Rio's Photo Album "千景万色"

EOS 5D MarkIIとEOS 40Dを旅の道連れにして、訪れた場所の風景写真集です。

大晦日の日の出(近江坂本より)

2006-12-31 |  滋賀県
(写真:大晦日、近江坂本の琵琶湖岸から日の出を望む<滋賀県大津市>)

今日、日の出を見てきました。
初日の出ではなく、なんで今日に?


「初日の出は見れそうにないから(明朝は曇りそう)」
  とか
「なんとなく早起きしたから」
  とかいう理由ではなく、
「新しく買ったデジタル一眼のレンズを試してみる!」
  というやや欲深い理由でした・・・

デジタル一眼レフカメラの広角レンズを買ったのですよ、昨日に
物欲に負けてしまって・・・

買ったのは、キヤノンEF-S10-22。いやはや(超)広角レンズというのは凄い!!
これはとても楽しそうなレンズです。
物欲に負けた甲斐があったというものです


さて、この時期は日の出が遅くて助かります(今日で7:09)。
琵琶湖岸のどのあたりから日の出を撮れるのか、クルマはどの辺に駐めれるのか、これといった目星がつかなかったのでしばらくクルマでウロウロ。
ようやく「この辺かぁ」という場所を見つけて、カメラほか一式を担いでいそいそと北大津湖岸緑地(公園)に。


6:30頃には東の空が少し明らんできていました。


同じ場所から南東方向を望む。
大津市街。まだ夜景といった感じですね。




徐々に東の空は朱色に染まってきて、


朝日が見える直前(7:07)


朝日が山の稜線上にちょっぴりと顔を出して(7:09)、


朝日が徐々に昇り、眩しい光が湖面上に映り始めます。


朝日がぐんぐんと昇っていきますが、山の稜線のすぐ上には分厚い雲が・・・
太陽の頭がちょっとだけ分厚い雲の陰に隠れてしまっています。


あたりも徐々に明るくなってきます。


そして、太陽は分厚い雲の陰に隠れてしまった・・・


雲の隙間から差し込む太陽の光。


分厚い雲が・・・

因みに、これがEF-S10-20の最広角(10mm;換算16mm)。最初はあまりにも広角過ぎてどこまで画角に入っているのか見当がつかなかった・・・
なお、日の出のシーンの上の一連の写真を撮ったのはまったく違う望遠レンズ(EF55-200 F4.5-5.6II USM)です。



くるりと180度振り返ると比叡山が目に入ります。
うっすらと雪が積もって、いよいよ冬支度といった感じでしょうか。


上の写真の稜線上、中央からやや右手を望遠で切り取ると、比叡山延暦寺の東塔が見えました。肉眼じゃちょっと見えないかな。これまで気付かなかったし・・・

ということで、買ったばかりのレンズの試し撮りもでき、
しっかりと日の出を見ることが出来たので満足満足。

途中、霧雨が降ってきたことや、空のほとんどを分厚い雲が覆っていたために赤色~青~濃紺といったような美しいグラデーションを目に出来なかったことは、目をつぶっておきます。
次の機会に、ということで。

近畿地方>>滋賀県。



さてさて、いよいよ年の瀬。
ブログを始めて半年超。その間、お出かけをして撮りためた写真を、整理(できないままに)、選別をしつつ紹介してきました。それらの写真が、皆さんの印象に残ったり、お出かけ・旅行へのきっかけなどになったりしていると幸いです。
また、来年も自分のお出かけ・旅行の記録の整理をしつつ、皆さんに色々と紹介をできていければと思います。

ではでは、今年はどうもありがとうございました。
そして、来年もどうぞよろしくお願いします。皆さん、よいお年を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都大原2006冬(3)~三千院#2

2006-12-31 |  京都洛北
(写真:京都大原、三千院門跡のわらべ地蔵<京都市左京区>)

