TAWAGOTO BLOG

独断と偏見でバレーを語るブログです。最新情報をイチ早くお届け!

●グラチャン2005女子3日目第3試合「日本×ブラジル」

2005年11月18日 23時22分18秒 | グラチャン女子
日本0-3ブラジル(17-25 19-25 15-25)

素直な感想としては予想通りの展開、ながらもそれなりによく
戦ったのでは??完全ブラジル優位のまま終わるかと思って
いましたが、第3セット途中はブラジルをあわてさせ、精神的に
与えたプレッシャーによるミスも出させましたし。日本の
センター線が全く機能しなかった割には頑張ったと思います。

正直ブラジルは去年の五輪スタメンメンバーはゼロ。にも
かかわらずこれだけ強いというのはあっぱれ。こんなにも
世代交代が著しいにもかかわらず成功したチームは私の知る
限りではないんですが・・・今日はバレスカの出番もほぼなし。
というかバレスカがスタメンだった中国戦の2セットを落として、
彼女が下がった3セットを取り返して勝っていますし、その
面でもチームとしてかなりまとまってきています。グランプリ
からメンバーがほぼそのままなのはブラジルぐらいですから、
今大会でより完成度が高いのも納得です。それに今日は
3Dバレーをすることなく勝てたわけですし、ブラジルの
本当の強さを見せることなく今日は終わってしまいました。
もっとクイックも使えただろうに使う必要もなかったわけで。
そして日本をよく研究し、徹底的に木村にボールを拾わせて
いました。それだけで彼女のバックアタックという選択肢を
減らし、あとは大山・杉山の2枚に絞るだけ。常にブラジル
ペースだったと思います。大体日本を封じるための方法は
もう明らかですもんね。明日の中国も同じ事やれば楽に
勝たれてしまうんだろうなと思います。

日本も菅山が思ったより攻撃が通用しましたね。一方的に
なりかけたところで踏ん張ってくれました。韓国戦で吉澤を
出したのは今日のための準備運動を兼ねているんだろうと思って
いましたので、ひょっとしたらスタメン??と思っていましたが、
第1セットで狙われまくった木村に代わって第2セットから登場。
彼女にバックアタックを打たせたり、大山の打たせる位置も
変えたりと工夫もしましたが小手先だけの変化は通用せず。
それと気になるのが竹下のトス。縦位置からのカメラワークが
全くといっていいほどないので何とも言えませんが、サイドへの
トスが短くてクロスにしか打てず高いセンターと勝負せざるを
得ない場面が多々あったようにいもいます。大林が解説してた
ストレートをしっかり押さえられていたせいもあるかも。そう
なるとどこも抜けないという事で、どうしようもないと言わ
ざるを得ないわけで・・・詰まる所これが実力差。そしてカットが
崩されるのは当然わかりきっている事。その乱れたカットを
どう修正するかが竹下の仕事だと思うのですが、というかそれが
出来ないなら別に竹下にこだわり続ける必要もないし、木村に
やらせたほうがマシかも、と思えるくらい。来年再来年と国内で
結果を出さなければならない大きな大会が続く中で、やはり
竹下以外のセッターを起用しながら戦うのは難しいし、ゴールデン
ぶち抜きで放送されるであろう世界選手権・ワールドカップを
新しいセッターで戦うことは考えにくいし、そうなると北京も
やはり竹下。現時点で上位チームとこれだけの力の差を見せ
付けられているわけで、監督自身も木村のセッターはロンドンに
向けてはありえても北京は竹下と考えているのではないかと
思います。あくまでも勝手な推測ですが。大山はまずまず決めて
いたと思いますが、時々「なんでそんなところにいてるねん!」
という守備位置がありました。まぁ今以上の事を彼女に求めるのも
なんだかねぇ。。。って感じで。腰はまだ良くないようです。
親にもはっきりと「まだ痛む」ともらしているようです。情報
ツウで取り上げられていました。そして杉山はねぇ・・・今日は宝来を
入れても良かったかなぁと。杉山にちょろちょろ走らせてシャット
くらうくらいなら大山に打たせてドシャットくらうほうがまだ
ガマンできます。ちなみに全日本の赤ユニって2002年以来じゃ
ないですか??柳本体制になってから紅白戦とかでは着ていました
けど、これくらい大きい大会で着ていたのは久しぶりだと思います。
2003年のWGPで着てたかも・・・

