※当ブログは基本的にネタバレありで書いてるので注意してください。
異常な程のハイテンションムービー「舞妓Haaaan!!!」どす~。
言わずと知れた宮藤官九郎脚本作品なんだけど、実は、当初は観るべきか観ざるべきか迷ってたんですよ。
「バカらしそう」(注:褒めてます)というのは分かってたんだけど、それ故、いまいち食指が動かなかったというか…。
でも監督が「花田少年史」の水田伸生。
「観て損はないんじゃないか?」ということで、劇場に足を運んできました。
今回行ったのは、なんばマルイのTOHO CINEMAS。
実はことらは初めて。
南街劇場の頃は何回か来てたんだけどね。
「スターウォーズ」「スーパーマン」「トップガン」「BACK TO THE FUTURE」は、全てここで観たんだよな~…って、何年前やねん。
上に行くまでのエレベーターの人の多さと、ロビーの混雑ぶりには少々辟易だったけど、設備の良さはさすが最新劇場でしたね~。
シートが広くてゆったり。
劇場は扇形になっており、どこに座っても見やすくなってる。
これでパークスシネマみたいに、肘掛けが左右で共用じゃなかったら完璧でしたね~。
上映前の前説には鷹の爪団が登場。
シュールに笑わせつつ、上映前の注意喚起。結構笑えます~
でもうちはヒッポコブラザーズ派やな~。
でもヒッポコは「前のイスを蹴らないように」とは注意してないんだよね。
鷹の爪団はこの注意喚起をちゃんとしてたので、その点は偉いっ。
そういえば「海賊版撲滅キャンペーン」の放映がなかったな…。
さてさて、作品の方はというととにかくハイテンション!!
観てるこっちがこっ恥ずかしくなるくらい、ハイテンション!(注:褒めてます)
バカ映画振りは「ナイト ミュージアム」の比じゃなかったです。
期待を大幅に上回って、容量オーバーするほどのバカ映画でした。(注:しつこいけど、褒めてます)
クドカン好きのうちらにとっては大満足の映画。
「アホや~。観て良かった~。」って作品でした。
ただ、クドカン独特の「バカらしさ」を受け入れられる人でないと、ちょっとツライかもしれませんねぇ。
「評判高いから観に行こう。」だけで観に行くと、エライ目に遭うかも知れませぬぞ~。
脚本は秀逸でも、それを生かせなければ意味がない。
その点で、水田監督はすごく上手かったです。
全編にわたって、独特の笑いの間がある。
最高だったのは、公彦(阿部サダヲ)と貴一郎(堤真一)の話し合い。
セリフを失念して残念なんだけど、公彦が熱々のお茶を貴一郎にぶっかけるも無反応。一言喋ってから突然「熱っ!!!」
その反応の遅さと熱がり振りに、みんな大爆笑~。
こういう間が随所にあるんですよ。
「管理人さんも一緒にどうですか?」
「え?いいんですか?ささっ、社長もあちらに吸収された方がよろしいですよ。うっしっしっし。。管理人さん?!!!」
みたいなね。
(セリフは適当です。覚えてない…)
色々と面白く見せるアイデアが盛り込まれてたのも印象深いです。
冒頭、公彦が主催する舞妓HPに、貴一郎が荒らしで書き込むシーンがあります。
字幕スーパー的に文字が画面上に並ぶんだけど、その文字を使っていっぱい遊びをしてる。文字が砕けて崩れ落ちるとかね。
「いいアイデアだな~」と感心したよ~。
擬音がすごく多かったのも印象的。
それら細かーい遊びが積もり積もって、全体的に楽しい雰囲気を作り上げています。
決してウザくない。
これは上手く作ったよな~。
…公彦は最高にウザいが。これは狙い通りなんでしょう。阿部サダヲ最高~!
