので、まだしばらくは緊張のパースです。



今日の午前中、スワン川沿いの緑の公園に
エリザベス女王とエディンバラ公がお出ましになりました。

私は夕方から出かける用事があるので、テレビでこの様子を眺めていました

今日の女王さまは、花柄のワンピースに白いジャケット、白い帽子。
先日は、ショッキングピンクのジャケットをお召しになっていたけれど
85歳、なんでも品よく可愛いらしく着こなせるのがさすがです


女王がステージに上がると、つめかけたたくさんの市民から大歓声。

オーストラリアに感謝とお別れの言葉を述べ
時間の許す限り、出迎えた市民から花束を受け取ったり、スタッフの人と会話を交わされたりしていました。

会場ではこの後、チャリティー・大バーベキューがあったのですが

食べ物が準備してあるテント内で、エディンバラ公は
こんがり焼かれているソーセージを見て『おいしそう。お腹すいたなぁ…』とお腹をさする動作をしたり

伊勢海老の並んだお皿を眺めていたら、スタッフの人に
「これは西オーストラリア産の伊勢海老です」と説明をされ
う~~む、とさらに恨めしそうに眺めて、スタッフたちの笑いを誘っていました。

公爵ご本人、料理好きだとかいうことで
“オーストラリアのBBQ” のような本をプレゼントされ、喜んでいました。

エリザベス女王は25歳の時に即位し、1953年に初来豪の時はお船で来られたそうです

そして今回がきっと最後のオーストラリア訪問となるのでしょう

でもあの調子だと、90歳になってもトコトコお出ましになってくれそうな気がします


エリザベス女王がパースの滞在中の逸話をひとつ。

10月26日にパース入りをされた女王様。

27日は、我が家のかなり近い場所にある、先住民アボリジニの子供たちが通う学校を訪問。

生徒さんたちが、女王様にカンガルーシチューを料理して披露しようとしたのですが・・・・

女王様はたったひとこと:
「良いにおいだことと、上品にスルー


生徒さんたちがお料理するカンガルー・シチューをクイーンに披露させていただく、という噂は
結構、話題になっていたので、市民は興味津津だったのにヤッパ、ダメカー

きっと、決められたものしか召し上がってはいけないのかもしれないですね…。


私はRさんのアデレードの伯父さんがお料理してくれたカンガルーのお肉や
レストランでカンガルー・ステーキを食べてみたことがありますが、決してまずい物ではないですよ。

ちなみにカンガルーのお肉は欧州で人気なのだそうです。

私は23年もここに居ながら、一度も料理したこと無いし、したくもないけど~



では今日はこれから、フリーマントルまで
知人が出演するアイリッシュ・ミュージックのコンサートに行ってまいります


最後に、おまけの写真

先週の日曜日に、日曜版の新聞を拾うために早起きした時の朝焼けです
新聞は、ぽーんと放り込まれるだけなので、ヘタすると通りがかりの人に
持って行かれちゃうので、早起きが必須どーゆー国だ、ここはっ



ご訪問ありがとうございました。

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小鳥さんのケーキ♪

2011-10-21 18:29:30 | ファミリーアクティビティ

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間もなくパースで開かれるイギリス連邦協議会のために、エリザベス女王ご夫妻が来豪中。

パースでは各国の来賓たちを迎えるためにせっせと街をお化粧中です。
今年85歳の女王様、これが最後のオーストラリア訪問になるのかも。

ま、日本人としては英国王室はあまり関係ないんだけど…

この国の歴史をこんなふうに共に体験していくことが、昔なら考えもしなかったことなので
ちょっと不思議な気分です。



今回も誕生日の話題です

8日(土)にはお友達を何人か我が家に呼んで、BBQパーティーを開きました

この日のお天気予報は、曇り時々雨、気温も低め。
1週間のうちにその日だけが、そんな喜ばしくないお天気予報

えー、やっぱりまた雨なのか~
雨女の私はため息ばかりの1週間だったのですが
なんと当日は朝から快晴、暑くもなく寒くもないBBQ日和となったのでした

Rさんやハリーがせっせと準備をしてくれたし、持ちよりパーティーにしたので私はポテトサラダを作るのみ。

義母や友人夫婦、A美とハリーのお友達も何人か来てくれて皆でおつまみ食べたり飲んだりしている間に
RさんはせっせとBBQお料理。

いろいろご苦労様でしたThank you~

おいしくお昼を食べ、デザートが出て
メインのバースデーケーキの登場となったわけですが…

これがまた思わぬサプライズ、サプライズ

今年は娘のA美が日本にいるので、ちょっと寂しい誕生日だったなぁ~と思っていたら
あの子ってば、ものすごいプレゼントを用意していてくれたのです

こちらです、このケーキウヒョ~

実はこのケーキ、A美が内緒で私のためにデザインしてくれたケーキなのです

私の名前“Autumn”のイメージなんですと

A美が自分で描いた絵を、元アルバイト先のケーキ屋さんのパティシェ;アルバートさんにメールで送り
アルバートさんが図案をもとに、3日がかりで作ってくれたとか

このケーキを受け取りに行ったRさん、あまりに見事な出来栄えだったので腰を抜かすとこだったって

こ、この上の乗っかってる鳥がもう何とも言えず凄く可愛いっンキャー
昔飼っていた、A美のペットのまっしろけっけセキセイインコ(私が逃がしてしまった…)が、また戻って来てくれたような
(実家のお兄ちゃん。これ、“ニワトリ”じゃないからね

