さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

失敗から学ぶ

2015年10月28日 20時46分05秒 | Web log
昨日、ジョナサンが半泣きで帰ってきた。

携帯をバスの中で落として、気づかずに下車。
気がついたときにはもうバスは遥か彼方。

もしかしたらバスが終点に到着するまえに車で追いつくかもしれないと
思って急いで車に乗り込んで終点に向かったけれど、ダメでした。

本人もわざと落としたわけではないのだから叱っても
あまり意味がないし、本人もこの世の終わりのような感じで
落ち込んでいる。

出来る限りのことをして、見つかるのを待つしかない。

でも、残念ながら、ここは日本じゃないのできっと
見つからないと思うのだけれど。

私が携帯を失くしたわけではないのに、自分のことのように
落ち込むし、そしてイライラする。

中学生が持つには高額な携帯電話だった。

持たせるときも「どれだけその価値が分かっているのか?」
と思ったりもしたけれど...信じて持たせることにした。

一年持たなかった(泣)

失くした本人を責めたところで意味はないと分かっているので
いろいろ言いたい気持ちを抑えて、自分の過去を振り返る。

わたしはあまり物を失くさないほうなので、紛失についての
失敗は少ないけれど...この点に関してはマイクの紛失事件は
数知れず。

でも、わたしは、それ以外の失敗は多くしている。

何の怪我もなかったけれど、車で派手に物損事故を起こした
こともある。

大学生のとき、県外に住む友達の悩み相談かなんかで一晩
電話で話しを聞いて5万円近い請求書を母に払ってもらったこともある。

結構いいバイクを買ってもらって、2年くらい乗ったけど丁寧に
扱わなかったから下取り価格が半値以下だったとか。

その度に母には本当に迷惑をかけた...

成長に失敗はつきもの。

親としては懐が痛いし「なんで落としたの???」と言いたくなるけれど....
子供が失敗したり、痛い思いをしたりすると、まるで自分のことのような
気持ちになるから、子供に失敗してもらいたくないというのは親心なのか
どうなのか。

でも、自分がそうだったようにどんな子も失敗を繰り返して学んでいく。

失敗は避けられないし、失敗を恐れていたら、何も始まらないのよねぇ。

「失敗は誰でもするし、ジョナサンもこの失敗から何かを
学んでくれればそれでいいんだよ。自分の命が無事で人を傷つけたり
さえしなければ、それで十分。」と何度も言い、わたしの
失敗談も色々話しました。

ま、実際のところ、わたしは懲りない性格というか、失敗しても
心の底では案外ケロリとしているようなところがあって
「学ばない女」だったのですけれど...

ときどき、ここまで無事に生きてきたことを不思議に思う
ときもあります。

そういうところは似て欲しくないなぁと心から思います。

署名

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