今後「阿部サダヲ」と言えば、おかっぱ頭でブリーフ一枚ってイメージになりそうだ…。
そういえば猫田もブリーフだったな。。
あちこちで話題のミュージカルシーン。
確かに長い。
「一見さんお断り~♪」という唄を、ダンサーと共に延々歌ってるんだけど、これも後にちゃんとネタとして生かされてるのが、また面白かったです。
ミュージカルシーンの後、また行く先々で「一見さんお断り」の壁にぶつかる公彦。
凹んでお茶屋から出てきたところに「一見さんお断りダンサーズ」(?)が奥から颯爽と登場するも「出なくていいよ!!わかってんだよ!!」(だったかな?)と一喝。
「せっかく出てきてあげたのに…」ってな感じですごすごと引き上げる姿に、場内大爆笑~。
結果を出せばお茶屋に連れてってやると社長(伊東四朗)に言われる公彦。
がんばってがんばって結果出して、待望のお茶屋に行くも、下足番の一言で即入院。
公彦追いかけて舞妓の修行中の富士子(柴崎コウ)、頑張りすぎて即入院。
2人を診察する医者に、うちら2人は大爆笑~。
「ヤスオやー!!」って。
いや、北村一輝ですが。
「タイガー&ドラゴン」での「ヤスオ」の印象が強すぎてねぇ。
カマっぽい気持ち悪さが最高でした~。
そして、故・植木等さん。
粋な感じはそのままでした。
でも、さすがにお歳だから、あの滑舌の良さは無かったな…。
エンドロールの後の「植木等さん、日本に笑いと感動をありがとうございました」の字幕に、ちょっとウルッと。
これが遺作なのよね。
そういえば阿部サダヲは「無責任男」を意識したそうで。
はたして植木さんの後継者になれるか??注目や~。
堤真一がこんなにコメディこなせるとは、思いも寄らなかったです。
阿部サダヲとの掛け合いは、最高におかしかった。
かと思えば、ちゃんと深みのある演技もこなしてる。
「前半あれだけバカやってるのに、なんで後半は人情物語なんだ?いらないよ」なんて意見があるけど、それじゃ映画として成立しないでしょ。
クドカン物見慣れてる者としては、ああいう展開は当たり前で、「やっぱうまくまとめてるなぁ~」って感心するんだけどね。
ちゃんと「笑いあり涙あり」なんですよ。
まぁ、この作品には涙は無いが。
で、その人情部分には、やっぱ阿部サダヲではキャラが違うというか。(失礼)
堤真一のキャスティングは絶妙だと思いました。
つーか、スタッフもあんなにコメディ出来るとは思ってなかったようだが。
とにかく、間が絶妙で、ハマる人はとことんハマる映画だと思います。
しかもちゃんと映画してる。
「テレビの特番でええやん」って作品ではないです。
頭空っぽにして観ましょう。
観終わった後も空っぽですが。
どんな人が観に来てるかとても興味あったんだけど、意外なことにお歳を召した方が多かったんです。
しかも、一人で来てるオヂさんが多かった。
何が目当てだったんだろう?
阿部サダヲファン?(んなこたーない)
吉行和子?
あ、舞妓目当てかー!!(ホンマかいな)
異常な程のハイテンションムービー「舞妓Haaaan!!!」どす~。
言わずと知れた宮藤官九郎脚本作品なんだけど、実は、当初は観るべきか観ざるべきか迷ってたんですよ。
「バカらしそう」(注:褒めてます)というのは分かってたんだけど、それ故、いまいち食指が動かなかったというか…。
でも監督が「花田少年史」の水田伸生。
「観て損はないんじゃないか?」ということで、劇場に足を運んできました。
今回行ったのは、なんばマルイのTOHO CINEMAS。
実はことらは初めて。
南街劇場の頃は何回か来てたんだけどね。
「スターウォーズ」「スーパーマン」「トップガン」「BACK TO THE FUTURE」は、全てここで観たんだよな~…って、何年前やねん。
上に行くまでのエレベーターの人の多さと、ロビーの混雑ぶりには少々辟易だったけど、設備の良さはさすが最新劇場でしたね~。
シートが広くてゆったり。
劇場は扇形になっており、どこに座っても見やすくなってる。
これでパークスシネマみたいに、肘掛けが左右で共用じゃなかったら完璧でしたね~。
上映前の前説には鷹の爪団が登場。
シュールに笑わせつつ、上映前の注意喚起。結構笑えます~
でもうちはヒッポコブラザーズ派やな~。
でもヒッポコは「前のイスを蹴らないように」とは注意してないんだよね。
鷹の爪団はこの注意喚起をちゃんとしてたので、その点は偉いっ。
そういえば「海賊版撲滅キャンペーン」の放映がなかったな…。
さてさて、作品の方はというととにかくハイテンション!!