12/29に行ってきた京都大原。
前回からの続きです。
写真はわらべ地蔵。雪を被りながらも静かに微笑んでいる。


往生極楽院から朱雀門を望む。


往生極楽院の前の杉の木立ち。
一部分だけ雪が降り積もらずに、緑色の苔が見えていた。上方の枝ぶりが密になっているのだろうか。


わらべ地蔵。
雪をかぶって顔がよく見えなかった。
というか付けていたレンズのズームの限界。雪の中、レンズ交換する気にもなれなかったし・・・


池の水面には雪をかぶった木が写りこみ、池の水底には沈んで色褪せてしまったもみじの葉。
季節が移り変わったさまですね。

往生極楽院からわらべ地蔵の前を通って、弁財天の前をゆるやかな石段を登ると金色不動堂が見えてくる。
その手前にある休憩所では温かいお茶(しそ茶)をご馳走してくれる。紅葉の時期にもいただいたけど、雪の中を歩いてきたこの日はことさらにありがたかった。


休憩所の軒下から観音堂を望む。


観音堂。


二十五菩薩石庭。


観音堂の前から金色不動堂を望む。


椿の花。


一瞬、なんだろうと思ってしまった。
もみじの落葉に積もった雪。


売炭翁石仏の斜め向かいの岩の上にいたお地蔵さま。
紅葉の時期にみたときよりも、心なしか寒そうな顔をしている気がする。


客殿。

<<三千院(さんぜんいん)>>
住所:京都市左京区大原来迎院町540
拝観:8:30~17:00(3~11月)/8:30~16:30(12~2月)、拝観料700円
リンク:三千院HP.

<<京都>>洛北、大原。

(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都大原2006冬(2)~三千院#1

2006-12-30 |  京都洛北
(写真:京都大原、三千院門跡の庭園「聚碧園」<京都市左京区>)

この12/29に行ってきた京都大原。
前回からの続きです。
たったひと月前の紅葉の時期に来たことを思い返しながら、雪の中を歩いてきました。
写真は客殿から見る池泉鑑賞式庭園である聚碧園。


人気もなく静かなものでした。


表御門。
前回のトップの写真は、三千院に入る前に撮ったもの。この写真は、三千院をぐるりと見て回って出てきたときに撮ったもの。三千院を出る前くらいからちょっとだけ晴れ間が見えました。


表御門に飾ってあった門松。
お正月が近いことを実感する。


聚碧園。
人気(ひとけ)がないのもあるけど、とても静かな雰囲気。雪が降り積もる音が聞こえるよう、という感じでした。




聚碧園の池。
水面に映る雪をかぶった木と、池の底に沈むもみじの落葉。


宸殿から有清園、往生極楽院を望む。




往生極楽院の裏側に佇む石仏さん。
静かに風雪を受け止めていた。


往生極楽院。

<<京都>>洛北、大原。

(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都大原2006冬(1)~大原の雪景色

2006-12-30 |  京都洛北
(写真:京都大原、三千院門跡御殿門<京都市左京区>)

2006年12月29日に行ってきた京都大原。
前夜から強烈な冷え込みと雪の予報があったので、雪景色を求めて行ってまいりました。
結果的には、かなりな冷え込み(途中の道路沿いの温度計は0℃)と降りしきる雪とで期待通りの景色を楽しめました。
と言うか、予想以上に寒かったです・・・
写真は三千院門跡の御殿門。もう明後日にはお正月ですので門松が飾ってありました。年の瀬ですねぇ。

この秋、2006年11月末にも大原に紅葉を見に来てますのでそちらもご参照ください。1ヶ月でこんなに変わるのか・・・という感じです。
人出も比べるべくもなく。人影が入らない写真をどんどん撮れました。

さて、この29日は雪景色を楽しんできたのですが、実は朝起きると雪は全くないし空も晴れているよう。なんだ、期待外れかとばかりよそ事をしていると、空がどんどん暗くなっていき雪がぱらぱら。そこでようやく出かける決心がついたのでした。
最初は、まだ今年は行っていない東山方面を目指したのですが、出町柳まで出たところで東の山はまったく白っぽくなってなかったので、それならばと、出町柳から市バスで北へ北へと大原に足を伸ばした感じです。
京都の盆地から八瀬あたりの谷間部にくると、両側の山々が雪をかぶって白色に変わっていかにもな冬景色に。バスの乗客の半分強(くらいが観光客っぽかった)が「おおう」と歓声をあげていた。なんか期待が高まってきます。