ケーキの側面に描かれているもみじや鳥は、A美が描いた絵を
ライスペーパーに食用インクで転写して作ってあるそうです。

この日に初めてケーキに対面した私、一目見て
『あれまっ、これってA美の絵じゃん!』と気がついて、そのとたんに
うわーーっとこみあげて来るものがあり、ケーキ見ながらもう大泣き
ケーキ見て泣いたのは生れて初めてで、なんともお恥ずかしい限りなんですが

でも、ケーキカットをこんなにもためらったことも初めてでした
中身はしっとりのチョコケーキ、でも甘ったるくなくてとてもおいしいよ

A美、ナイスサプライズ
アルバートさん、他にもお仕事が入ってお忙しい中、こんなに素敵なケーキを作ってくださってありがとうございました
ケーキ代を払ってくれたRさんも、なんかもういろいろありがとねー



さて、こちらはハリーが飾り付けをしてくれたパティオウレシー


ちょうどこのピンクの花が満開になってくれる季節、殺風景な庭を華やかな感じにしてくれました


義母からのお花(左)と友達のアイリスさんからのお花&カード(右)


友達のジョーイがプレゼントしてくれた、珍しいピンク色ラベンダー


飲み物はこうして冷やしておきます

お肉を焼いているとこ

鶏肉は、ハリーの秘密レシピでマリネしておいたものです
(右の写真は前夜のハリー

これがおいしくて、皆から大絶賛でございました(オヤバカ…

  
お料理上手のご夫婦、お友達のジョーイとご主人ブルースさんのライスサラダと手作りパン。

ライスサラダは元々ブルースさんのレシピだけど今回はジョーイがピンチヒッターで。
その間にブルースさんがパンを焼いてくれたそうな。
ライスサラダってあまり好きじゃないけれど、このサラダは激ウマなんです

今度作り方を聞いて来なきゃ…聞くのをいつも忘れちゃうんだよねー。


パンがまだ焼き立てでホッカホカ皆が奪い合うように食べていました
特にKevin君、いっぱい食べてたなー


で、こちらは私が作ったポテトサラダ…


こちらは義母の定番デザート、大好きなトライフル(Trifle)
スポンジケーキ、カスタードクリーム、フルーツなどで飾り付けをするイギリス風のデザートです。


パーティーの後はソーセージが余っちゃったので、スパゲティーに入れたりして
しばらく残り物退治に身も胃袋も忙しく、また1キロ半ほど増えてしまいました


誕生日なんてどうでもいいよ―と思っていたけれど
この日が終わる頃には、またこういうのやりたーいなんて言ってた私でした

家族や皆と、とっても楽しい一日を過ごせたので、なんだか幸せ…。
これからも一日一日大切に、元気で長生きしたいな

PCの向こうの皆様、これからもよろしくお願いいたします




ご訪問ありがとうございました。
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誕生日(*´∀`)ノヨークの町と岩登り☆

2011-10-13 14:44:00 | ファミリーアクティビティ

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お久しぶりです

毎日バタバタしていたら、もうあっという間に10月も半ば。
日本でも、何故かパースでも風邪がはやっているようですが皆様お元気でしょうか。

さて、先週の10月5日は、おかげさまで?私の『〇〇歳』の誕生日でした



歳を取るのは、もうこれ以上ほんっと勘弁してほしいけれど
家族やお友達に囲まれて、いろいろと楽しかったことには変わりなく

去年の日本旅行の話みたいに一年経っちゃう前にアップしないと

5日はハリーが午後から大学だったので、朝のうちにRさんと二人でプレゼントをくれました


ハリーからは、高速のSDカードとCD2枚
日本に留学中のA美からは既にスキンケアのクリームが届き、素敵なメッセージ(写真のプリント)をもらい、うるうる

そしてRさんからは、超びっくりーーーーーーの
iPad2

去年、日本に行く前にiPodを買ってもらって
日本で写真を見せたり予定を書いたり、今も便利に使いまくっているのですが
iPadみたいな大きい画面だともっと見やすいよね、といつもRさんと話してて…

