これはもう幾人が何遍もそこここで話し合ってるかもしれませんが
電車の優先席
ありますよね?
いつ始まったかも国内でどんだけメジャーな制度かも分からないし、そういえば異国はどうだったかも覚えてませんが、私の周りに張り巡らされてる路線には全部あるんじゃないかなと。
んで
"優先席があるなら普通席は譲らないのが普通"になるのは当たり前の流れだと思うのです構造上は。
そこをどういうつもりでみんな生きてるのかなと(テーマが壮大)。
おそらく設置企画を話すときに議題には上がりましたよねこれはかなりの確率で。
行程内に存在する問題ですもん。
・何もしないと譲る率は基本10%だけど、でも空気感や状況の影響を受けやすいから30%になる可能性も想定の範囲内
・優先席を作ることにより譲る率は15%になるけど「座りたいなら優先席付近に行けばいい」という論理を内部成立させやすくなり上振れしても18%程度
このニ択で優先席を作る方を選んだのだと私は思っているのですがどうなんでしょう。
譲る率の操作も必要ですが、そもそも空いていれば"座る必要性が高い人"が電車内で座れる確率はさらに上がるわけです。
(最終的にはこの確率を上げたいわけですから)
優先席が空いてて立っていても通常席が空いたら座る人いますもんね。
座りたいと言うちびっ子に大人が「そこは駄目」と指導してたのも見たことありますし。
こちらの軽い禁忌感の演出の方がメインなのかもしれません。
教えて鉄道に詳しい方!
なんでこんなん改めて思ったかというと、ヘルプマークってあるじゃない?
これもどんだけ国内、世界にシェアされてるか分かりませんがその啓蒙広告が中吊られてまして
色々書いてありましたが
"困っていたら声をかけてあげてください"みたいなことも書いてあったんですよ。
まるで同じ構造です。
ヘルプマークを付けていない人が困っていても声をかけなくていい事象を認定することにはなるけど、集団のトータル幸福度は上がると。
困っている状態の判別が分からんってのも似てますね
席を譲った方がいい人なのか分からない
怒られたり遠慮されたり無視されたりして気まずい思いしたくないですからね
寝たふりしたり自分も体調悪い風でいたほうが楽です。
そのまま優先席話に戻すと
「"席譲ってもらえるとありがたいです"って札付けとけよ、そうすれば全然譲る」
という意見も出てくるでしょう。
これはそれ以外を排除する構造は同じなのは当たり前ですが、人間同士の機微をどの程度まで考えないでいいかって新たな問題も出てくると思います。
楽ですけどね。
しかし機微能力は育まれにくくはなります
(失敗が減りますから)
構造は同じですからもちろん優先席を作るときもあったでしょうが、相似として同じなだけで規模は違います。
考えないで済む構造をどこまで用意するか
先人様達が欲望の赴くままに頑張りましたから、明日の食料、隣村からの襲撃とかを考えないで済むようになりました。
(ここには飢餓が… ここには内紛が… そこの現人様達頑張れ!)
不考の陣を敷くことにより幸福度はグングン上昇。
しかしどこかで集団内の幸福度が下降する境界線があるはずです。
が
境界線はとてつもないです
集団をどこで区切るかで話が全く変わりますから
集団外の幸福度を下げて集団内の幸福度を上げる方法が基本なのはそう大きくは変わってないと思います
そして常に色んなとこで境界線を引いたり引き直したりして線内の幸福度を上げるように動いてます
もちろん最小単位はゼロ(自分ですらない)
これはお伽話レベルだから無しとして、最小単位は自分、最大レベルは今のところ宇宙(まだ地球か?)
人によっては他生物、無機物、想像物にまで範囲広げて絡み合ってんですから多次元過ぎてもう考えたくなくなることも普通でしょう。
明日飢餓で死ぬ人が100人助かる代わりに明日電車内で思いっきりうんこ漏らすことになる場合その話受ける?ってことなります。
う〜ん、私は受けないですね。
おっぱい