観てるこっちがこっ恥ずかしくなるくらい、ハイテンション!(注:褒めてます)
バカ映画振りは「ナイト ミュージアム」の比じゃなかったです。
期待を大幅に上回って、容量オーバーするほどのバカ映画でした。(注:しつこいけど、褒めてます)
クドカン好きのうちらにとっては大満足の映画。
「アホや~。観て良かった~。」って作品でした。
ただ、クドカン独特の「バカらしさ」を受け入れられる人でないと、ちょっとツライかもしれませんねぇ。
「評判高いから観に行こう。」だけで観に行くと、エライ目に遭うかも知れませぬぞ~。
脚本は秀逸でも、それを生かせなければ意味がない。
その点で、水田監督はすごく上手かったです。
全編にわたって、独特の笑いの間がある。
最高だったのは、公彦(阿部サダヲ)と貴一郎(堤真一)の話し合い。
セリフを失念して残念なんだけど、公彦が熱々のお茶を貴一郎にぶっかけるも無反応。一言喋ってから突然「熱っ!!!」
その反応の遅さと熱がり振りに、みんな大爆笑~。
こういう間が随所にあるんですよ。
「管理人さんも一緒にどうですか?」
「え?いいんですか?ささっ、社長もあちらに吸収された方がよろしいですよ。うっしっしっし。。管理人さん?!!!」
みたいなね。
(セリフは適当です。覚えてない…)
色々と面白く見せるアイデアが盛り込まれてたのも印象深いです。
冒頭、公彦が主催する舞妓HPに、貴一郎が荒らしで書き込むシーンがあります。
字幕スーパー的に文字が画面上に並ぶんだけど、その文字を使っていっぱい遊びをしてる。文字が砕けて崩れ落ちるとかね。
「いいアイデアだな~」と感心したよ~。
擬音がすごく多かったのも印象的。
それら細かーい遊びが積もり積もって、全体的に楽しい雰囲気を作り上げています。
決してウザくない。
これは上手く作ったよな~。
…公彦は最高にウザいが。これは狙い通りなんでしょう。阿部サダヲ最高~!
今後「阿部サダヲ」と言えば、おかっぱ頭でブリーフ一枚ってイメージになりそうだ…。
そういえば猫田もブリーフだったな。。
あちこちで話題のミュージカルシーン。
確かに長い。
「一見さんお断り~♪」という唄を、ダンサーと共に延々歌ってるんだけど、これも後にちゃんとネタとして生かされてるのが、また面白かったです。
ミュージカルシーンの後、また行く先々で「一見さんお断り」の壁にぶつかる公彦。
凹んでお茶屋から出てきたところに「一見さんお断りダンサーズ」(?)が奥から颯爽と登場するも「出なくていいよ!!わかってんだよ!!」(だったかな?)と一喝。
「せっかく出てきてあげたのに…」ってな感じですごすごと引き上げる姿に、場内大爆笑~。
結果を出せばお茶屋に連れてってやると社長(伊東四朗)に言われる公彦。
がんばってがんばって結果出して、待望のお茶屋に行くも、下足番の一言で即入院。
公彦追いかけて舞妓の修行中の富士子(柴崎コウ)、頑張りすぎて即入院。
2人を診察する医者に、うちら2人は大爆笑~。
「ヤスオやー!!」って。
いや、北村一輝ですが。
「タイガー&ドラゴン」での「ヤスオ」の印象が強すぎてねぇ。
カマっぽい気持ち悪さが最高でした~。
そして、故・植木等さん。
粋な感じはそのままでした。
でも、さすがにお歳だから、あの滑舌の良さは無かったな…。
エンドロールの後の「植木等さん、日本に笑いと感動をありがとうございました」の字幕に、ちょっとウルッと。
これが遺作なのよね。
そういえば阿部サダヲは「無責任男」を意識したそうで。
はたして植木さんの後継者になれるか??注目や~。
堤真一がこんなにコメディこなせるとは、思いも寄らなかったです。
阿部サダヲとの掛け合いは、最高におかしかった。
かと思えば、ちゃんと深みのある演技もこなしてる。
「前半あれだけバカやってるのに、なんで後半は人情物語なんだ?いらないよ」なんて意見があるけど、それじゃ映画として成立しないでしょ。
クドカン物見慣れてる者としては、ああいう展開は当たり前で、「やっぱうまくまとめてるなぁ~」って感心するんだけどね。
ちゃんと「笑いあり涙あり」なんですよ。
まぁ、この作品には涙は無いが。
で、その人情部分には、やっぱ阿部サダヲではキャラが違うというか。(失礼)
堤真一のキャスティングは絶妙だと思いました。
つーか、スタッフもあんなにコメディ出来るとは思ってなかったようだが。
とにかく、間が絶妙で、ハマる人はとことんハマる映画だと思います。
しかもちゃんと映画してる。
「テレビの特番でええやん」って作品ではないです。
頭空っぽにして観ましょう。
観終わった後も空っぽですが。
どんな人が観に来てるかとても興味あったんだけど、意外なことにお歳を召した方が多かったんです。
しかも、一人で来てるオヂさんが多かった。
何が目当てだったんだろう?
阿部サダヲファン?(んなこたーない)
吉行和子?
あ、舞妓目当てかー!!(ホンマかいな)
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