AZオーディオレビュー

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航空機の席にある2.5mmイヤホンジャック(?)は使ってはいけない

2012年05月31日 | ヘッドホン、音響関連
出張でイタリアに行くことになった

アムステルダムへの飛行機の中で。オランダ航空で三角みたいなイヤホンジャックがあって、備え付けのイヤホンを差し込めば聞こえるが
普段高級ヘッドフォン、イヤホンを聞きなれた僕に対してはどうしても聞きなれなくて、ついに禁断の手を出してしまった。
普通のイヤホンを変換なしでジャックに差し込めば片方だけ音が出すが、なんとその三角の頂点に昔のノキアの携帯でよく使われていた普段イヤホンジャックより一回り小さく2.5ミニのマイクロジャックがあった。
たまたま俺はその3.5ミニ→から2.5ミニの変換フラグがもってたお陰(?)で手持ちのソニーMDR-EX1000をあれで変換して機内のイヤホンジャックに差し込んだ

ん?なんで一瞬だけノイズしか聞き取れない?映画止まってる?おかしいな...
さらに手持ちのプレイヤーに差し込むと、依然として音が出ず
まさか!?
そうだ、イヤホンはいかれてました!!!
電圧?まさかイヤホンジャックを擬態して実は交流100vだったりして?
電流?でもイヤホンを壊すような電流であれば、絶対聞こえるはず
とにかく、EX1000は犠牲になった
ユニットが壊れたかケーブルだけ壊れたが分からない
ケーブルだけなら、5000円程度で済ませますが、本体だと多分修理代は平気で2万以上行っちゃいます
イタリアに到着して、やっとネットが使えるようになったら
いろんな資料を調べて、多分(?)原因が導びかれた
あのマイクロイヤホンジャックは、多分ユニバーサル基準のノイズキャンセーリングヘッドフォンのジャックだ、NCヘッドフォンのため最小でも五極端子になってる、しかも電源供給もついてるため、六級になる可能性が高い
なるほど、ショットになっちゃいました
普通のミニイヤホンプラグは3極しかなく、それぞれはグランド(GND)と右(R)、左(L)の音声信号になっている、そのユニバーサルNCヘッドフォンの場合は
多分 GND,R(出力),R-MIC(入力),L(出力),L-MIC(入力),VCC(電源、多分5Vか12V)
普通、入力用の回路に出力用デバイスを差し込んでも何の問題もありません
実際、ソニーのNC機能搭載のウォークマンもNCイヤホンと普通イヤホンと両方を使えてる
問題は、その電源供給VCCだ
3極プラグの極性間隔が広いため、VCCとGNDか直結した
イヤホン本体自身は抵抗として見なされ、その許容能力は150mW、300mWだったりする
それ以上の電圧、電流が走れば壊れるが、それなに大きい爆音も出るはず
でも今回は爆音なし焼かれた場合、電流はその抵抗に走ったを想定するのは難しい
たとえ提供電圧が5V、電流が500mAにすると、抵抗値32ohmのEX1000単体に流すと
5000mV/32ohmでも大体170mAしか発生しない、つまり壊れなれないこと
普段イヤホンの電圧は2VRMSだが、いきなり5Vになっても長く使わない限り多分壊れない
問題は、やはりショットである、VCCとGNDが直結して抵抗なしの状態で大きい電流が走った
電流の量にもよるですが、あまり大きい電流だと回線は高熱状態になって焼かれちゃう
それでケーブルだけ犠牲になったを判断するのか?それはまだ分からないこと
EX1000備え付けのショートケーブルを交換すれば直ちに生存か犠牲かを分かるですが
この文章を作成している時点ではまだ帰りの飛行機便の途中で確認できなかった
VCCとGNDを直結して、OFC7Nのケーブルは無抵抗状態で極めて高熱になって
問題は、EX1000ユニットの音響レジスタと磁石に付いたコイルは大丈夫かどうかの問題
多分、50%かな
と言ってもEX1000のケーブルも相当太いし、物理的に焼かれるのも難しい...
多分、壊れたな本体は...
EX1000の本体交換費用は23800円になり、無料修理して貰えば有難いが
多分自腹になるだろう、うぬぬ
今回の教訓として、飛行機のイヤホンジャックを舐めないこと
イタリアで散々やられてましたが、でも自分の好奇心で大金を損するのは切なかった
いいかもう一回言う、機内で手持ちのいいヘッドフォン、イヤホンで効きたい場合
素直に公式の変換プラグを使え、持ってない場合は大人しく諦めること
じゃないと痛い目に合うぞ
それでは

追記:EX1000は本当に壊れたorz


ミヨシ MCO 航空機オ-ディオ変換アダプタ デュアルジャック MBS-AD35


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