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鍼灸の保険適応を考える。

2005年08月18日 | Weblog
僕の肩書きは「はり灸師」です。
で、いままでと言っても半年無い位だが、
大きな失敗はない。
上手くいったケースも多々あるが、やっぱ病院と言う環境がなせる業であるとも思う。
何故なら、普通の鍼灸院だと、一回の施術は3,500円から6,000円が相場。
しかし、病院だと500円から1,000円の実費治療が相場。
なかには100円なんて所もあるそうで。。。または無料の所も。。。
保険が使えないから自由診療で実費なので値段は好きに設定できるからそんな値段が付くわけ。
そうすると、普通の鍼灸院だとせいぜい月に2回が金額的に上限かと。。。
ところが病院だと、週2~3回は可能。
経過が追える訳です。
そうすると、僕が結果を出した来た患者さんを月2回の施術で今の結果を出せたかと言うと、多分無理だったと思う。
そうすると、実際自分で開業した時の事を考えると、保険を使ったはり治療を考える必要があるなぁと。。。
実際問題として、はりの保険はハードルがある。
まず、医師の同意書がいる事。
医師がはり治療が妥当でしょう!と言わない限り保険が使えない。
次に手続きが面倒。。。
僕は正直知りません。。。
次に儲からない。。。
これは、鍼灸施術を保険でやる場合、すでに金額が決められていて、
どんなに一生懸命やってもやらなくても、時間をかけてもかけなくても受ける金額は同じ。
確か、記憶が正しければ3,000円に満たなかったと記憶している。
調べたら1,520円だ。少ない。内患者負担456円その内さらにある団体に手数料を引かれるから。手元に1,500円以下らしい。。。
そんなことはどうでも良いとして、患者負担が約500円ならば、継続して経過を追え、治療方針も立てやすいのではないかと思った。
確かに儲からないかもしてないが、目的を持って治すのであらば保険治療も選択肢だと思う。
でも、もう一つハードルがあって、鍼灸の保険適応疾患が決められていること。
1神経痛、2リウマチ、3頚腕症候群、4五十肩、5腰痛症、6頸椎捻挫後遺症
これだけ。。。
1と2は意外と抜け道で意外と幅が広い。
4と5はやっぱ多いと思う。
そうすると、これだけでも結構当てはまる人は多いのではないかと思う。
最後にもう一つのハードルは、同じ名前の病名で病院で治療を受けた場合、病院に保険点数を持っていかれ、鍼にお金が来ない。
つまり、医療併用の禁止なんですね。
要は、鍼は現代医学では治し難いものに限るわけで、ドクターが治せるならそっちが優先。なにも鍼でなくても良いじゃん!!となる訳です。
と言ってもですね、患者さんの事を考えると保険も考えないといけませんね。

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