うちらのひとりごと。

酒と映画をこよなく愛する、多趣味な男(ことら)ときまぐれ女(こじか)のブログです。

ダークナイト ライジング

2012-08-22 22:10:32 | 映画
※当ブログは基本的にネタバレありで書いてるので注意してください。



実はバットマンはあまり詳しくありません。
プリンスが歌ってた時に、初めて認識したくらい。
その後のシリーズ「バットマン ビギンズ」は観てないし、「ダークナイト」は観逃したし…。
もっとも、「ダークナイト」は先日ハワイに行った時に機内で観れたんです。
この時観たのは「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」「キャプテン・アメリカ」「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
そして「ダークナイト」。
この中で、文句なしに一番面白かったのが「ダークナイト」でした。
故ヒース・レジャー演じるジョーカーは必見ですね。
ただ、後半グロい。
ゆえにこじかには「映画として、めちゃめちゃ完成度高くて面白いけど、お勧めはしない。」と言ってます。

ともかく、「ダークナイト」がかなり印象的だったので、こりゃ「ダークナイト ライジング」も観なきゃなるまいと思ったわけです。


いやー、圧巻でした。スケールがデカイ。
良くも悪くも「INCEPTION」の世界にバットマンが居る感じ。
…そりゃ、同じクリストファー・ノーラン作品だし、キャストかぶってるしなぁ…。
両作品とも、人が抱える「闇」に焦点当ててるんで、余計に似てるように感じましたね。
もっともこちらの方が「闇」は深いような…バットマン vs ベインなんて、本当に闇対闇だし。心理的に。

「バットマンじゃなくてもいい。でも、バットマンじゃないと成り立たない。」と感じました。
どういう事かと言うと、主役や世界をバットマンやゴッサムシティーにせずに、それこそ「INCEPTION」のように架空の主人公を据えても、十分に話が成り立つということです。
でも、バットマン=ブルース・ウェインやベインの人物設定を最大限生かしているので、やっぱバットマンじゃないと成り立たないという。
なので「バットマンの映画を観た。」という気は全然していません。
「凄いアクション映画の主人公が、黒ずくめのマスク男だった。」てな感じで。
「ダークナイト」はジョーカーのイメージが強烈だったんで、「バットマンの映画」って感じたんだけどね。

今回のブルース・ウェインはかなり痛々しいです。
前回のラスト以降引き籠もりになって、登場時は杖ついて足引きずってる。
「バットマンであることを隠すための演技?」と思ったら、ホントに身体ボロボロであるという。
更にキャットウーマン=セリーナ・カイルのおかげで破産。
ベイン出現のおかげでバットマン復活を決心するものの、ボロボロの身体カバーするためにハイテクギブスを装着。
ここで「あ、ホンマにボロボロやったんや。」と。
復活を巡って執事のアルフレッドに見放され。
それでも復活したものの、ベインにズダボロに叩きのめされ、「奈落」と呼ばれる監獄に落とされ。
もう一度復活して、今度はベインを叩きのめすもんの、次はミランダにナイフで刺され、最後は爆弾抱えて自爆…?

可哀想になりますねぇ…。
もっとも、「死んでないよ」という振りもあるんですが。
今回の新兵器「バット」の自動操縦装置。
ずっと「完成してない。」って言われてたんだけど、実はとっくの昔にブルースが完成させてたという。
となると、爆弾吊り下げたバットは実は・・・


たぶんこれで完結で、続編はないと思うけど、その気になったら出来そうな前振りがいくつか。
今回は若手警官のブレイクが活躍します。
(どこかで観たなーと思ったら、「INCEPTION」に出演。故に余計に「INCEPTION」ぽかったのかも?)
で、一連の騒動が終わって、バットマンの扱いに理不尽さを感じて辞職。
辞職後に本名を名乗るようになるんだけど、その名前が「ロビン」
彼はブルース・ウェインが去った後のバットケイブを探し当て・・・
…ロビンってバットマンの助手だよねぇ。なるほど~。


エンディングは正に「INCEPTION」でした。
冒頭、アルフレッドはブルースに自分の夢を語ります。
ブルースがバットマンの呪縛から解き放たれ、妻や子供と平穏に過ごしているという夢を。
で、エンディング。
どこかのリゾートでアルフレッドがふと目をやると、穏やかな表情のブルースが。
アルフレッドは満足そうな笑みを浮かべて、その場を去ります。
(手前に居たのはセリーナだよなぁ…?)
はたして、現実なのか夢なのか…。



とりあえず「バットマン ビギンズ」観なきゃですねぇ。
若干、人物関係が分からなかった…(おいっ)

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