昼過ぎにバス停に着いて三千院方面に。途中にある(春には)菜の花畑の様子。


途中で呂川を渡って大原を一望する。
まだ昼過ぎです。

この後、三千院、実光院、宝泉院と回って(これらは次回以降に紹介します)、夕方には帰途に着きますが、降雪の勢いは全く衰えていません。途中の景色は、昼に通ったときよりも積雪の厚みが増してますます白色になってました。


呂川沿いの道の風景。






昼過ぎに見た(春には)菜の花畑の様子。
昼にはまだ緑色の葉っぱが見えていたのに、すっかり雪に覆われてしまっていた。
(上から2番目の写真と比べてみてください)




帰りの市バスからの大原野の風景。
西の空(南の空)は明るく輝いてました。
そして、京都の街中に戻ってくると全くいつも通りの風景で雪の名残はなし。なんか大原での雪景色が本当だったのだろうかと思えてきました。

<<京都>>洛北、大原。

(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都洛西/金閣寺~2005冬#3

2006-12-29 |  京都洛西
(写真:京都洛西、金閣・鹿苑寺<京都市北区>)

2005年12月に行った鹿苑寺(金閣寺)。
前回からの続き。
金閣の上、安民沢の辺りにある丘(展望台だろうか?)から金閣を望む。
こういう景色に恵まれると、冬の京都巡りも楽しいですね。と言っているうちに、2006年12月29日の今日、金閣は今冬初めて雪化粧したそうです。自分は京都大原に行ってきました。もう、雪で真っ白(こんこんと降り続ける雪で辺りは薄暗かったのですが)でした。こちらも近日中に紹介します。


金閣を通り過ぎると、衣笠山の山腹(山麓?)を時計回りに登って、降りることになる。


龍門滝。


安民沢。左手の島にある塚は、白蛇の塚。


金閣を望む。
左手に見える屋根は書院(だと思う)。


金閣。
鳳凰が良く見える。


上の場所からほんの少しだけ上に上ると夕佳亭に着く。
その途中から安民沢を見下ろす。


夕佳亭を望む。


夕佳亭。




夕佳亭を過ぎて不動堂に。
この不動堂の右手、写真右奥に進む道を行くと出口へ。




上の階段を降りると、最初に入ってきた黒門へと出てくる。
黒門手前の茶店。
これは行きしなに見た、茶店のお姉さんが赤い傘を差している風景。

<<金閣寺・鹿苑寺(きんかくじ・ろくおんじ)>>
住所:京都市北区金閣寺町1
拝観:9:00~17:00、拝観料400円
リンク:金閣寺HP

<<京都>>洛西、金閣寺。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都洛西/金閣寺~2005冬#2(雪景色の金閣)

2006-12-26 |  京都洛西
(写真:京都洛西、金閣・鹿苑寺<京都市北区>)

2005年12月に行った鹿苑寺(金閣寺)。
前回からの続き。こういう景色に恵まれると、冬の京都巡りも楽しいですね。寒いですけど。
今回は鏡湖池に沿ってぐるりと金閣へと回り込みます。


金閣の手前に見えるのは、鏡湖池に浮かぶ葦原島。
朝日を浴び続けたせいか鏡湖池の真ん中から西側の水面の雪は融けていた。が、水面の氷はまだ融けていない。




金閣の三階。




金閣の真横から。




金閣の背面から。


金閣の背面から鏡湖池を望む。

<<京都>>洛西、金閣寺。

(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都洛西/金閣寺~2005冬#1(金閣雪化粧)

2006-12-25 |  京都洛西
(写真:京都洛西、金閣・鹿苑寺<京都市北区>)

2005年12月下旬に行った鹿苑寺(金閣寺)
この日の前の晩にめちゃくちゃ冷え込んで、朝になるとウチの周りも真っ白
「これは!!」
とばかりに出かけました。
期待のとおりに、雪化粧されたうえに晴れ渡った青空の下で金色に輝く金閣を目にすることが出来ました。最高です


