のほほ~ん あかんぼちゃん待ち暮らし


不妊治療3年→37歳で自然妊娠→
無事出産で育児日記

満州引き上げと沖縄戦

2007-12-18 21:39:39 | 育児生活
赤んぼちゃんが生まれてから思うのです。
こんな幼い子を抱いて、満州から命からがら逃げ帰った「母」(私の母じゃないですよ)
日本で唯一の沖縄戦で幼子を抱いて、逃げ惑った「母」

言葉では言い表せないくらい大変だっただろうなぁって。

きっと食料なんて無しに等しいだろうし、生きるか死ぬかの非常事態で、おっぱいなんて出なくなってるだろうし、赤んぼちゃんは、むずかって泣き喚くだろうし・・。

ドラマを見ていても、洞窟や防空壕に潜んでいたら、赤ん坊が突然泣き出し、兵隊が迷惑だから外へ出ろ!といっているシーン。
母子に死ねと言っているようなもんだ。
戦争だから、他人の事はかまってられないのかもしれないけれど・・。
自分は死んでも、幼子だけは助けたい!と思う「母」の気持ちがよくわかる。

満州からの引き上げで、命からがら帰船にたどり着いたものの、背中におぶわれた子供は、既に息絶えていて、何日も経過しているようだった・・などと本でも読むが、絶対に一緒に帰る!と強い想いがあるんだろうな。

私は、体験していないけれど、その時代、本当に大変だっただろうなと思う。
自分一人さえ、守れるかどうかなのに、赤ちゃんを守るなんて本当に本当に大変。

生まれるまでは、かわいそうだなぁ・・と思っても実感がなかった。
けど、今は「なんと大変なことか・・・」と心から思う。

今は、平和でよかったな。