ま、そのうち買ってあげるよなんてトオイメで言ってくれてたのですけど~

今年の誕生日に来るとは思わなんだった
ちよっとかなり、驚きました

ラッピング(赤いリボンなんかつけてくれちゃって)を見た時に、どうせチョコの詰め合わせだろうと思ってたんだけど

でも皮肉なことに…後で知ったことですが、この日
アップルのCEOを長年務めたスティーブ・ジョブズ氏が亡くなったのでした

豊富なアイディアで世界を驚かせてくれた天才、この世を去るには早すぎでした。

私はパソコンだの通信関係だの、詳しくないけれど…
このiPadも、ジョブスさんの夢が詰まった物なんだなと思うと
なんだか余計にありがたみを感じるのです。

で、そのiPadの使い心地はもう最高

その話は、またそのうち



ランチはドライブがてら、パースから約97キロ東のYorkという町まで行くことになっていました。

10時ちょっとすぎに出発、多分11時半ごろには着くだろうと予定していたら、途中の高速道路で何故か渋滞。
こんな郊外で渋滞なんて初めてだと思ったら、新しい高速道路の工事をやっていました。

人口が増加が続くパース、車も多くなったのでいろいろ大変です。



次の高速(Great-Eastern Highway)に入れば、するする走れるはずというRさんの期待もむなしく、またもや渋滞。

全然Greatじゃない

今度は何だと思ったら、ずっと先を行く幅広トラックが時速20キロで坂道を上っていたのでした。
トラックは両車線を使うしかなく、誰も追い越しできなかったのです。

やがてトラックは途中の緊急停車部分で止まり、一般車を通してくれたので助かりました。


そんなこんなで予定より40分遅れてYorkに到着


Yorkは、パースの次に開拓された町です。


19世紀の初めにパースにヨーロッパ人が住み始め、間もなく食糧を維持するための農地に適した土地を探した結果
Avon川の上流、Yorkの地域は土地が良く肥えていることがわかり、開拓が始まったのでした。

昔のままの建物も多く残っていて、静かで良い町です。

Avon川の川下りボートレースのイベント(アボン・ディセント:Avon Descent)には
世界中から参加者が集まってくるし、あとはジャズフェスティバルが有名かな。

2年前のA美の誕生日の時にもYorkへ来たのですが、その時の記事は一応こちらです。

ランチは2年前と同じ、ここ『Settlers’ House』にて。


何が特別どうということはないのだけれど、とても雰囲気が良いお店なので好き
お宿にもなっているようです

今回初めて、綺麗な裏庭を発見しました

ランチはシンプルだったけど、おいしかったです
(Rさんはチキン・シーザーズサラダ、私はシーフード盛り合わせ
へたにパース市内で食べるよりも、こういう所まで思い切って来た方が楽しいし、おいしいかも


帰り道。
ヨーク(A)からは遠回りになりますが、地図で言えばまずは南に向かい
ビバリーを通りブルックトンでひと休み、そこから西にパースへ向かったというわけです。


ヨークからビバリーへ向かう途中、他には誰もいない道路の踏切で、今度は
全長約2キロメートルはあると思われる、鉱山物資を運ぶ列車が通りすぎるのを延々と待たされました

多分、中身は鉄鉱石ではないかな~とRさん。

なんでもいいけど、この日はいろいろ待たされる日でございました


ブルックトンに着いて、休憩所(ガソリンスタンド)でコーヒーを飲んでから
メイン道路から外れた所に、隠れた岩山があることをRさんが調べていたので行ってみました。

いや別に隠れているわけではないけれど、あまり知られていないみたい。

Boyagin Nature Reserve:『ボヤジン・自然保護地域』


ほんの少し小高いだけの岩山、でも登ると結構息切れしちゃった


「この苔の形、なんだかハリーのゲームの地図みたいだなぁ」と言いながらRさんが撮っていた写真。

確かに…ロード・オブ・ザ・なんたらに出て来そう

人っ子ひとりいないので、サウンド・オブ・ミュージッ〇風に踊ってみたり
(なんか違っ)


野生のお花


小粒の黄色いエバーラスティングもあたり一面に咲いていました。


人っ子一人いないと言いましたが、実はご旅行中のご夫婦がいらっしゃいました。
こうしてキャラバンを引っ張って、あちこち旅をしているそうで…
のんびりとお茶をなさっておりました。


いつか引退したら、こうやっていろいろな所を旅行したい――というのがRさんの夢みたいです。

さてこうして無事に家に戻り(途中、また踏切で15分待ちがあったけど)

その日の夜は近くの中華レストランで、ハリーも加わって3人で夕食。
シャンペンも飲んで、ふわふわ気分でバタンキュー

あっというまに誕生日が終わりました。


Rさん、A美、ハリー、お義母さん、親せき・お友達の皆さま、天国のパパンとママン、どうもありがとー。
ここまで来れたのも、皆さまの支えがあってこそ。

至らない所ばかりな私ですがこれからもどうぞよろしくね



長くなってすみません
次回は…パーティーの話かな

ご訪問ありがとうございました。
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