2001年の12月初旬のことですが、テレビや新聞で海洋深層水を使用、或いは海洋深層水と称して販売されている飲料水などの調査結果についての報道がされましたが、まともなものは極めて少なく、ひどいものは普通の地下水を加えたものが海洋深層水として売られていると聞いて人間のあさましさがつくづくいやになりましたが、健康食品の類にはそれ以前から今現在に至るまで同様のことが繰り返し行われているのであります。
卑劣な商売に関する基本的な話は別の機会にして、今回は海洋深層水についての話だけにします。
海洋深層水の基本的な意味は、南極や北極の氷が解けて海中に沈みこみ、想像するのがなかなか難しいですが1,000m以上の深さの深海の地底をゆっくりと移動している海水ということです。
そもそも上空から降ってきた水滴が南極や北極の氷となり、そしてその氷が解け出して1,000m以上の深さの深海に沈みこむようになるまでには相当な年月が経過しているはずで、その年月はなんと一千年以上ということですから、自然の力というものにはただただ驚かされるというか、恐れいるといった感じを強く抱きます。
ところで、6年前の新聞、テレビに出ていたものも然りですが、一般に各地の海洋深層水と称して販売されているほとんどのものは陸地から伸ばしたパイプを通して深さが300mくらいのところの海水をポンプで大量に汲み上げているものです。
この程度の深さの海水は50年程度の年齢で、海洋学では「中層水」と定義されるもので、ほんとうの海洋深層水ではないのです。
私どもの「真の健康を考える店」で販売しています細胞活性ローション:アクアトゥルース スキンミストの内容物であります沖縄海洋深層水はといいますと、沖縄からはるか南へ40Kmのところに「海洋深層水湧出点」があり、その洋上に設置された取水設備でもって海水を汲み上げているのですが、その深さは何と1,400mということですから驚きです。
その年齢は1,800年ということで、海洋学の定義にあてはまるこれぞ真の海洋深層水であります。
生き物の最初の生命が海から生まれ出たことから考えますと、特に不思議でもないことかも知れませんが、ほんとうの海洋深層水には絶妙という言葉でも言い尽くせないそれ以上の宇宙のなせる業とでも言いましょうか、生命体にとって優れた作用をもったミネラルがまさに絶妙のバランスで含まれるというか存在するのであります。