西大路の市バスバス停の金閣寺道から。
京都駅から市バスに乗って北に進むにつれて、気持ちは期待でいっぱい。


鹿苑寺(金閣寺)黒門。
門の先は真っ白の世界。これはもう、どきどきものです。


黒門から総門への参道。




総門。
門の先、突き当たりに唐門。


総門をくぐった先の右手みえる舟形。


唐門のところの受付で拝観料400円を払い、パンフレットと御札をもらい中へと進む。
すると、鏡湖池の先に金色に輝く金閣が目に入ってくる。
この日は池の水面が凍りついた上に雪がうっすらとつもっており、いつもとはちがった趣き。写真中央の手前に真っ白に広がる部分が全て池。
その先に太陽を浴びて輝く金閣、そしてその先に広がる真っ青な空。
なかなか見れない景色だったと思います。

<<京都>>洛西、金閣寺。

(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彦根城#11(黒門、玄宮園)

2006-12-24 |  滋賀県
(写真:彦根城玄宮園<滋賀県彦根市>)

12/10(日)に行ってきた彦根城。
あれから2週間、クリスマスになってとうとう最終回・・・
前回からの続き(とはいえ、観覧順はちょっと違うんだけど)。
玄宮園は彦根城内曲輪の北東部にある大名庭園です。


黒門跡。
内郭北東面の門で、大名屋敷である楽々園、大名庭園である玄宮園に近い。


黒門から北側を望む。総石垣造りとなっている。
かつてはこの黒門~山崎郭は、直接に東側に琵琶湖の松原内湖に面していたため、内郭では唯一、総石垣造りの堅守の城壁としたようだ。


黒門から東側を望む。
こちらは、腰巻石垣に土塁になっている。


場所は変わって、黒門をくぐって南東に歩くと西の丸への登り口がある。
ここを登ると西の丸で本丸は目の前である。


檜御殿。
楽々園とも呼ばれるが、こちらの呼び名の方が良く使われるようである。
旧藩主の下屋敷。総檜造りの大書院であったためこの名が付けれた。
現在、一部工事中であった。彦根城築城400年祭に合わせて改修でも行っているのだろうか。


玄宮園。
藩主下屋敷(檜御殿=楽々園)に付随した庭園として文化10年(1813年)に再整備されて、玄宮園と名付けられた。
池泉回遊式庭園。
園内から彦根城天守がよく見える。往時は、着見台(月見櫓)、本丸の建物、天守、西の丸の建物がよく見えたのだろう。






築山(?)にかかる橋。
遊び、ですかね。


この日の午後は、西陽がきつくてきつくて。
こんな感じでした。
ウデのない自分は、西を向いて写真を撮るのに四苦八苦しました(失敗しまくりました)。


玄宮園から天守を望む。
上述したように逆光がキツい、つらい・・・


順光ならまあまあ。


順光でも明暗差が激しいと、つらい・・・


ということで、一日彦根城で楽しみました。
次に行くなら桜の季節かな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彦根城#10(夕暮れの表門口)

2006-12-23 |  滋賀県
(写真:彦根城、夕暮れの天秤櫓<滋賀県彦根市>)

12/10(日)に行ってきた彦根城。
前回からの続き。大手口から内濠沿いに表門口へと歩く。
写真は表門橋から少し内濠沿いに北に歩いたところから。


表門橋。
奥に見えるのは表御殿(彦根城博物館)。


井伊直弼大老像のそばにある二季咲桜。
冬(11~1月)と春(4~5月)の年2回開花するとのこと(案内看板より)。
遅咲きの桜は聞くけど、年に2回も花をつける桜はあんまり聞かないなぁ。




井伊直弼大老像。
言わずと知れた大老井伊直弼公。
彦根藩主から大老になった後、世の情勢、日本の将来を考えて1858年に開国を断行。しかしながら、1860年に世に言う桜田門外の変で命を落とした。