日テレに言いたいのは、もう少しカメラワーク何とかならんのか。
決めた選手を映さなかったり、というか誰が決めたのかわかって
ないシーンも多々。ブロックも止めていない方の選手があたかも
止めたかのように。もおっとリプレイが欲しいし、縦位置の
カメラも欲しい。まぁ放送時間1時間半は明日もそれで十分なの
かもしれませんが、それでも延長ないなら2時間は欲しいな。
ゴールデンの人気番組を飛ばさずにバレーも既存番組もどっちも
放送しようなんてしないでさぁ・・・アジア選手権放送したりと
ちょっとはバレーに力を入れてると思ったのですが・・・

あと今日は東京に比べて会場の雰囲気もまだ良かったような。
東京大会はホントに盛り上がりが伝わってこなかったのですが、
ひょっとするとカッツンファンよりも以前からのバレーファンの
方が多かったからなのかなぁと思ったりも。ジャニタレファンが
多かったらもっとキーキーキャーキャーの声が飛び交うと
思うのですが。正直会場を盛り上がっているように見せるなら
ジャニファン多いほうが有効だと思います。ちょっとしたこと
でも新鮮なわけで、吸い込みもブロックしたかのように見えて
しまう人たちが多いほうが会場は熱気ムンムンに見えるんじゃ
ないでしょうか。視聴率稼ぎや会場の雰囲気作りは、その好き
嫌いは別としてノウハウはフジの方が豊富かと思いますが、
まぁそんな必要性もまったくないわけで(^^;;;もっとバレー
という競技の面白さを知った上で楽しめる方が増えてくれるのを
望むばかりです。なーんて優等生ぶってみたり(^^;;;

さぁ明日も2日連続同じような試合にならないことをただただ
祈るばかり。。。ブラジル以上に中国からセットを取るのは
厳しいぞ!!!


今日のblogランキングは何位かな?
↑1日1回1クリックのご協力を賜れば幸いですm(_ _)m
またいつもクリックしていただいている方、本当にありがとう
ございますm(_ _)m
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●グラチャン2005女子3日目第2試合「アメリカ×ポーランド」

2005年11月18日 15時24分49秒 | グラチャン女子
アメリカ3-1ポーランド(25-20 21-25 25-20 25-19)

【スタメン】
アメリカ:スコット・ハニーフ・バックマン・バーグ・メトカフ・
 クロフォード・L=
ポーランド:スコブロニスカ・ムロズ・ベルチク・シフィエニエビッチ・
 ミレツ・グリンカ・L=ゼニク


ここまで2連勝で勢いのあるアメリカに対し、1勝1敗ながらも
気迫がないというかあんまりやる気が伝わってこないポーランド。
序盤3-3の場面でグリンカの3連続スパイクミスで6-3。しかし
アメリカのミスからスコブロニスカが連続で決めて6-7。グリンカの
調子が上がらないのでここしか上げられないわけですが。。。
ミレツが決めて7-8でポーランドのテクニカルタイム。取って
取られてで逆転また逆転の展開なもののミスが多い。ポーランドも
一度は10-13と離すもののグリンカが決まらず12-13。13-14の
場面でグリンカに代わりゼブロフスカIN。そのゼブロフスカが
バックアタックを決め14-16。アメリカはこの大会あまり当たって
いないクロフォードに代えてウィルキンスIN。17-17と追い付かれ
ミレツに代えてロスネルIN。ゼブロフスカの活躍で逆転に成功し
17-18。19-18とアメリカ逆転でグリンカ再びIN。ちょっと今日の
実況はしゃべりすぎと言うかゼッターランドがしゃべってる途中に
割り込むもんだから感じ悪い。そこからしばらくゼッターランドが
自分からしゃべらなくなってしまいましたが・・・(^^;;;グリンカを
戻してからも流れは変わらず一気に24-19とセットポイント。
最後もグリンカのサーブミスで25-20。ちょっと集中していない感じ
ですかね。表情も冴えません。

第2セットもスタメンは同じメンバー。このセットも相変わらず
解説をブチ切る実況。序盤は一進一退で6-6。ミレツに代わり
バンベルIN。このセットのグリンカはまずまずで8-10。さらに
彼女のサービスエースで8-11。8-12となりアメリカタイムアウト。
ここまでのサーブレシーブ成功率はポーランド59.4%に対し
アメリカ22.6%・・・それでもハニーフが当たっているので数字
ほど点差が離れていませんが。9-14となるもスコットを基点に
攻め立て11-14。しかしムロズのサービスエースなどで11-16。
スコットを動かせないようにやらしい位置にサーブを打って
います。メトカフのミスで11-17。ウィルキンスはなかなか
決定率が高いようですね。15-18と追い上げポーランドタイム
アウト。このウィルキンスは193cmだそうです。各国ともに
大型で若い選手がどんどん出てきていますね。若手起用の
機会が多い五輪翌年とはいえ、今年は過去にないくらいどの
チームもいい選手が続々出てきていると思います。日本は
どうでしょう??今年に入って芽が出てきた若手はいないと
いうか、監督が積極的に使っていないと言うこともあります
けど。大山・荒木・木村といますけどもう2年目3年目ですから
特に目新しさもないですし。そうこうしているうちに21-24と
ポーランドセットポイント。最後はスコブロニスカが決めて
21-25。アメリカは今大会初めてセットを落としました。

