カット

もう何年もしてなかったのに。
卒業できたと思ってたのに。

泣きたいのに思ったより泣けなくて、それが余計に苦しくて。
泣けない代わりに、切りました。


昔の傷跡を後悔してるから、残らないように。少しだけ。
久しぶりだから、昔程の勢いも無い。そんなダサい切り方。この年で切った時点でダサいのだけど、一人で居ても泣けないことが辛かった。


まだ、卒業できてなかったのね。
早く終わろう？
こんなクソみたいなこと。

秋の始まり

8月。
モヤモヤとしていた。真実を知りたいと思っていた。そんな中、仕事は繁忙期で慢性的に忙しくて、痩せこけた私は体力的にもギリギリで過ごしていた。


7月の死にたいモードからは解放されたけど、相変わらず体力的にも、精神的にも余裕が無くて。若干ハイになることもあったけど、それはそれで問題だし、調度いい塩梅というものが見当たらない感じだった。


8月の終わりに差し掛かった辺りからは、冬うつモードの匂いを感じ取り始めた。まだ昼間の気温は高いけど、日照時間が少しずつ早まってきている。そして、朝晩の気温が下がってきている。この感覚、私が苦手なやつ。


怖い。冬うつモードが怖い。
ズルズルと呑み込まれてしまいそう。