ちなみに、初代藩主である井伊直政(徳川四天王のひとり)はJR彦根駅前に銅像があるそうだ。


夕暮れの天秤櫓。
井伊直弼大老像のあたりから。写真左下にシルエットが見える。

いやいや、この日はお昼から夕暮れまで、ずいぶん長いこと彦根城内をうろうろしたもんだ。その割にはほとんど内郭部分しか見れていないから、まだまだ見所を残している・・・
次は春先、梅か桜の季節に来てみたいもんだ。


彦根城の平面略図。

<<彦根城(ひこねじょう)>>
別名:金亀城(こんきじょう)
所在地:滋賀県彦根市
築城者:井伊直政(築城年:慶長8年=1603年)
形状:平山城
遺構:天守・太鼓門櫓・天秤櫓・西の丸三階櫓・佐和口多聞櫓・馬屋・石垣・堀など
備考:
彦根城天守は国宝指定。天守は、天守・附櫓・多聞櫓から成る「複合式天守」である。

来年(2007年)は、3/21~11/25の期間「国宝彦根城築城400年祭」が催される。
それに伴い色々と準備されているようだが、夜間のライトアップもされているらしい。従来の白色のライトアップから、試験的に赤色のライトアップを試したようだが「城が燃える」ように見えて不評だったらしい。
何にせよ彦根城は遺構が多く残されており、見所にこと欠きません。せっかくの機会なので皆さんも足を運んでみませんか。

近畿地方>>滋賀県、彦根城。

(実は、つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彦根城#9(大手口)

2006-12-23 |  滋賀県
(写真:彦根城大手口、追手橋と大手門跡<滋賀県彦根市>)

12/10(日)に行ってきた彦根城。もうちょっと続きます・・・
前回からの続き。内郭の最北端にある山崎郭から内郭を反時計回りにぐるりと大手門まで歩きます。
写真は、彦根城大手口。内郭の南西にある。
彦根城の築城が1603年から始まった際、京都・大阪に面していたことから、大手として厳重な構えが敷かれた。追手橋を渡る際には向かい合う大手門多聞櫓から横矢がかけられ、その先に大手門枡形が控える、という形になる。


内郭西面の土塁。


堅堀と登石垣。
写真中央奥に見える石垣(水平に延びる)は、おそらく西の丸の石垣。
この防御施設によって、敵兵の斜面での水平移動を封じた。


登石垣の基部。
ここから斜面(右手)に向かって石垣が延びている。
ここには門が構えられ、やはり水平方向の移動を阻止した。


上写真の登石垣を越えると(南へ進むと)、梅林がある。
ここはかつては幕府の預かり米五万石が貯蔵される米蔵が立ち並んでいた。戦後になって紅梅白梅約600本が植えられた。


埋門跡。
ここは内濠に面し、水門となっていた。幕府からの預かり米を琵琶湖の水運によって輸送するために用いられた。


埋門跡から内郭を見返す。


大手坂。
大手門からここに至り、天秤櫓の足下に出る。
写真奥の中ほど、大手坂の突き当たりに見えるのが、天秤櫓の石垣。


大手門多聞櫓の雁木。
写真中央の右手に見える石垣は、大手門多聞櫓の二階櫓跡。




大手門多聞櫓跡のあたりの紅葉。
夕陽があたっていい色付きになってました。


大手門枡形より追手橋を望む。


追手橋より大手門を望む。
左折れの枡形になっており、やや珍しい(通常は右折れにする)。これは城の縄張りの都合であろう。


大手門多聞櫓跡。
追手橋に並行する形で設置されていた。この石垣の隅に二階櫓が設けられた。
多聞櫓跡の後ろ側(内郭の西面、大手門多聞櫓から山崎郭まで)には腰巻石垣と土塁が続く。


大手門から、さらに反時計回りに内濠沿いを歩く。
こちらは大手門と表門を結ぶ腰巻石垣・鉢巻石垣。もう少し内濠沿いに回りこむと表門橋に辿り着く。
ちなみに、正面にあるのは彦根東高校。お城の中(内曲輪、内濠と中濠のあいだ)にある高校である。

近畿地方>>滋賀県、彦根城。

(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にほんブログ村 国内旅行ブログ

Rio's Photo Album "千景万色"へようこそお越しいただきました。 応援のワンクリックお願いします→ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