アメリカはここまでスコットが11得点で最多得点ということで、
ここまでの2試合でのハニーフ・メトカフの打点を考えると
苦しい展開になるのは仕方がないのでしょうか。ハニーフは
第1セット良かったのに第2セットでは失速。ハニーフのサービス
エースで3-1としこのセットは波に乗るかと思いきやサーブミス。
スコブロニスカもサーブミスで6-4。彼女のサーブは年々弱く
なっているような。2003年のW杯のときは手が付けられない
くらいのサーブを放っていましたし。そういや彼女のサーブで
大逆転勝ちしたのがアメリカ戦でしたね。あの時はホントに
すごかったです。確か全勝のアメリカに初めて土をつけたのが
ポーランドだったような。話は戻ってこのセットはサーブ・
ブロック好調のアメリカが14-11とリードをキープ。アメリカの
レシーブが再び崩れ15-15の同点。ウィルキンスが2枚ブロックを
打ち切って16-15。20-17となりポーランドタイムアウト。
ゼッターランドも言ってましたが、セッターをシリバから
ベルチクに戻したチェンジが裏目にでたか。この後も小刻みに
メンバーチェンジをしてアメリカのリズムを切ろうと試みるも
最後もスコットのサービスエースで25-20。

第4セットも序盤は一進一退。取っては取り返されての連続で
8-7。11-9と開いたところでシフィエニエビッチに代わり
ミレツIN。それでも流れは変わらずミスが出て16-11。一気に
突き放しにかかるアメリカ。ポーランドがバタバタし始め
5連続ポイントで17-11。せっかく手に入れたサーブ権も
サーブミス。ナイスレシーブからチャンスボールが返って
来るにもかかわらずバンベルのスパイクが大きくアウトで
19-12。さらにハニーフの強烈なスパイクが突き刺さり20-12。
途中下がっていたグリンカが戻りサービスエースもあって
20-15。後半ハニーフにボールを集め23-18。メトカフが決め
24-19でマッチポイント。最後もポーランドにスーパー
レシーブが出たもののメトカフが決めて25-19。これで
アメリカは無傷の3連勝。最終日の日本戦がメダル争いに
なるのではなんて思っていましたが、明日のアメリカ×
ブラジルが優勝に向けての大一番になりそうですね。負けた
グリンカもTVカメラに向かって投げキッスをしてるくらい。
もうちょっと悔しがれよ!!

さぁあとは日本×ブラジル戦ですが、見所はいかにサーブ
レシーブが崩されないか。グランプリで善戦したのはあまり
データのない菅山の活躍とブロック力があったから。そして
高橋が何とか切ってくれていたのでそれなりの戦いが
出来ていたわけで、今のように機動力のない攻撃では
最低でも1枚半~2枚付いてくるブラジルのブロックシステムに
面白いようにかかるだけ。隙あらば3枚付いてきますから
さすがの大山もそう簡単には打ち抜けないでしょう。いかに
崩されず、そして相手のレシーブを乱して多彩な攻撃を
単調にすることができるか。そしてブラジルは試合を通して
ずっと好調ということは滅多にないので、そこを突いて
連続得点できるか。日本はこれまでの2戦でも弱点をさらけ
出しているので、何か目新しい策がないと良くて1セット取る
程度に留まると思います。おとといの試合も勝ったものの
監督に絞られ涙目で試合していたジャケリネがあのまま
終わるとは思えませんし、苦戦は必死。ちびっこレフトで
挑めばそれなりの戦いになるかもしれませんが、もうそんな
日本はいいので最後まで大山・木村を使い続けるという
今大会の目標を最後まで押し通して、がんばれニッポン!!


