Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

令和2年年報

2020-12-29 22:22:11 | 読書
しばらく読書日記はお休みしていました。
久しぶりに記録しておきます。

1.時空大戦1「異星種族艦隊との遭遇」
2.時空大戦2「戦慄の人類殲滅兵器」
3.時空大戦3「人類最後の惑星」
4.時空大戦4「勝利への遙かなる旅路」
ディトマー・アーサー・ヴェアー 月岡小穂訳 早川文庫

4冊通しての感想(ネタバレ大注意)。
古き良きスペースオペラの香りがする。
スーパーマン役はA.I.。
時間を隔てた通信という仕掛けが面白い。また、過去に行くのはA.I.のみっていう設定がいい。
人間を過去に送って歴史改変してしまうのでは、いままでの作品と同じになってしまう。
映画化やアニメ化はちょっとしんどそう。だって人類負けてばっかだし。オオカミやアリのほうがめっちゃ強い。

5.ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ 新潮社

これ面白い。
個人主義民主主義の体制の国で生きるよさと大変さがわかります。
多様性を認めて、どんな出自の人も共存していく社会を作っていくのは、いろんなところでコストがかかるんだけど、
それを端折らないでしっかりやっているところがイギリスって凄いなと思う。
旧大英帝国の底力、ってところか。

6.君が夏をはしらせる 瀬尾まいこ 新潮文庫

これ、「あと少し、もう少し」の後日譚。
でも駅伝の話じゃない。
子育てを体験した人ならわかる感満載だと思う。
しかも、あの大田くんが、というところで、読者が2倍楽しめる仕掛けになっている。
大田くんの今後の高校生活が充実したものになることを願います。

7.春、戻る 瀬尾まいこ 集英社文庫

不思議なテイストの物語です。
自分でも封印してしまったつらい記憶が、何か月もかけて(見えないところで)癒されていって、
最後に表面に浮かんできたときは自分がそれを受容できるようになっている。
そういう心象風景を描くの、瀬尾さんとても上手い。素敵。

8.青くて痛くて脆い 住野よる 角川文庫

学生時代の光と影。
自分にとっても、光と影というのは学生当時のサークル活動だったりするわけで、痛みを伴ったデジャブ感がありましたね。
めんどくさいけど、痛みも伴うけど、人ときちんとかかわっていく、誠実であるべき、ということなのでしょうね。
そこに価値を置いたほうが、いろんな意味で、良い人生を生きることになるのではないか、と思います。

以上です

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本投稿で2020年のラストになります。
ステイホーム。皆様よいお年を。
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