BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-8

2007-09-30 08:43:38 | Weblog
8「危険な塩素が使われ続ける理由」

塩素は、食塩から苛性ソーダを造る際に、副産物として必然的にできる物で、苛性ソーダその物が化学工業には欠くべからざる物質で、大量に造られるため、塩素は極めて安価な物であります
このタダ同然の物質が、農薬をはじめカビ取り剤や消臭剤その他、名前を変え姿を変えて、私たちの日常生活の必需品としてさまざまな商品となって売りだされ、メーカーに多大な利益をもたらしてくれるのです。

消費者を欺くためには、便利さ、手軽さ、清潔などをことさら誇張する必要があり、これがコマーシャル代となってテレビ局にワンサと利益が転がり込む寸法となっています。企業にとって、これほどありがたい物質はないのです。

また、水道事業にとっては、国土の狭い日本の限られた少ない面積のなかで、コストを抑えて短時間で浄水処理を行うには、塩素処理に頼らざるを得ないのが実情で、環境の悪化に比例して、塩素の投入量を増やさざるを処理方法に依存している限り、危険を承知の上で、この方法を採り続けざるを得ないのです。

つまり、環境の改善なくして、塩素の量を減らすことができない仕組みになっているのです。このような状況下で塩素批判を展開することは大企業への挑戦であり、水道行政を預かるお上にかみつくことであって、これらを敵に回して成り立つ商売など存在するわけがなく、銭にもならない大企業の批判や、お上のコキオロシなど、圧力の掛かりかねない危険を冒してまで声高に叫ぶ人間は少ないのです。

「さわらぬ神にたたりなし」で、これが情報の一方通行やアンバランスを生み出す結果となり、有害であるという認識がないままに、商品を使用したり飲んだりする結果を生んでいるのです。映像を使って、毎日、繰り返し繰り返し流されるCMは、視覚を利用した一種の洗脳であって、そこに危険性を知らせる情報は一切ありません。

即効性に富んだ薬ほど副作用が強いのは周知のとおりです。頑固なカビや汚れが、いとも簡単に落ちたり、嫌な臭いが瞬間に消え、生命力の強い虫がコロリと昇天するのを見ると、まだ自然と共存し得た私たちの世代は、急に不安になります。
直感的にこれはヤバイとばかりに、多少の不便は覚悟のうえで昔とったキネズカで、子供に馬鹿にされながらも、親直伝の処方に切り換える知恵と余裕を持ち合わせています。

しかし、もの心が付いたときから簡単や便利に慣らされて育った世代は、危険だとか怖いなどという感覚は持ち合わせていません。そうした人間の弱さにピッタリとフィットするのが塩素なのです。

消費者がある限り、企業にとって、塩素はセッセと利益を運び続けてくれる打ち出の小槌という訳です。人類を始め、地球上のすべての生命は、自然と共存することで生態系のバランスを保ってきました。
自然との共存は、不便との共存であり、それゆえ、不便に耐えてこそ、全体の調和が保たれるのではないでしょうか。
自然との共存を放棄して経済を優先し、便利さを追い求めて走り続けてきた日本人が、今、塩素という化け物によって、その後遺症に悩まされるハメになったのです。そのことにすら気付かないでいると、私たち自身を含め、次の世代にまで災禍を広げる結果となることは、間違いありません。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-7

2007-09-30 08:42:00 | Weblog

7「シャワーの害に関するアメリカからの報告」

米国ピッツバーグ大学大学院、ジュリアン アンデルマン教授は、実際に研究室の中にシャワールームを設置し、水道水に普通に発見される化学物質を設定してみた実験の結果、「15分の入浴とシャワーの間に呼吸から吸収される揮発性汚染物質の量は、1リットルの水道水を飲むことで摂取する量と同じである。」と報じておられます。

また、ニューヨーク州立大学臨床小児科助教授、医学博士ドリス J.ラップ女史も、その著書のなかで、「シャワーのお湯の中から、塩素と鉄分を除去する特殊なフィルターを購入することを考えなさい。そのお湯を、シャワーから浴槽に入れることができます。お湯に含まれる汚染物質の20~91%、入浴中に皮膚を通して、湯気を吸い込むことで体内に吸収されています。」と述べておられます。

以下、ネイチャー&ヘルス(1989年)、『水道水の塩素処理 100年』のなかから「知られざるシャワーの害」の項目から引用します。

「スポーツの後や毎日の入浴やシャワーで、体をきれいにすることが、健康につながるというのは、確かに化学物質を含まない水を使用しているときにのみいえることで、塩素処理されない水が使われているならば、入浴は今まで考えていたよりも健康に悪いといえる。」

「シャワーや入浴の時に、ときどき塩素の臭いを感じるのは、塩素ガスとなって浴室に充満するからである。人間が普通塩素を感じるのは、3.5PPMといわれているので、その時点で浴室内はそれ以上になっていることになる。3~20PPMの濃度に15~30分さらされると、重大な病気を起こす原因となる。
こうした点からも、たとえ極めて微量な塩素ガスであっても、(注:普通の入浴及びシャワー)規則的にさらされることは、肺の酸素供給を減少させることになる。」

「連続的に塩素処理水に浸ることは、塩素の酸化力によって皮膚の老化を促進することになり、太陽に長くさらされているのと同じである。さらにいえば、塩素は細胞の老化を早めることによって、紫外線による皮膚の老化を事実上促進している。」

次に、『サイエンスニュース130号』から
「シャワーを浴びることによる化学物質の量は、お風呂よりも多い。なぜなら、シャワーヘッドで細かく水滴にされることで、水の表面積が広くなるからである。」

「シャワー(および風呂)は、水道水を飲むよりもさらに多くの有害物質を浴びせかける。この有害物質は、水道水から蒸発して浴室外にも拡散し、そこにいる人々も吸い込むことになる。これらの人々は、シャワーとお風呂から飲料水の6~100倍の有害物質を浴びている。」

人間が、自然と向き合って共存しようとしていた時代は、口から入る物にのみ注意を払っていればそれで事足りたのですが、過去に毒物の皮膚吸収といった経験をもたない人類には、まだ口以外から侵入した毒物に対する防御機能が備わっていません。

科学技術庁のおこなったラットでの実験でも、「洗剤を薄めて飲ませた場合、1週間位でほとんど大小便によって排泄されたが、皮膚に塗布した場合は、90%以上体内に残留してしまった。」という結果が出ています。皮膚吸収の場合は、大半が体内に残留するということです。

ここまで読んでいただければ、塩素というものの素性が「どういうもので」あるか、大体お分かりいただけたと思います。
ではこんな危険な物が、なぜ使われ続けるのでしょうか。次に移りますが、その前に塩素の害について、もう一つだけ紹介させていただきます。

アメリカのJ.M.プライス博士は、その著書『冠状動脈、コレステロール、塩素』のなかで、次のように述べて警告を発しておられます。
塩素が、アテローム性動脈硬化に起因する心臓発作や、脳血管障害の決定的な原因になっている。」とし、「すべての人が、直ちに、そして永久に、塩素入りの水道水をやめるよう、人間的立場から主張すべきである。」と。

博士の主張を裏付ける歴史的事実があります。 
それは、朝鮮戦争で戦死した米軍兵士の検死解剖の結果、外見上健全そのものの平均年齢22歳の兵士の75%以上が、アテローム性(退行性)動脈硬化症にかかっていたということです。
野戦の劣悪な環境のなかで飲まざるを得ない水に、衛生上の理由から、大量の塩素が使用されたためです。
ベトナム戦争でも同じような結果が出ています。

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