今日のblogランキングは何位かな?
↑1日1回1クリックのご協力を賜れば幸いですm(_ _)m
またいつもクリックしていただいている方、本当にありがとう
ございますm(_ _)m
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●グラチャン2005女子3日目第1試合「中国×韓国」

2005年11月18日 12時16分16秒 | グラチャン女子
中国3-0韓国(25-18 25-17 25-19)

【スタメン】
中国:ヒョウコン・リュウアナン・ソキンレイ・シュウソコウ・リエン・
 チョウペイ・L=チョウナ
韓国:キムヨンギョン・イヒョヒ・ハンソンイ・チジュンヒ・キムセヨン・
 チョンデヨン・L=クギラン


中国はいつものスタメン。それに対し韓国は久しぶりにチョンをライトへ。
そしてセンターにはキムセヨンに変わって入ることの多かったチジュンヒが
入っています。ということで今日はファンヨンジュはベンチスタート。
立ち上がりからいいラリーが続き、粘った韓国がうまく押し出し0-1。
中国も序盤からチョウペイを積極的に使っています。そしてソキンレイの
サーブで6-4となったところで早速タイムアウト。今日の解説は寺廻氏。
彼もイチオシのキムヨンギョンは現在高3で国内リーグにも後半から
出るんだそうです。韓国にミスが続き9-5。今日もキムヨンギョンは
守備でも大活躍。12-8となったもののチョンデヨンがライトから連続で
スパイクを決め12-10。ただ中国もサイドのソキンレイ・リエンが
おとといと違ってかなり決まっているのでその分楽な展開。アメリカ
にはかなり拾われたりワンチ取られていましたが、大型化したとはいえ
ここまでブロックゼロの韓国には余裕で抜けています。キムセヨンは
もうちょっと何とかならんのかいな(^^;;; クイックもセンターセミも
非力だしコースもイマイチ。終盤一気に中国が抜け出し24-18。最後も
ソキンレイのバックアタックが決まり25-18。なんか変に中国を復活
させてしまうと明日の日本戦はいやぁ~な感じですね。

第2セットはファンヨンジュを起用。ライトのチョンデヨンも悪くは
ないんですが、キムセヨンがダメダメなんでそこにチジュンヒを入れて
チョンをセンターに戻す布陣。4-1となったところでセッターを
イソラにチェンジ。10代が3人の若い編成。しかしそれでも流れは
変わらず7-1。8-2となり中国のテクニカルタイム。とりあえず
打っとけば決まっているので楽ですなぁ。というか韓国のブロックが
バラバラ。いくら大型化しても独活の大木状態。少し流れを取り戻した
かに思えたもののサーブミスなどガマンできず17-12。やはり中盤
以降一気に中国の強さを見せ付けていますね。相手のミスを見逃さず
そこを一気に引き離すのはさすが王者。キムヨンギョンのがんばりで
3点差まで詰め寄るもののそれが限界。ミスや不本意な判定で23-16。
最後もソキンレイがブロックアウトで決め25-17。やはり韓国では
中国相手に役不足な感じは否めないですね。このまま獲得セット
ゼロのまま大会を終えそうな気がするのですが・・・本来ならワイルド
カードとしてイタリア・ロシア・キューバ辺りがもっと面白い大会に
なるのでしょうが、日本の全敗を避けるためにはカモが必要なので
仕方ないですね。

第3セットはキムセヨンIN。ファンがいますのでチョンに代わっている
ようです。1枚でもしっかり止めてくる中国に対し1枚ではどうする
ことも出来ない韓国。ソキンレイに余裕を持ってブロックアウトを
狙われているようでは・・・中国はこのセットキムヨンギョンに対し
3枚ブロックで対応。8-6で1回目のテクニカルタイム。中国はこれまでの
2戦と違ってプレッシャーを全く感じずに戦っているでしょうね。
ソキンレイのバックアタックが面白いように決まっていますが、
キムヨンギョンも負けず劣らずのバックアタック。またムードもいいし。
韓国は大事に育てたい選手でしょう。14-8の場面での長いラリーは
見ごたえあり。韓国が良く拾ってハンのスパイクで14-9。ファンが
決めて14-10とするもののやはりここまで。レシーブが乱れだすと
18-12と一気に突き放され苦しい展開。19-13の場面でリエンに代え
オウイメイIN。彼女も腰を痛めているようです。もう中国はそれほど
複雑なコンビを見せていないんだけど22-14。オウイメイのミス、
シャット、シュウのスパイクアウトで24-19と四切連続ポイントを
あげたものの、最後はイソラのサーブがアウトでゲームセット。
終始中国が圧倒し、韓国に付け入る隙を与えない横綱相撲でした。
ヨウコウを出す必要もありませんでしたし。まぁ韓国も負けは
したものの笑顔で記念撮影もしてますし、そういやおとといの
ポーランドもグリンカは終わってから笑ってましたから、それほど
入れ込んだ大会ではないのがわかると思います。グランプリの時の
方がもう少し緊迫感はあったかな。同じように2連敗した時の中国の
表情も明らかに違います。その辺でもなんだか寂しい大会ですな。


今日のblogランキングは何位かな?
↑1日1回1クリックのご協力を賜れば幸いですm(_ _)m
またいつもクリックしていただいている方、本当にありがとう
ございますm(_ _)m
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする